日本の哲学者って政治とか世間に対して無関心だと感じます。
特にそう感じるのは、第二次世界大戦のときに西田幾多郎や和辻哲朗は
何にも政治的な発言(自分の知っている限りですが)をしていません。
戦争反対、政府反対を公言した知識人は内村鑑三と柳宗悦だけです。
あろうことか西田の哲学は「国家に奉仕する哲学」となっていました。
しかも1945年に(戦中か戦後かわかりませんが)国民栄誉賞を貰っています。
欧米の知識人は政治的発言、もしくはそれに対する意思表示、行為を
していたのに対し、日本の哲学者はあまりにも無関心だと思います。
皆さんはどう思われますか?
もしこれらについて知識のある方は書き込みをお願いします。
日本語がおかしい。。。
読みにくくてごめんなさい。
3 :
考える名無しさん:02/08/28 01:30
あの時代は政治に口出すと特高が来たからね。
江戸期の儒学者なんかは儒学そのものが政治的色彩を帯びているから
政治は第一の課題でしたよ。そういった意味ではあの時代は異常だったような
気がしますね。戦後はどんな奴でも知識人と目される連中は政治的発言をしているようです。
しなくてもマルクス主義と無縁の人は物凄く少ないから、勢い政治的な問題を
考えざるを得なかったのではないでしょうか。戦後はマルクスを読まないと
馬鹿扱いされていたという話を聞いておりますが。
4 :
考える名無しさん:02/08/28 01:31
マルクスがバカだものな。にっちもさっちも。
5 :
考える名無しさん:02/08/28 02:49
どうにも、ブルドッグ。ワン!
戸坂潤とか中井正一とかはどうさ。
>>6 はっきり言えば国際的な地位はゼロ。「日本の」と呼ぶに値しない。
和辻哲郎は、戦争中なにか発言していないの?
いちおう京都学派だけど、近代の超克派とは、距離を置いていたのでしょうか?
>>8 和辻はかの倫理学の性格からでしょうか、共同体万歳っぽいことになってます。
京都学派の傍系である三木清も「協同主義」とか言い出すわけで、
似たようなものかもしれません。
10 :
考える名無しさん:02/08/28 11:50
戸坂潤の仕事は今から見ても一級といってよい。
ただし、幾分ジャーナリスティックな嫌いはあるけれど。
>>7 それを言い出したら、国際的地位のある日本の思想家って誰?
ってなことになると思うが。
ぱっと思いついた候補
幾多郎? 九鬼周造? 尾高朝雄? 福本和夫?
やはり、これってのはいないぁ。
>>10 胴衣。俺はそのジャーナリスティックなとこまで、反映論っぽいのが
好きだが。「思想としての風俗」とか。
>>12 いや、自分もジャーナリスティックな身軽さが彼の強みだと
思うんだけれどね。
>>10 彼の初期は結構退屈。カントを読み込んだら楽しくなるのかもしれないが。
ジャーナリスティックなのは、今和次郎よりおもろい。
彼の悲惨な死に合掌。
>>14 彼の認識論まわりが、あまり面白くないのには同意。
当時、世界的にかなり力を持っていた新カント派の文脈とかを知ったら、
もう少し正当に評価できるのかも知れないけれど。
京都学派の批判とかを読むと、日本にもまともな批評家がいたのだ、と
救われる気分になる。
16 :
考える名無しさん:02/08/28 12:14
確かに彼は「批評家」かも。もちろんよい意味で。
唯研なぞに関わらねばよかったのに。
京都学派への批判というのは、彼以外ほとんどやってないんじゃないか?
高山岩男とか突っ込みどこ満載なのに。
どうでもいいが、さる先生が授業中に
コーヘンだ、ナトルプだ、リッケルトだ、とか連呼してたのが印象的。
新カント派はある世代までは強烈に作用してたんでしょうなあ。
彼も今ではヴィトゲンシュタインとレヴィナスの研究してるみたいだが。
少なくとも戦後の京都学派批判は、「翼賛思想だ」って感じで
読まない(ための)批判だったりするしね。
まともに正面から、というのは少ないかも。
最近はカッシラー再評価の動きがあったりするとも聞くけれど。
どうなんでしょうね。
18 :
考える名無しさん:02/08/28 12:28
>>17 カッシーラーってそういえば新カント派ですね、もともと。
しかしルソー論ぐらいしか読んだことないっす。
戦後編まれた京都学派思想家たちの著作集に
翼賛系のがまったく収録されていないことには驚く。
西谷啓治『国家観と世界観』とか
高坂正顕『民族の哲学』とか。
最近の京都学派ブームだったら、そのうち復刊されるかも(藁)
何せ『世界史の哲学』が出るんだからねえ。
>>18 カッシラーなんかは意外に柔軟なところがあったりして、
別にやっていることが直接戸坂とつながるわけではないけれど、
ちょっと新カント派について、考えなおすきっかけにはなる気がします。
たしかに、世界史の哲学がでたことには驚いた。
当時の版と比較チェックはしていないけれど、別に削られてないよね?
まあ、あの本全体が激しいので、いまさらだけれど。
意外に地方の古本屋に行くと、戦時中の本が安くあったりして、
「思想戦」の一端を垣間見るのも楽しい(っていうか、変わっていないことに
欝にもなる)。
20 :
考える名無しさん:02/08/28 12:48
>>19 まあA級戦犯が首相になれる国だから(極東裁判の是非はさておき)。
公共の名のもとにファッショ化が進んでいるのも気にかかるが。
詳細はともかく
「対英米宣戦と共に疾風迅雷の如く開始せられた大東亜戦によって、
旧き近代の世界秩序を打破し、新たな世界秩序を建設しようとする精神は・・・」
ってな、大東亜共栄圏もろ正当化の序文が削除されてなかったし、
多分完全復刻でしょう。
高山が『教育哲学』とかいう本を出してたのはビビッタ。
フーリエの教育論よりすごそうだ。どうした、球川大学出版部。
一方で黒田寛一を必死に出してるこぶし書房も謎だが。
カッシーラーは新カント派とは思えない面白さだった。
かつて読んだヴィンデルバントなぞとは大違いだ。
認識論はあまり興味ないんで、新カント派は当分いいかな。
21 :
考える名無しさん:02/08/28 13:00
>>20 小林よしのりと教科書グループが分裂して、少しだけ(本当に少しだけ)
議論する空間が広がった、というのは希望的過ぎる観測にしても、
チト最近の状況は怖いね。
ああ、たしかにそれだと編集はしていなさそうですね。
一応、昔もとのやつを図書館でコピーしてあるので、
いつかチェックしようとは思っているんだけれど。
黒田はたしか英語版もでていたような。
海外で読まれているんだろうか。
そういえば、広松渉の最後の文章は、どの著作集にも入っていないんだったっけ。
「今こそ新たな大東亜共栄圏を」ってやつね。
22 :
考える名無しさん:02/08/28 13:39
>>21 朝生で、西尾幹二が和田春樹に「君はアカだろ!」といってたのはワラタ。
『戦争論』が出た頃(よしのりのね)、早稲田の学生で読了した200人のうち
60%が賛同とか答えてたのは、寒気した。「わからない」を含めると70%
ぐらいじゃなかったかな。ナチが合法政党だってのを思い出したよ。
若者のモラルが、というけど、俺は政治的に鈍磨している若者の方が怖い。
旧版『世界史の哲学』の今、安いっすよ。この前小田急の古書店で500円だった。
見たとこ、どこでも大体1000円以内でおさまる。
俺は『世界史的立場と日本』が欲しい。
23 :
考える名無しさん:02/08/28 13:47
続き
廣松のは入ってないっす。ありゃ岩波の怠慢ですな。
思うに彼は単なる反米主義者だったんでは、と。
まかり間違えば、分析哲学の大家だったかも知らん。
黒田は梯明秀の弟子らしいから、まあ西田左派の系列なんでしょうなあ。
『読書のしかた』しか読んだことないんで、わからんが。
だがこの本、獄中での読書の方法論で、いや時代ですなあ、と感心してたら
まだ新本で出てんの。すげえや。
しかし主体性理論の思想家は意外に難解で驚いた。梅本とか吉六とか。
24 :
考える名無しさん:02/08/28 14:07
>>22 「モラル」と「政治的に鈍磨」は一部ではつながっているんだろうね。
自分以外のことについては「知らね〜よ」という形で。
他方で、ある種の素朴さへの回帰があって、社会的なものへの関心は
あるのだけれど、それがとても単純な回路に回収されてしまう。
『世界史の哲学』今はそんな値段で買えますか。安いね。
25 :
考える名無しさん:02/08/28 14:15
>>22 弟子筋が、朝日に「あれなかったことにできませんか?」と行ったという
本当かうそかしらないうわさも聞くし、小林秀雄の「三つの放送」のように
なるのかも。
情況が出してる選集にも入っていないよね、たしか。
渋い名前が続くなあ。
加藤正は、たしかに「歴史に消されてしまった思想家」としては面白いのだけれど、
期待していたよりは素朴な科学主義だったかも。
まあ、斜め読みなんだけれどね。
こぶしや現代思潮社はZが抑えてるからね。
クロカン派と現場派の分裂はあるようだけど。
関係ないけど『評伝 一若き黒田寛一』の売り文句がワラタ
「独自性と革命性において比類のない業績を持ち、
著名であり有名であり高名でもある一方、
爛熟し拡散した大衆社会下の大衆文化中では、
ほとんど知られていないという二面性を持つ
孤独な探究者・黒田寛一の評伝。」
27 :
考える名無しさん:02/08/28 15:05
渋い応酬が続きますね。
暑気払い(夏厨払い?)になる良スレです。
28 :
考える名無しさん:02/08/28 17:01
梯明秀って、今ではどういう位置づけなんですか?
29 :
考える名無しさん:02/08/28 20:13
>>22 それって30年前に同じアンケートを早稲田の学生にとったら反対が70%
いくだろうね。つーか、もっといくね、九割はいくかも。
政治的に鈍磨しているんじゃなくてまともなバランス感覚身につけてる
んだよ、若者は。それとオヤジどもの世代と違ってファッションで政治
を語らなくなっただけ。
30 :
考える名無しさん:02/08/28 20:29
まともなバランス感覚、かどうかは正直微妙。
31 :
考える名無しさん:02/08/28 21:31
たしかに微妙(w
だけど全共闘とその残滓よりはまともと断言できる
しかし、政治(この場合、体制側という意味で)に与したらアウチ
だってんなら、あちらの大哲学者と呼ばれる人物たち、アリストテレス、
カント、ヘーゲル、ハイデガー(?)等はどうなる?
33 :
考える名無しさん:02/08/28 21:50
>>1 いろんなタイプの哲学者がいてもよいと思われる。
>>21,22
著作集14巻(岩波)の
「東北アジアが歴史の主役に ?日中を機軸に「東亜」の新体制を」
ってのが、それだと思うんだけど。。
35 :
考える名無しさん:02/08/29 01:23
>>25 加藤正も出とりますな。読んだことないんだけど、概説ではタダモノ論から党派性を
批判した人みたい。まあ唯研とかの党派性は半端じゃないからなあ。古在由重がいくら
マルクス主義者たちの楽園みたいに唯研を回想しても、眉唾モンだ。
>>26 すんません、Zってなんですか?
運動史はかなり不得手なものでして。
しかしこの紹介文だと、
「新生し集中したプロ独下のマルクス主義文化中では、
著名であり有名であり高名でもある」とでもいいたげだ。
36 :
考える名無しさん:02/08/29 01:27
>>28 西田左派から出発。主体性理論の源流みたいにいわれる。
ただ詳細に検討したことないんで今ひとつ謎。
>>29 いやね、鈍磨ちゅういいかたが変だったら、ナチュラルな国家主義っていうんかね。
国家があって個人がいるっつうような、国家の存在および国民であることを自明視
して疑うことがないんじゃないか、と。想像的なるものを実体化しているというかべきか。
バランス感覚は結構なんだが、単にそれが個人の自己保存の裏返しとしての国家の自明視、
私が安全であるためには国家が必要である→国家を守らねば、みたいなものが、あくまで
無自覚にある気がしてならんのですよ、体験的に。
37 :
考える名無しさん:02/08/29 01:31
>>34 入ってたか! スマヌ見落としくさい。
今度ガコ始まったら図書館で確認する。
入ってなかったと思ったんだがなあ。
1週間ぐらい前の読売。コボちゃんが載ってる頁の一番でかい記事で、
「標準語」なる用語が普通に登場。いいんけ?
>>34 あ、ほんと?
どうもありがとう。
勘違いしてたかな。
記憶違いでなければ、そのタイトルだったはず。
>>25 まあ加藤正がいなければ宇野の理論もなかった可能性もあるわけで、
主体系の議論が多かった中で科学主義をとなえていた、というのは
時代的には、それなりに意味があったのかもしれない。
柿本昭人が、アルチュセールにひきよせて小文を書いていたのは面白かったけれど。
欧州の哲学者って政治とか世間に対して首をつっこみすぎだと感じます。
特にそう感じるのは、第二次世界大戦のときに西田幾多郎や和辻哲朗は
何にも政治的な発言(自分の知っている限りですが)をしていないのに
責任まで問うてくることです。
戦争反対、政府反対を公言した知識人は内村鑑三と柳宗悦だけです。
あろうことか西田の哲学は「国家に奉仕する哲学」となっていました。
しかも1945年に(戦中か戦後かわかりませんが)国民栄誉賞を貰っています。
欧米の知識人は政治的発言、もしくはそれに対する意思表示、行為を
していたのに対し、日本の哲学者はあまりにも立派だと思います。
皆さんはどう思われますか?
もしこれらについて知識のある方は書き込みをお願いします。
41 :
考える名無しさん:02/08/30 14:56
42 :
考える名無しさん:02/08/30 15:02
分析哲学者だって、
アメリカでは政治的発言を普通にするんだが、
日本では政治性の遮断のために使われてしまうね。
43 :
考える名無しさん:02/08/30 15:45
寺田寅彦が「西欧の真似ではなく、日本独自の科学を」と陸軍に提唱。
↓
永田鉄山、寺田に同意しそのころ議案になっていた石井四郎の懸案を採用。
↓
関東軍防疫給水部隊の前身設立。
44 :
考える名無しさん:02/08/31 06:59
中島義道!
45 :
考える名無しさん:02/09/02 11:54
んなこたぁない
46 :
考える名無しさん:02/09/03 10:58
敗戦直後,西田幾多郎全集が出たときには,
2日前から岩波書店の前に行列ができたんだってね.
(ダワー「敗北を抱きしめて」に写真が載ってた.)
47 :
考える名無しさん:02/09/03 22:29
昭和22年初版。定価100円。
手恷。虫『新宝島』
サルトル『嘔吐』
田村泰次郎『肉体の門』
三木清『人生論ノート』
なんかがベストセラー。
一方で山口判事の餓死事件なんかある。
これが約60年前とは思えんよ。
48 :
考える名無しさん:02/09/04 04:42
対馬忠行が戦時中に翼賛系の本を書いてたのは驚き。
49 :
考える名無しさん:02/09/04 05:41
>>35 遅レススマソ。革丸です。
メットがね「z」だったんです。
なんでzなんだかぼくも知らないんですが。
ところで古本屋で戸坂潤の全集1.5万円で置いてあったんですが、
買うべきですかね。>どなたでも
50 :
考える名無しさん:02/09/04 07:48
51 :
考える名無しさん:02/09/04 07:50
「和」ブームか?ブームはブームで終わるわな。
俺の知ってる奴でも尺八やってる奴がいる。
そいつ元々はギタリストでさ、俗耳に入りやすそうな
流行りのフランス思想とか囓っていたわけよっ。
ギター?粋だのぅ。フランス思想?頭いいと思われたいんかい。
でも所詮才能もないし、頭のいい奴じゃない。
単に奴のまわりに頭のいい奴がいただけの話。てめぇーはちゃうで。
ギタリストは山ほどいる…フランス思想は理解できない…。
でもって尺八へ転向。何故か?やってる奴が少ないから。
名を挙げやすいだろうという安易な考えでね。
そしていきなり日本思想。禅だ、民俗学だ、って感じに。
奴は「西洋かぶれ」等と、西洋の音楽、思想を学ぶ人間を悪罵。
見事やのー。
じぁー、翻って、お前は日本の音楽、思想の何が分かるんじゃい。
そもそも教養のない奴だからまぁそれも分からない。
雅楽についても何も知らぬ。民謡然り。
禅思想なんて西洋思想より遙かに難しいのにねぇ。馬鹿かね。
この男は単なる俗物だよ、流行りに迎合する。
そんな俗物が、芸術とか言うから滑稽だね。こいつの特技は思い上がること。
でももう歳だし(27歳。そろそろ誕生日かな)、
尺八やるしかないのかね、一生。勘違いしたまま。
奴は今東京の下町に住んでいる。「ノスタルジーを感じる」といいながら。
ノスタルジーって、つまり、元々いたところに帰りたいという気持ちやンか、
てめぇは西日本の人間やないか、って言ってやりたい。
節操のない、自意識過剰の豚の豚のお話。
覚悟のない奴はヤメトキナ。尺八。
>>51 どうした?やなことでもあったのか。よしよし。
53 :
考える名無しさん:02/09/04 08:10
>>51 訳わからん。
この前新宿で尺八がメインのバンドが演奏してたぞ。
OAS/Sとかいったかな。
クリムゾンのストリングを尺八に変えたみたいな感じだが、
すげえよかったよ。警察に捕まってたけど。
54 :
考える名無しさん:02/09/04 08:15
>>49 ありがとさんです。
革マルでしたか。あそこらは複雑でよくわからん。
戸坂全集は別巻付きの6冊揃なら買いじゃないですか。
別巻なし5冊なら1万円以内で時々売っていますよ。
ただし別巻は定価3000円で新本屋にて普通に買えるんで
慎重な検討が必要か、と。
55 :
考える名無しさん:02/09/04 14:32
>>50 >>54 どおもーヽ(´ー`*)ノ。
別巻抜けだったような気がします。とりあえずエポケーですね。
56 :
考える名無しさん:02/09/06 14:07
池田浩志読んだが結構すごかった。
色気がないんだけど。
57 :
考える名無しさん:02/09/06 14:40
小島威夫ってどう?
「世界創造の〜」とかいう本がけっこう迫力あったよ
哲学者が政治に関わっても碌なことねーよ。
59 :
考える名無しさん:02/09/06 23:44
政治家が政治に関わっても碌なことねーよ。
60 :
考える名無しさん:02/10/01 22:57
しかしすべての行為は他者と関わる限りで政治的なものになりうるからな。
61 :
考える名無しさん:02/10/12 15:50
お前が何も理解していないことだけは理解できた。
62 :
考える名無しさん:02/10/12 16:24
戸坂の『日本イデオロギー論』品切れ。復刊してほしいよ。
63 :
考える名無しさん:02/10/23 15:55
>>62 こぶしの『戸坂潤の哲学』はまだ入手可。『日本イデオロギー論』は半端にしか入ってないけど。
古本屋で全集の二巻を探すのもいいのでは。時々1500円ぐらいで出てるよ。
こっちは『イデオロギーの論理学』『イデオロギー概論』も入っててお買い得感あり。
64 :
考える名無しさん:02/10/23 16:40
>>62 神田の古本屋で『日本イデオロギー論』500円で買ったよ。
探せばあるんじゃない?
65 :
考える名無しさん:02/10/23 17:16
戸坂潤の妙味はやはり『思想としての文学』にあると思うのだが。
目立たんがイイ本です。
66 :
考える名無しさん:02/10/23 17:37
ところで、日本の哲学者で、西欧の物まねでなくて独創的な思想を展開している人で、どんな人がいる?
67 :
考える名無しさん:02/10/23 17:55
>>66 未だに、こんなことをいわなあかんのは悲しいが、幾多郎。
哲学者という胡乱なカテゴリーを抜きにしたら
柄谷とか、木村敏かね。
68 :
考える名無しさん:02/10/23 17:59
立ち現れ一元論の大森荘蔵とかは?
あるいは廣松渉とか?
69 :
考える名無しさん:02/10/23 18:02
廣松ってそんなに独創的ですか?
『存在と意味』だったか、メルロ=ポンティそっくりだと思ったのだが。
彼のマルクス研究には素直に敬意を払う。
大森は未だに読んだことが無い。
>69
お前が読んだかどうかなんて
どうでもいいわけだが
71 :
考える名無しさん:02/10/23 18:07
73 :
考える名無しさん:02/10/23 19:08
九鬼周造の『いきの構造』は構造主義の先駆をいえなくもない。
>先駆をいえなくもない。
先駆をなしていたといえなくもない。
今村仁志の評価って、どんなものなんでしょう。
最近知ったのですが。
あと、清沢満之は、日本独特と言えそうな気がしますが。