柄谷行人を<解体>するU

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780考える名無しさん
柄谷行人『トランスクリティーク』436頁
重要なのは、LETSが「連合の原理」とまったく合致するということである。
それはたんに経済的でなく、倫理的なアソシエーションである。

柄谷行人『日本精神分析』80頁
宣長のいう「やまと魂」は、ファナティックなどころか、きわめてプラグマティ
ックでありフェミニンです。

竹田青嗣「資本主義・国家・倫理」
 柄谷が、カントの「自由」の概念に「他者」の無限の異議性を直観したのは正
当な理があった。しかし柄谷の「他者」はいわば”直接性としての他者”であっ
て、そのためこうして取り出された「倫理」の根拠にはまだ超越性の残滓がある
と言わねばならない(近年の「他者」論が総じてこのような「超越項」の性格を
もつことについて、わたしは近著『言語的思考へ』(二〇〇一年)で詳論した)。