現象学スレッドっていっぱい立ってるじゃないですか?
でもなんど読んでも、現象学ってよくわかんないんですよね。
その原因は、やっぱり、現象学が抽象的で具体性がないからだと思うんです。
とくに、現象学的本質直観って、身につければ役に立つらしいですけど、それって具体的になにかを分析するとき役に立つものなんですか?
たとえば、ニュートンが木から落ちたリンゴを見たとき万有引力の法則を発見したらしいですけど、それって現象学的本質直観をしたことになるんですか?
イチローがある打席でバッティングの極意をつかんだって聞きますけど、それも本質直観?
具体的になにかを現象学的本質直観をした論理展開例があるのなら、それを挙げていただけないでしょうか?
それがあれば、現象学の理解もぐっと深まると思うのですが。
笠井潔のミステリー小説を読め。
3 :
考える名無しさん:02/04/16 00:27
「本質直観(は)……個々の経験の個別的存在をその存在に関して
定立する所の経験的普遍化とはまったく別のものである」
「直観は、本質を本質存在として把握するが、決して現存在を
定立しない」
(フッサール「厳密な学としての哲学」『世界の名著62』140頁)
本質直観は「抽象的」というのはちょっと違うと思うけど、
確かに「具体的」「存在者」には直接は関わらない。
難しそうですね。
ありのままに世界を捉えようというのだが、
そんなことできるはずがない。
結局、想像力を働かしてああも言える、
こうも言えると試行錯誤して、一応の仮説を出すのが
本質直観。ウェーバーの理想型に近い。
無くすることは出来るはずのない先入観を
出来る限り自覚することで可能となる。きわめて常識的な方法。
フッサールは偉大だが、この方法はさほど独創的なものではない。
5 :
考える名無しさん:02/04/16 00:57
>1
臨済録
6 :
考える名無しさん:02/04/16 02:23
>>4 そうだね。メルロ=ポンティは「知覚の現象学」の序文で、
フッサールは新しい方法を考案したというよりも
我々が待ち望んでいたものをやっと明らかにしてくれた(うろ覚え)と言ってる。
芸術や科学、哲学の歴史で起こって来た革新は無自覚な現象学的直観のようなものかもしれない。
7 :
考える名無しさん:02/04/18 04:06
>>2 >笠井潔のミステリー小説を読め。
そういえば、笠井潔って、哲学板じゃあんまり語られないよね?
矢吹駆シリーズでしょ?
あれって、何度読んでも現象学的推理ってものがよくわかんないんだよね。
あれって、ただの勘で犯人当ててるってことでしょ、結局?
やってみました。>現象学的本質直観
9 :
考える名無しさん:02/04/18 04:36
10 :
考える名無しさん:02/04/18 06:20
なんか、竹田セイジが、ハイデガーの「存在と時間」は現象学的本質直観のみごとな展開例みたいなことを言っていた気が…。
>9
毎朝やってます。。
12 :
考える名無しさん:02/04/24 09:23
本質直観は、別名、意味直観だから、物事を分析すると言うより、意味を読みとると言うことなんじゃないの?
だから、ニュートンが万有引力を発見したって言うのは、本質直観とはちがうと思うと言ってみるテスト。
なんでい。
だれも具体的に展開できねーのかyo!
14 :
考える名無しさん:02/05/09 14:33
本読んで勉強して下さい
15 :
考える名無しさん:02/05/10 16:02
短期的な問題と、中期的な問題と・・
「 おれは直観 ! 」
17 :
考える名無しさん:
たまには、ぼ〜っと、夜空を眺めてみるのもいいかも