「古き良き中世」は、12cごろから徐々に失われてゆく。
経済・情報活動の活発化・立法の定着・「異端」の誕生・異端審問・宗教戦争・・
「束縛を感じずにいられた」時代は転機に直面し、社会は統制の強化による自己保存を図る。
となると、「束縛」は顕在化せざるを得ない。
権力(特にカソリック)の正統性は著しく揺らぎ、様々な対応を模索するも、結局は大破局(宗教戦争)へ。
cf ボッカチオ
36 :
考える名無しさん:02/04/25 18:18
34に付記。
「中世法秩序」
ぶるくはるとを参照されたい。
37 :
考える名無しさん:02/05/10 16:22
組織史や軍事史の文献って、不足してたり、色物っぽかったりでなんなんですけど、有益ですよ。
さしあたりは機動防御でしのいで・・とか(謎
38 :
考える名無しさん:02/05/10 16:28
んで、「終わりの始まり」にも見える昨今でございますので、ハインリキの代役を募集しております(w
39 :
考える名無しさん:02/05/10 16:29
歪曲されるもの
(hi)story
>>39 巧く負けてみせる、あるいは負けたふりをすることが肝要。
その点、イタリアはさすが。
誰しも、依拠するに価するもの(参照先)を必要とするがゆえに、歴史は構築・確認され続けなくてはならない。
>24の「歴史学の使命」=「現実の生活および過去の再構成」にほぼ同意。
また24の云う「「史的現実の把握は不可能だ」だとか、「歴史の叙述はすべて
虚構だ」などという過激な主張」は、寧ろ哲学サイドから持ち込まれたのでは
ないか。
史料の分析を基礎とした過去の諸事実及びその連関性の解明を第一義とする
歴史学に対し、哲学で云う歴史は、時間・空間・意識・存在などと同じく一
つの範疇として把握されているように思われる。
勿論、歴史学もその歴史家のもつ価値観(=歴史観)と無縁ではないが、他方で
事実に拘束される側面も大きい。
て
44 :
考える名無しさん:02/05/10 21:27
て
46 :
考える名無しさん:02/05/11 01:23
いわゆるドイツの歴史家論争では役回りが逆になってたね。
そこまで過激な主張ではないにしろ。
まあこれはどっちの側から見るかって事か。西尾幹二とかはなんかいってたっけ?
47 :
考える名無しさん:02/05/11 01:29
これは左派の方が実証的であったという意味ではないです。念のため。
ニーチェの言うところの「生に対する歴史の利害」ってやつを
主張として前面に押し出してきたのが右派であったというだけの意味で。
いいですかぁ?
もしもこの世に自由意志などというものが存在すれば
過去は無限に有ることになります。
例えばボールを転がしてビリヤードをした場合、それを計算して巻き戻すと
過去を再現できますが、自由意志つまりカオスが存在すれば巻き戻すこと
すらも出来ないのです。
↑
スレ間違えるてるよ。
しまった。
俺も間違えた、鬱だ寝よう。。。
しかし、歴史とは何かよりも現在とは何かの方が面白そうですね。
私は何故電波君なのか、という問いと同じような難題になるでしょう。
私は何故、計算で動く物理法則の軌跡の”現在”にいるのか。
歴史とは「過去の事件とそれの叙述」のことです
歴史とは勝者のドキュメントです。
歴史とは、その痕跡「史料」を現代に残しつつ過ぎ去って往く過去の出来事の
集積です。
55 :
考える名無しさん:02/05/14 03:07
age
56 :
考える名無しさん:02/05/18 09:22
環境に振り回され気味って点では、あまり変わり映えしてないような
過去の出来事
答えは出た
よってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー終了ーーーーーーーーーーーーーーーーー
歴史とは「過去の事件その叙述」
59 :
考える名無しさん:02/05/31 02:45
将来を模索するに際して、参照に価するもの
60 :
考える名無しさん:02/05/31 02:46
温故知新♪
61 :
考える名無しさん:02/05/31 02:48
58しかし叙述者の利害がからむ。
62 :
考える名無しさん:02/05/31 02:49
そうなりかねないがゆえに、客観的な叙述・記述を心がけねばならない
63 :
考える名無しさん:02/05/31 02:59
歴史学者とは、根拠づけとして、史料を最大限に使うことで、
社会的に存在を許されています
あとは他者との論争によって
>>62客観的な叙述・記述に「最大限に近づこうとしている」
一人で「心掛けた」と言っても仕方がないので
64 :
考える名無しさん:02/05/31 03:00
とすると
口のうまい方の意見が
通ってしまうこともままあると。
65 :
考える名無しさん:02/05/31 03:02
となると
知識において勝る者は、
他者の利害を可及的に配慮せよ と。
66 :
考える名無しさん:02/05/31 03:04
口がうまい=知識で勝るではない。
というか権力者は口のうまいものをご用学者として抱えようとするだろう。
67 :
考える名無しさん:02/05/31 03:06
知識≒力 では?
なればこそ、善く、用いねばならないのでは思われ
68 :
考える名無しさん:02/05/31 03:07
おめでたいね。
69 :
考える名無しさん:02/05/31 03:08
まったく(自嘲というか苦笑
<のでは と思われ と補正。
70 :
考える名無しさん:02/05/31 03:15
>>29 同意。
このBBSに於ける言明は、良くも悪くも、記録として残る。
となると・・・
歴史は作られる
72 :
考える名無しさん:02/05/31 03:17
人類を選別して処刑するさい
ここにくる人は
真っ先にターゲットになります。
73 :
考える名無しさん:02/05/31 03:19
74 :
考える名無しさん:02/05/31 03:19
たしか、1940年ごろのポーランドでは・・・
75 :
考える名無しさん:02/05/31 03:22
(中略)というわけで、専ら自己保存を企図するがゆえの、知識の披瀝と相互的な検証が求められているのではないかと思われ(w
76 :
考える名無しさん:02/05/31 03:51
>>75 歴史とは、学者にとっての自己保存というより(その面も無くはないが)
人間社会にとっての自己保存です
77 :
歴史○×学徒(嘘):02/05/31 04:58
そういう側面もありかと思われ
78 :
考える名無しさん:02/05/31 05:00
歴史は事実ではないです。大衆の観念です。
79 :
考える名無しさん :02/05/31 13:57
80 :
考える名無しさん:02/06/01 14:16
歴史・伝統は、混迷の時代にとってのカンテラ
81 :
考える名無しさん:02/06/01 18:17
温故知新ってのは、よく言ったもんでして
82 :
考える名無しさん:02/06/01 18:22
様々な立場での模索の試みにとっても、きっと参考になりますよ
83 :
考える名無しさん:02/06/01 18:35
>>78 どう表現したらいいのか迷ったんですけど。
「・・・」の観念に入れてください。
歴史とは「現代社会の記憶」。
社会が変容する時、歴史もまた変容する。
歴史学の叙述は社会と言う名の疑似人格の懐古録。
記憶は薄れ統合され不要なら忘れ去られる。
同時に時を経るほど美しく美化もされよう。