1 :
こころ ◆Z6Q3H4Po :
西洋の偉人もいいけどね、やっぱり忘れてはいけないのが小林秀雄。
柄谷 行人「実は小林秀雄は哲学者なのだ、しかし批評という形で
書くほかなかった哲学者なのだ、ということです。
これは日本において、あるいは日本語において考えるかぎり
避けがたい問題であり、また、そう考えること自体が、
批評という形式を強いるのだと思います。」
(戦後の文学の認識と方法 大江健三郎・柄谷行人/1996.5.1 批評と哲学)
2 :
考える名無しさん:02/01/19 16:58
虎の威を借る
3 :
考える名無しさん:02/01/19 16:58
188 :武部勤農水相 :02/01/09 23:05 ID:gAaWIp9s
牛肉は安全だ!!
4 :
こころ ◆Z6Q3H4Po :02/01/19 17:06
>>2小林秀雄を安直に推すと「日本的」とか何とか
五月蝿い馬鹿がいてウザイでしょ。この板、柄谷ファンが多いから
こういう形の方が入り易いかなと思ったまでよ。
5 :
考える名無しさん:02/01/19 17:06
ハナヲカンダラハナジガデタヨ
(´・ω・`) ショボーン
(∩ ∩)
6 :
考える名無いさん:02/01/20 07:30
日本において、また日本語で考えることが批評的にならざる
得なくしてしまうのは何故か。
たんに、自分で自分を基礎づける煩わしさを避けただけではないのか。
ただ、確かに、日本そして日本語が「構築性」を感じさせないことは
確かである。
小林は批評家や哲学者や思想家である以前に「小林秀雄」というジャンルそのものだ、と考える俺様は
彼が避けがたい巨人であるがゆえに、今は彼から遠く逃げておきたいと思う。
いずれ再び会うから。人生という尺度でつきあいたいと思う人間、
それが小林秀雄。
8 :
考える名無しさん:02/01/20 08:12
>彼が避けがたい巨人であるがゆえに、今は彼から遠く逃げておきたいと思う。
うーん。深いなぁ。この文脈意図を正確に汲み取れる人って少ないと思うけど
なんとなく分かる気がすんだなぁ…
つーかさぁ、深過ぎて逆に損してない? ラゲ…
「深過ぎて」→「深読みし過ぎて」
10 :
考える名無しさん:02/01/20 08:29
良くも悪くもラゲは一種の悲劇だろううな。
彼の意図を真に汲みする者は誰一人いない。誰一人として…
しかし… 仮に、たった一人でも彼の真意に供応する者がいるとすれば、
問題はそからだろう…
「問題はそからだろう…」→「問題はそこからだろう」
12 :
考える名無しさん:02/01/20 21:04
小林秀雄あげ
レスの伸び悩みを見たまえ!
死してなお沈黙を支配する。
これぞ巨人
14 :
考える名無しさん:02/01/21 07:28
つーか、スレが伸びないのはひとえに1のネタ振り技量不足による
ものだけだろ…
1は話題が膨らむようなネタをどんどん振るべきだ。
15 :
考える名無しさん:02/01/22 09:18
訂正の多いスレだ
16 :
考える名無しさん:02/01/22 20:28
小林秀雄の失敗とは何か?
17 :
C-Life ◆8p6MrWWU :02/01/25 19:20
>>13の言うことも最もだね。
小林秀雄の語り難さの一つとして
彼自身が「“語り得ないもの”を前にして沈黙した」という姿勢を
一生涯において貫き通したというのがあるかもね。
凡人は安易に語ってしまうだけに綻びも必ず出てくる。
>>16が「小林秀雄の失敗」に触れてるけれど、
彼の失敗をあえて問うなら「沈黙した」のではなく「避けた」と
受け取れるところかも知れない。
だいだい小林秀雄って、哲学者なのか?
評論家ないし批評家じゃないか?どうよ?
で、もし批評家なら、批評対象が陳腐化すれば、
その批評家も読むに値しなくなっちゃうのでは?
19 :
C-Life ◆8p6MrWWU :02/01/25 19:45
>>18 >>1が貼り付けていた柄谷の論旨についてはどう思う?
前後の文脈が判らないから何とも言い難い上に、
>>1は
フェイド・アウトしてるし(w
ただ、「哲学」を「“問い”の遡及」にまつわる何かであると
仮に定義するなら、小林秀雄にはその資格は充分過ぎるぐらいに
あるとは思う。小林の批評対象は広範にわたる上に、悪しき分析にも
与していないしね。ちなみに批評対象は現代の知識人が取扱うほぼ全てを
網羅していると言ってもいいかも知れない。「陳腐化」の心配はいらないよ。
少なくとも現代の「新聞書評」にあるような
感想文めいた批評でないことは確か(w
感想と批評とは違うのは、ごもっとも。
だけど、「現代の知識人」っていうのが、
小林の時代のころの過去の遺物では?
つまり、批評対象だけでなく、
批評主観の視座も陳腐化してしまったのでは?
ま、どのみち、私は忙しいんで、
あんなオジジのヨタ話など読まずに、
もぉつぁるとのCDを聞いております。
小林秀雄をかたるとき避けてとおれないのが
ベルグソンです。彼はその中でも「物質と記憶」
という著作を推していました。どなたか読んだ人いませんか。
22 :
考える名無しさん:02/01/25 22:43
小林さんはね、アランです。ベルクソンとは似て非なるものです。
晩年までそうです。
>>22 そういえば、ベルクソンを論じた
著作を公にすることを厳禁していましたね。
「ベルクソンという人を誤解させる」と。
それにしても、22さんの口調は小林秀雄
の喋り方を彷彿とさせますね。
今、ベルクソンの著作を読もうとしているのですが、
冒頭に
「その方法(対象を認識する方法)の一つは、対象の周囲を
まわるという意味を含んでおり、他は対象の内部へ入り込む
ということを意味している。第一の方法はわれわれがとる
見地と、表現に用いられる記号とに依存しており、第二の
方法は見地というものを考えず、記号にたよらない方法
である。前者は相対のうちにとどまる認識であるが、後者
はそれが可能な場合は絶対に到達する認識である」とあります。
これを小林の批評方法とかんがえては誤りなのでしょうか。
25 :
考える名無しさん:02/01/26 02:20
彼の忠臣蔵論よんでると涙が出てきた。
なんでこんな文章かけるんだろう。。。
26 :
考える名無しさん:02/01/26 14:38
小林あげ
27 :
考える名無しさん:02/01/26 16:25
≫24 その辺りが、一番アラン、ヴァレリーのラインと、
ベルクソンが違うところなんですね。
アランやヴァレリーのようなフランス的、地中海的な
知性の系譜というのは、自分が知ろうとするものを、
むしろ積極的に外化させる。そして外化させて対象を
眺めている知性そのものも、外化する、と言う風にして、
相対化していくような方法を採るんです。
対象、というのは情念だったり、詩的想像力だったりする
わけですが。しかし単純な知性主義でもなく、それをも相対化
してしまう考え方でもあるので、ベルクソンなんかとも似てくる
のです。また、相対化しつつも、情念や想像力を相対化するところ
に知性が出てくるわけですから、そうしたものの力も重視しています。
28 :
考える名無しさん:02/01/26 16:34
よく、小林はベルクソンのように、対象に身を躍らせるような
ことを言っているが、そんなことは出来ない。といった批判を
柄谷なんかがしていますよね。確かにそんなところもあるの
ですが、実際にはどうしてもそこでブレーキがかかって、
アラン風になるのが小林さんではないでしょうか。
結局ベルクソンが「持続」ということを言うところで、「
距離を置く」ということを言うのがアランですね。
小林さんも、「距離を置く」ことによって心を通わせてくるような
ものについて、語ろうとしているわけです。歴史というのもそう。
その上で、ガツンとぶつかって、弾き飛ばされるようなものを生涯
追い求めた真摯さが、彼にはあったと言うべきなんですね。
>>27 >>28 丁寧なレスありがとうございます。小林によく使われる「沈黙」という
言葉も「絶対」を前にしてはだまらざるを得ないという含みがあるの
かもしれません。
>「距離を置く」ことによって心を通わせてくるような
ものについて、語ろうとしているわけです
この部分は深い意味がありますね。
30 :
考える名無しさん:02/01/27 23:43
しかし、えてしてその「距離を失ってしまっている批評もある。
「実朝」がそれだ。美学と政治との間の小林的解決がここにある。
31 :
考える名無しさん:02/01/28 00:35
そうでもないよ。海中の遠い小島に雪が降りつむ、
なんて歌を読み込んでいるよね。。
要するに芸術の中に、情念を馴化した、情念を相対化
しつつ決して捨て去らないような技巧を見出し、その技巧の
前であえて多くを語っていないんであって、それを単純な同化
と見做してはいけない。チェスタトンが『正統とは何か』のなかで
語っていたバランス感覚も、そのようなものだ。相対化のための
相対化や、懐疑のための懐疑でなくて、情念をうまく相対化している
技巧に対しては、むしろ自分のほうの襟を正し、驚異を感じて沈黙
すべきなんですよ。
戦中の小林さんだって、かなりきわどい位置にいた。自分が置かれた
立場にまがまがしい恐怖を感じていたから、それ以上の極限状況に置かれて
いた実朝の作品の、不思議な静謐さや平衡に惹きつけられていたんじゃありま
せんか。
32 :
考える名無しさん:02/01/28 12:40
age
およ?いつの間にかレスがいっぱいage。
>>1の対談で大江氏曰く
「僕はそういう批評家に教えられてきたわけで、裏切り者みたいな言い方になります
けれども、日本の批評家は、日本語と固有名詞に全面に寄りかかっている。あるい
はそれを手がかりにしていて、日本語と切り離すと普遍的な文学の問題は出て
こないのみならず、なにひとつ進まないという仕事をずっとしてきたのじゃないか。
戦前の批評家として小林秀雄がそうだし、戦後の批評家として、特に江藤淳なんか、
日本語の固有名詞、日本語の文学、日本人の文学というものだけ検討してきた。
普遍的な原理は考えないで来た。彼の外国の新理論の引用などは、とってつけた
ようなもので、その本領は『荷風散策』ですよ。それが日本の批評の一般的な形
になってしまっていると思います。」
「普遍的な」思考が宰領している今の思潮において小林や福田恒存を語ると必ず
右翼やら保守主義者にされる恐れがあるようにに思わレ。
普遍的でムズカシくって、通俗的じゃない文学を志向する
大江タンには西田幾多郎や小林はつまらないないんだYo!
37 :
考える名無しさん:02/01/29 22:06
大江の悪い頭で西田幾多郎なんか分かるわけが
ないじゃん。
大江の文章は外国語に訳してもらわないと
意味をなさない。スピノザ研究するんじゃなかったのか?
アランの『スピノザに倣いて』の一つも読んで、
小林だったら見事な評論を一本書くところだろうが、
変な政治性しかない御仁にはそれも不可能と思われ。。
38 :
考える名無しさん:02/01/29 22:14
ぼぼぼ、ぼくは難しい本を読んだんだな。
大体分かったんだな。
39 :
C-Life ◆8p6MrWWU :02/01/30 01:22
『小林秀雄全集』の広告(?)に
大江健三郎が寄稿文を載せていたんだけれど
本文中の大半が「小林をダシにする現代の保守派への苦言」。
これ、本当に醜悪だと思う。そんなの雑誌のエッセイにでも書けっつうの。
大江が嫌う石原慎太郎が故・江藤淳への弔辞で、その大半を「憂国の言葉」に
割いたのと何も変わらないじゃないか。
万延元年のフットボールをけなされて、ぶるぶる震えて
帰って、他のやつに水の入ったコップ投げつけたんだってな。>大江。
41 :
考える名無しさん:02/01/30 02:44
いつの間にか大江板になっている気がするが・・。
でも、『万延元年・・・』貶されて、ぶるぶる震えたっつーのは
分かる気がする。実際、今の日本の作家で、
あの作品を越えたものを書いた奴が一人でもいるか。
批評家なら問題外だ。
それと、「大江=普遍性への志向」というのも短絡的過ぎんか?
大江自身の発言はともかく、彼のテキストを読めば
そんな簡単ではないことがわかるだろうに。
それとも、読み取る能力がないのか?
小林は、大江に本居宣長の手紙をあげたんだな。
小林と大江が正反対だったら、
小林だってそんなことしないだろうに。
訂正: 大江板→大江スレ
またまた訂正:手紙をあげたんだな→手紙をあげたんだよな
間違い多くてスマソ。もう寝るわ。
44 :
考える名無しさん:02/01/30 03:01
>>41 >それと、「大江=普遍性への志向」というのも短絡的過ぎんか?
>大江自身の発言はともかく、彼のテキストを読めば
>そんな簡単ではないことがわかるだろうに。
>それとも、読み取る能力がないのか?
「読み取る能力」も何もこのスレに貼り付けられたテキストだろうが
その他の評論や「徹子の部屋」出演時のトークにしても
「普遍性への志向」色の強さは誰もが認めるところでねぇの。
これを覆す材料でもあるんかいな?ないだろ。そりゃ。
それと、手紙のエピソードもそうだけれど
それだけで小林との差異に目をつむるってのはどうなんよ。
何せ文士のことなんだから都知事にも水上勉にもそれぐらいの
エピソードあるじゃない。
反論の材料が、
>「徹子の部屋」出演時のトーク
ってとこが藁タ。
しかし、肝心の文学作品の名前がでてこないではあーりませんか?
それに、普遍は悪いことではないぞよ。
大江の主旨は特殊主義に落ち込むのがよくないといっているのであって、
グローバルスタンダードってやつを無反省に志向しているのはない。
NHKでしゃべっていたけど(藁)、自分はあくまで日本人に話してかけて
いると言っていたよ。それに、最近でた評論でも、翻訳はそんなに
うれしくないと書いていた。なぜなら、自分は日本人に向けて
書いているからだとさ。これでも普遍主義か?
でも、そろそろ、小林に話を戻そうよ。
46 :
考える名無しさん:02/01/30 03:45
>「読み取る能力」も何もこのスレに貼り付けられたテキストだろうが
そんなこと分かってるよ。
「引用」には、それを引用する人間のイデオロギーが
露呈する。だって、「引用」っていうならば「選択」じゃん。
どこからでも、かかってきなさい。
47 :
考える名無しさん:02/01/30 03:50
つまり、大江を左翼にするのも右翼にするのも、
あるいは両義性(藁)の中で泳がせるのも、
彼の発言やテキストを引用する人間の腕次第ってことよ。
あまり、活字ジャーナリズムやマスコミに踊らされないよう祈る。
>>44とは別人だ・・混乱させてすまソ。
対談の中でオオエ氏とカラタニ氏
が論じているのは要するに「普遍性とは何か」って問題
でそれを近代文学の流れと戦後派とを対比して語って
いるようにオモワレ。
ねっと が できるように なり、ましたー
よろ、 しくー
イーヨーと よんで、 ねー φБщ
かっこ悪い振られか〜た〜♪
51 :
考える名無しさん:02/01/30 22:14
>>46 都合よく引用するなー、もー。
「徹子の部屋」に藁うなら「NHK」も“引用”しちゃイカンだろ(w
と、言うか…小林秀雄ならば徹子だろうがNHKだろうが、場所如何に
かかわらず全ての発言が批評の対象になるのと違う?
大江の「普遍性志向」にまつわる発言は黙殺してでも、それ以外のみ
批評して小林と並べなきゃイカンのかいな?
少なくとも小林は大江の如く北京で反日演説はしない、ってぇかしなかった!!
妙ちきりんな話ふっといて「そろそろ話を戻そうよ」とは片腹イタいWA
どっからでもかかってきんしゃーい。
52 :
考える名無しさん:02/01/30 23:20
大江を普遍性志向=左翼ってとらえるのは、
小林が骨董品に凝ったから保守主義って考えるのと同じくらいつまらん。
53 :
戦後の文学の認識と方法:02/01/31 00:10
54 :
考える名無しさん:02/01/31 13:10
>>52 小林が骨董に凝ったから保守主義なんて考えてる奴はいねーよ(藁
つーか保守主義を名乗る現代知識人にもそんな奴いねーし。
北京で反日演説の大江をサヨと捉える奴、これはいるだろーよ。
つーかこれを他にどーとらえるんだっての。
55 :
考える名無しさん:02/02/02 23:24
小林との距離がとれてないお子ちゃま多すぎ。
大江対小林みたいな凡庸な図式にも欠伸が出そう。
誰か、スレタイトルに見合うことが書ける論客はいないのか?
しばらく様子見。
57 :
考える名無しさん:02/02/25 22:56
「感想」讀みたい
58 :
考える名無しさん:02/04/04 21:36
今度の全集に載るんでしょ
59 :
考える名無しさん:02/04/05 20:12
語尾に「さ」は今読むと恥ずかしい
「フロイトはおそらくまちがっちゃいまいさ」
恥ずかしくないさ
61 :
考える名無しさん:02/04/11 16:20
生誕百年age
62 :
考える名無しさん:02/04/12 00:11
なんであんなに馬鹿高い値段設定なんだろう。
前回は2千円台だったのに、8千円って・・。
63 :
考える名無しさん:02/04/12 00:11
全集ね。
64 :
考える名無しさん:02/04/12 00:31
売れないと最初から踏んでいるからあんな値段設定になる。
あとは若いもんは買わないと踏んでる。
そこそこ金を持ってる文学好きのおじさま達が
メインターゲットなのかな?
65 :
考える名無しさん:02/05/10 00:05
小林の神格化もなんだかなあ
66 :
考える名無しさん:02/05/13 23:12
全集確かに高過ぎる
67 :
考える名無しさん:02/05/14 00:17
新潮社の広告の宣伝文句もはずい・・・曰く:
「眠ろうとする魂を目覚めさせ、
蹲ろうとする身体を奮い立たせた、
言葉の力。ーーーいまふたたび、
小林秀雄の言葉の力・・・・。」
68 :
考える名無しさん:02/05/14 00:18
三島の全集も高い。同じく8000円台。
誰が買ってるんだろうか??知ってたら
オセーテ。
69 :
考える名無しさん:02/05/26 03:43
小林のランボーの翻訳はいいのか?
>69
あまりにも小林独特の翻訳だが、
他の訳などよせつけない格調の高さがある。
パッションの激しさがありありと伝わってくる。
はっきりいって、粟津則雄とかくだらなさすぎ。
小林の訳がすでにあるのに
なんでわざわざ自分のウンコをなすりつけるのか?
というか、原文を読むべし。
71 :
考える名無しさん:02/06/05 03:18
小林って、肉声が凄くいいと思ったな。これ、新潮社のカセットででている。
ちょっと志ん生みたいなかん高い声で、
「さいきん、ボカぁ、体に、コステロールってのが、たまっちゃってねえ。
アレ、医者なんかに、いわせるってーと、善玉と、悪玉とがある、ってんですねっ」
小林先生、「コステロール」ときますよ。
歯切れのいい江戸ッ子弁というのかな。
情報とか論理的説得力じゃなくて、なんともいえない話術です。
あー、この声出してたのかあ……という感じだった。
三島、大江の声を聞いたときはまったく感動しなかった。企業や大学に、いくらでもいる感じ。
でも、小林と埴谷の喋り聞いたときは、感動した。
それと、意外に、柔らかくて、もったりしていて、いい響きなのは、吉本。
エロスの貯蔵量、みたいなもんなんだろうか。
72 :
考える名無しさん:02/06/05 04:21
肉声は中野重治がよいですよ。
73 :
考える名無しさん:02/06/10 06:49
小林批評の対象との距離のとり方はいまの批評文脈でも耐えうるのですか?
もしそれが耐えられないとしたらなにが欠陥なんですか。誰か小林批評の
限界と可能性(現時点での)を提示してくれ、ください。
27、28さん 距離を置くとはどの段階の領域での話ですか、具体的に。
無神経な質問ですが。
74 :
考える名無しさん:02/06/10 10:38
印象批評であること。
方法がないこと。
批評というよりは他の対話による小林の詩つかエセーであること。
つまり、あれを批評とか論述として読むから間違うのだ。
ある種の視霊だと思えばよい。言魂の覡、それが小林の本質ではなかろうか。
75 :
考える名無しさん:02/06/10 11:38
視霊ね。
それは三世する。
76 :
考える名無しさん:02/06/10 18:39
視霊。すくなくともその「視」には「霊」が宿っているのでは。
77 :
考える名無しさん:02/06/16 21:29
「お月見」で小林が言う文化論について、皆さんならどうまとめますか?
お月見、深いですね。当方、評論や哲学については初心者なので、これを読んで衝撃を受けました。
シュタイナーが見霊認識という言い方で示したかった事は、小林の文に顕著に表れている。
80 :
考える名無しさん:02/08/01 15:07
美文
このスレは、良質のレスが多い、また、読みやすい。 85 点 !
「どうして、85 点なんですか、残り 15 点分は ? 」
「それは、私がレスをしていないかられす」
「そのとおりですね。ありがとうございました」
保
チャゲ
肉を喰おう!!
林達夫「開店休業の必要」
87 :
考える名無しさん:02/10/10 10:33
シンギュラー
全集かいます
89 :
考える名無しさん:02/10/15 09:09
90 :
考える名無しさん:02/10/15 11:46
鉄斎について、知ってる人いますか?
91 :
考える名無しさん:02/10/15 12:31
こいつの書く文章が現代文で出る時が一番萎える。(←出口の受け売りだが)
92 :
考える名無しさん:02/10/16 06:30
わかってない
93 :
考える名無しさん:02/10/16 06:42
高校の時は俺も萎えた
94 :
考える名無しさん:02/10/16 12:46
現代文の答えは、怪しい。
95 :
考える名無しさん:02/10/16 14:34
「試験とは竟に教師の答えをそのまんま書かせる事ではないのか!」てことだ。
96 :
考える名無しさん:02/10/16 20:33
パチパ〜チパチ、ご明察。
97 :
考える名無しさん:02/11/06 06:15
ベルグソン論読んだ方いますか。
ひまな時に対談集読んだら元気になりますね。
最晩年に批評薫陶を受けた最後の世代は大江健三郎あたりかな。
それにしても昔の対談集と最近のを比較すると
最近のは、各自が主張を述べる量が多いねぇ。あれ対談になってるのかね。
ついでに100ゲット
101 :
考える名無しさん:02/12/05 12:32
あげ
押し込み強盗を説教して泣かしたという話、本当かな?
103 :
考える名無しさん:02/12/24 03:00
age
キリスト教が分からないから西洋も語れないってんなら、ランボーの
評論も禁書にしちまえば良かったなsage
105 :
考える名無しさん:03/01/02 18:28
ageてみる
(^^)
(^^)
108 :
考える名無しさん:
ランボーあげ