差異を差異として肯定するとは?

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1考える名無しさん
よく「差異を差異として肯定する」なんて表現が出てくるんですが
どういう意味なんですか?

例えば、目的やその過程に価値を与えるのではなく、
この瞬間に価値を与えるということですか?

仮にそういう意味だとしたら、本当にそんな風に考えて
生きる事は可能なのですか?
2考える名無しさん:01/11/14 04:45
誰のセリフだ?
3考える名無しさん:01/11/14 05:24
「差異を差異として肯定する」というのは、「分からん事は放っておこう」という事。

今までの理性主義的な考え方の中では、分からぬものにすべて
理性的な解答を用意してきたんだが、それが限界にきちまって、
もう「分からない事は正直に分からないと言おうよ」とデリダという
臭い奴が白状した。だがこれは彼の頭の悪さを反映した言葉であり、
信用するに当たらない。

カントは理性の限界を説きながらも、「ここまでは分かるよ」という事を
怪しげな仕方で語ってくれた。形而上学の終焉とか言われているけど、
そんなに大袈裟に考えなくていいよ。要するに、「鶏が先か、卵が先か」の
質問に解答を与えるのが「形而上学」、そんなの分かるか、というのが
現代思想なのさ。つまり、どっちもどっちなんだよ。

一番大切なのは、早寝早起き腹八分目。
それ以外の事はひま人の思考遊戯さ。
さあ、君も明日から下らない事を考えないで、汗水流して働こう!
4らげ@遠距離中:01/11/14 06:07
くだらん回答だ。
5阿修羅無限大落とし:01/11/14 06:20
>>3とメルロ=ティンポスレのウザイ奴と
哲学研究に才能は必要か? スレの87は
同一人物と予想。

>>1
オマエの回りには、敵も味方もおらんのじゃ。
6らげ@遠距離中:01/11/14 06:26
なんでおまえがでてくんだよぼけぇ。
てな話は置いといて

3がくだらないのはその見切りの単純さが
いかにも頭のよさをかもしだしつつ、それでもなお
思想における本質的なものの欠如を感じるからですってかんじ。
スレのタイトルにはもっと欠如を感じますな。
こんなセリフ、論争の逃げ口上ぐらいにしか使えない程度のものですよ。
7らげ@遠距離中:01/11/14 06:28
わかったぞ!3の言説内容そのものが「差異を差異として肯定する」ということなんだ!
いやっほ〜う!
8阿修羅無限大落とし:01/11/14 06:32
>>7
そうでもないと思ったりした。
9考える名無しさん:01/11/14 07:43
>5
メルロスレのウザイ奴だが、俺はどっちでもなくて、2だ。
こんヴァカちんが〜

で、誰のセリフなんよ?
10考える名無しさん:01/11/14 08:22
差異を同一性に回収しないで差異として扱おうということでしょ。
ってみんな朝っぱらから何してるんだろうね。
誰のセリフかは僕も知らない。
11666 ◆xenNZQbg :01/11/14 08:27
一般的に違うという事を
自覚していながらも正しいと思うことではないのか?
12考える名無しさん:01/11/14 10:58
どうも、>>3はチンポ太郎くさいな。
発言内容といい、語尾の「〜さ」のいいまわしといい。

>>6
思想に内在するとされるエネルギーに、
安易な期待を寄せる発言ですな。
13考える名無しさん:01/11/14 12:34
>>12
チンポ太郎同意
14考える名無しさん:01/11/14 16:15
>例えば、目的やその過程に価値を与えるのではなく、
>この瞬間に価値を与えるということですか?

なんでもいいけど、これはどうなの?俺も知りたい。
哲学とか勉強してても正直しんどく感じることがある。
みんな勉強自体が楽しくてしてるの?それより勉強した
結果が楽しくなると思われるからしてるんじゃないの?
15考える名無しさん:01/11/14 16:16
浅田彰が言っておったよ。
1615:01/11/14 16:19
構造と力ね
17考える名無しさん:01/11/14 19:33
>>5
87だけど、ぜんぜん違う!
あの「真心のこもった親身な」レスと3の「すかした」レスが
どう結びつくんだよ(w
だいたい「差異を差異として肯定する」っていうのは
「独異性」と「歓待」の問題だろうに・・・
18考える名無しさん:01/11/14 20:26
個人的には差異は差異として、もうそれはそれとしてあきらめて、まあそういうこともあるよね、みたいな感じで楽しくその差異を味わおうぜ、みたいなイメージがするんですけど、違いますよね。
19マグノリア:01/11/15 00:35
大江ケンザブローの
「差異を差異として受容する」ってやつじゃないスかねぇ。
受容できんのは、その差異によって甚だしく傷つけられたり排除されないような、
そんな程度のものだったり、それを凌駕するだけの他の価値を持っている者の
戯れ言に聞こえて個人的には好かんのですが。
20名無し:01/11/15 00:36
ある対象とべつの対象とが違うものであるとして、そのことに意味なり価値を
もたせずに、たんに違っているものとして識別すること。
「差別」じゃなく「区別」としてみる視点。
21考える名無しさん:01/11/15 01:02
ある差異が区別されるのみならず、
差別に転じてしまう(実際そのようなものの何と多いことか!)
そのような現実を前に、区別を唱え差別を駆逐しようというありふれた主張。
なんと暴力的なことか!!
では、畜群本能はいかに超克されるのか。
では、スケープゴートをいかに否定するのか。
同時に示せずして無責任なことをシレッと言わないように。
22Iridium:01/11/15 01:03
そういう風に生きることは可能。
っていうか、哲学的じゃない普通の人は
みんな「そういう風に」生きてるんでは?
23名無し:01/11/15 01:22
>>21
「差異を差異として肯定する」とは、一般論としては用いられないと
思うよ。ある限定された場面に、しかも留保つきで用いられるのが
普通だと思うけど。
しかし、あなたみたいな人がいるからこそ、この言葉もまた意味がある
と思われる。
24考える名無しさん:01/11/15 01:38
>22
みんな差異に意味付けして生きてるんじゃないの?
25ふーこー:01/11/15 01:47
おれはハゲでホモなんだけどさ、
ああ一般人とはちがうさ。
でもほっといてくれよ?
26Iridium:01/11/15 01:49
>24
あ、そうか。そういう意味なんだっけ。
ごめん、ちゃんと理解してなかった。

あれ?でも差異に意味付けしないなんて
それは現象をすべて現代芸術とみなせって言ってるのかな?
27Kurihara:01/11/15 02:05
差異の同一化によって資本は剰余価値を
得ますよね。
そういう意味で、剰余価値を求めてあるく資本
とは端的に差異の同一化圧力のことといえましょう。
ところで、差異の同一化とは「平等」をもたらしますね。
平等とは差異のない状態のことですから。
だから、マルクスさんは資本(に転化する貨幣)のことを
「急進的な平等派(レヴェラー)」と呼んだのですね。
こう考えると、「平等」という観念は資本の運動と連動
して出てきたものだと分かります。
だから、その資本の運動に対抗している柄谷さんなどは
平等という観念を嫌っていますね。
つまり資本への対抗は「差異の差異としての肯定」にある
ということです。同一化されない差異の創出は剰余価値の
生産をストップさせるからですね。そして、剰余価値の生産
がストップしてしまえば、資本は死滅するのです。
28名無し:01/11/15 02:16
>>21は何か誤解してるみたいだけど、この言葉はむしろ
差別される側に有利に働く(少なくともそれを目論まれた)
言葉だよ。
29名無し:01/11/15 02:31
>>27
いやいや、資本が剰余価値を得るのは、差異の同一化によってでは
なくて、たんに差異によってだよ。
だから、剰余価値を求める資本とは、差異を同一化するものではなく、
むしろ同一的なものの差異化だよ。
マルクスが貨幣を「急進派的なレヴェラー」と呼んだのは、
貨幣のもとでは階級性もイデオロギー性も無化されるからであって、
剰余価値としての同一化とは関係がない。
以上のように前提のところでボタンの掛け間違いがあるから、あとは
推して知るべし。
30Iridium:01/11/15 02:35
自分的に整理。

差異を差異として肯定できないと、
拒否したり、虐待したり、逃げたりしないといけなくなる。
差異を差異として肯定できると、一緒の空間にいても
拒否反応を起こさないでいられる。

前者は子供の反応。
いじめとか差別、虐待に繋がる。
後者は大人の反応。
電車の中でちょと変った人がいてもさらっと無視できる。

ということかな。
31らげ@遠距離中:01/11/15 02:57
おまえらアホか?小一時間は問い詰めたいわいやまじで。
曖昧なのは差異の概念じゃない。肯定するということの意味だ。

さぁ、わかったら再開だ。
32考える名無しさん:01/11/15 03:14
>>31
差異」というのはそれ自体単独の概念というのではなく、
「普遍」との二項対立によってはじめて意味を持つ。
この場合「普遍」とは欧米を中心とした民主主義的自由主義や
衰退過程にある共産主義などの「外部」を持たない「排他的な世界観」
を指す。そして「普遍性」はその運動過程において「差異性」を
同化吸収しようとする形で展開する。つまりこうしたファロス的な
ディスクールによって世界が均一化されることに対する「抵抗の論理」
として>>1の言明が組織されたということ。だからこの場合の「肯定」
の意味は「普遍性」(アメリカ、キリスト教、国家、学校)に対して
「差異性」(タリバン、イスラム教、個人、生徒)がその「独異性」
を維持しようとする行為の全てを「肯定」するということ。
33Kurihara:01/11/15 03:24
>>29
同一的なものの差異化」とは貨幣(同一的なもの
)の商品への変態=差異化(『資本論』的には
G−Wの過程)の表現ですね。
それは「買い」の操作に当たる。
しかし「売り」の操作(W−G)にこそ剰余価値の
実現の過程があるです。なぜなら、商品が売れなければ
利潤(剰余価値)はそもそもないからですね。
その意味では、剰余価値の生産(取得)は「同一的なものの
差異化(G−W)=買い」ではなく「差異の同一化(W−G
)=売り」にこそその実現根拠を持っているといえましょう。
剰余価値の取得とは端的にいって「安く買って高く売る」
ことですが、しかしそもそも売れなければ剰余価値もなにも
ないのです。
34らげ@遠距離中:01/11/15 03:31
>>32

氏ね
35らげ@遠距離中:01/11/15 03:32
原チャリで首相官邸でも突っ込んで来い。ビバ!タリバン

それが「肯定」プ
36考える名無しさん:01/11/15 03:36
らげさん、遠距離ってつらくないですか?
遠距離は近さの否定ではなくて、
積極的に肯定されるべきものでしょうか?
37考える名無しさん:01/11/15 03:37
「逝って良し」って書こうとしたら先にらげが書いてた、、、(鬱
38考える名無しさん:01/11/15 03:40
>>35
だから、俺がそう思ってるわけじゃないよ(w
ただあの言明はそうした政治的文脈からでてきてるということ。
39らげ@遠距離中:01/11/15 03:55
あのねぇ俺が超ムカツクのは
西洋の文脈をそういう具合に5,6行でまとめて
しかもその内容を一種の原理原則にまで教条化してみせる批評家的態度なんですよ。
そこにはね、言葉にたいする過度の期待があるわけですよ。
てゆうことはですよ、逆に言えば、今度は言葉が事柄を導くであろうという逆照射もおこりますな。
6行でまとめて、さらに6行で世界革命。それが「肯定」プ
アメリカが世界の悪の代表だから、アメリカに対抗するものを肯定すべきだ、と。
単純な論理、しかも単純であるからこそ原理たりえる危険な論理でしょう。
言葉はあまり過信しないほうがいい。
「肯定」なんてないした言葉じゃないでしょう。
40達人:01/11/15 04:02
このらげは偽者だ!
41考える名無しさん:01/11/15 04:14
>>39
批評家的態度といわれてもねえ(w
アメリカが悪で、それに抵抗するものが善だとも思わないよ。
そうした危険性についても充分理解しているつもりだよ。
「普遍性」が一種の「差異性」であり、「差異性」が
いつリバースして「普遍性」が転化するかも知れないという
ことも含めてね。ただ、一点同意できないのは「言葉に対する
過度の期待」という部分。思考するということは言葉の可能性を
極限まで追求して、その可能性にかけるということだろ。言葉が
現実にどこまで働きかけることが出来るのか俺は知らないけど、
言葉と現実の齟齬を恐れてその限界をあらかじめ設定して思考する
なんて、逆に不誠実な態度じゃないのかな?
42らげ@遠距離中:01/11/15 04:21
言葉の可能性としてはそうです。
とことんつきつめるのがよい。ただしいつか言葉は可能性としてではなく、
現実に記し発言されたものとして現実化する。
注意すべきは、可能性から現実性へのその飛躍をあまりにも「性急に」なすこと。
肯定するという言葉は、いわば全てが終わった地平から放たれるもの。
ヘーゲルのいう理性の梟は、世界史の黄昏に飛翔したんだ。
43考える名無しさん:01/11/15 04:23
「単独性(差異性)−普遍性」と「個別性−一般性」
を区別せよ。
44らげ@遠距離中:01/11/15 04:24
で、32はどう読んでもアメリカは悪といいたげなんだが・・・
世界史がリバースするのはかまわないが
主張がリバースするのはたまりませんね。
45阿修羅無限大落とし:01/11/15 04:35
>>3の意味で理解してたのだけど、勘違いだったのか。
あらら、
46考える名無しさん:01/11/15 04:45
>>44
だから俺は「差異を差異として肯定する」という言明の
政治的な文脈を解説しただけ。「ブラック イズ ビューティフル」
だとか、ポスコロだとかの普遍性に対する差異性の自己同一性確立
の問題としていう出てきた言明じゃないかという見解をのべただけ(w
でこの言明を現在の世界情勢に当てはめれば当然、アメリカ(普遍)
タリバン(差異)という風にならざる得ない。何度も言うけど、それは
俺の主張じゃないよ。俺は2chマスード派なんだから(w
47考える名無しさん:01/11/15 04:46
>>43
スンマソン!(w
48らげ@遠距離中:01/11/15 04:48
まるで世界はアメリカとタリバーンで成立しているような物言いだな。
自慢のその論理が複雑な世界情勢に通用するのか――
試してみるといい

君の論理のゆくえが大いに楽しみだ!!
49考える名無しさん:01/11/15 04:58
>>48
だから、俺の主張とか論理とかじゃないって(w
自慢してるわけでもないし、それで世界情勢を全て切れるなんて
さらさら思ってないよ。ただアメリカとタリバンの対立の中に
重要な諸問題が集約されて噴出してきているとは思うけど。
50考える名無しさん:01/11/15 04:58
馬鹿野郎。みんなちがってみんないいんだ。
51二酉:01/11/15 05:08
金子みすゞage
52考える名無しさん:01/11/15 17:04
蓄積、蓄積。もううんざり。
53森の妖精さん:01/11/15 17:09
例外はあるということだね。
一つの体系のなかに少なくとも一つは矛盾を内包する。
54Iridium:01/11/17 13:15
というか1の問いはどうなった?
55考える名無しさん:01/11/17 17:03
よくある他人を他人として認めるってのとは、どう違うの?
これとあれが違うって事とどうちがうの?
56考える名無しさん:01/11/17 18:39
>>55
他人というものは自我をつくってるものですからね
57考える名無しさん
差異って言葉自体「死語」なんじゃ・・・
80年代に青春を送ったやからのノスタルジーですな。