1 :
考える名無しさん:
みんな、浅田彰に踊らされていないか?
グールドのバッハは確かにいい。しかしそれはグールドが現代的
なのではなくて、バッハが「現代的」なのだ。
その証拠にモーツアルトを見よ。ハイドンを見よ。聴くに耐えん。
グレン・グールドなんか知らない人の数→(1)
3 :
考える名無しさん:01/10/20 11:01
>>1 >しかしそれはグールドが現代的なのではなくてバッハが「現代的」なのだ。
それは鋭い指摘かもしれん。まあ、バッハの「現代性」に耐えるだけの演奏
をしたのがグールドだってことだろう。
それにしてもバッハはやはり凄い。というか、あの現代性は何なのか?
ロマン派的なものを否定する今だからこそ新しく聞こえるのか?
ケージよりはましだと思う
5 :
考える名無しさん:01/10/20 11:30
(生まれて初めて)最初に聞くのがグールドの
モーツァルトやベートーベンで(それもたっぷり
と聞いたあとで)
いわゆる普通の演奏を聞く人も多いらしい。
浅田さんってよく知らんけど、、グールドのハイドンは好きだけどな。
モーツアルトも嫌いじゃないが評価は個人的には微妙。
グールド自身が「自分の演奏の目標はモーツアルトのバロック化」
とか言っていたが、対位法処理するには音が少なすぎる。
逆に20世紀ピアノ曲は音が多すぎてグールドの処理速度が
間に合わないように感じる。
グールドの魅力を出すのにバッハが向いているということじゃ
ないんだろうか。
7 :
考える名無しさん:01/10/20 12:28
一般的には「これはどうか」という演奏かも知れないが、グールドのモーツアルトはいいよ。
>>1 あとバッハ弾きの有名人にもオールドファッションなロマン派人は
いると思う。パブロカザルスとか、演奏方法は「現代的」でない。
そういう意味で3の人に賛成。
浅田さんのコンテクストがわからないのだけれど
演奏人としてもさることながら、言動自体がいかにも現代的
だったので「グールド=現代性」という主張が余計に有名になって
るんじゃないかなあ。
あ、1の人に反対しているわけじゃなくて、
「グールドが弾かなくてもバッハは元々現代的」という主張は
基本的に賛成です。
むしろ裏を返して「現代がどこかしらバロック的」という主張も
ありだとおもう。
偉そうなこと言ったが実はグールドのハイドンはあまりしっかり
聴いてないです。すまぬ。
モーツアルトはだめだと思う。
自分も
>>3 の意見には賛成だが。
ジョン・ケージは菜食主義だから許す(←意味不明)
グレン・グールドなんか知らない人の数→(2)
age
13 :
Iridium:01/10/22 21:53
グールド好きだけど、
僕の中では同じテイストとして
ライヒとかステレオラブとか好きだから
なんとも言えん。
グールドはヘッドホンでは聞きたくない
15 :
考える名無しさん:01/10/23 00:28
そもそも、音楽における「現代性」って何なんでしょうか??
>>15 それ難しいね。
あと音楽における「普遍性」ってなにかしら?
クラ板でやれ。
18 :
考える名無しさん:01/10/24 17:15
今グールドが生きていたらネット上で飛び跳ねてただろうな。
19 :
考える名無しさん:01/10/24 17:35
「現代がどこかしらバロック的」という指摘は面白い。バロック的かどうかはわからないが、
中世的ではあるような気がする。結構混沌としてるし、オカルト的だし。それでバッハみたいな、
かっしりしてマテマティカルなものが求められるのかも。グールド自身は決して現代的だとは思わない。
20 :
考える名無しさん:01/10/24 19:38
>18
でも2ちゃんには来ないだろうな(笑
>19
まあ「現代的」とか「バロック的」「中世的」とか言ってもどうせ
厳密な言葉遣いではないから、「何言ってるんだ」という人もいるでしょうね。
でもそういう観念を一切抜いてもバッハが異常なまでに自分の心に直截に
入ってくるのは確かだし、それに比べるとグールドはすでに20世紀(つまり、昔)
のもののように見えてしまう。
21 :
名無しの笛の踊り:01/10/24 19:53
Baroque=歪み――混沌
たまにはクラ以外のを観るのも面白いね。
どんどん書いて欲しいなあ。ふが。
22 :
考える名無しさん:01/10/24 20:02
浅田彰よりレクター博士に踊らさた人の数→(1)
23 :
考える名無しさん:01/10/24 20:39
時々ジョン・トラボルタがグールドの風貌に見えるオレって…
(しかし例のグールドの伝記映画の俳優…全然似てねぇ)
>>20 ソクラテスが生きてたらは2ちゃんで煽り屋になってたかも・・・
25 :
考える名無しさん:01/10/24 23:30
で、糾弾されて…弁明して…
夜な夜な2chに出没するグールド・・
カキコ1・・カキコ2・・カキコ3・・・
こわい・・・・・・
27 :
考える名無しさん:01/10/24 23:42
それも対位法で…
28 :
考える名無しさん:01/10/24 23:45
われらがヒキコモリでオタクの元祖グールドに乾杯
29 :
考える名無しさん:01/10/25 00:14
グールド早く死にすぎたぜ。(ピアニストに長命は多いのに…)
今生きていたらホントにキミの意図した世界を楽しめたのに。
合掌。
音楽板行けやカス
31 :
考える名無しさん:01/11/05 03:29
現代的ってのが全然わからん。なにをもって現代的?
グールドのハイドンはいいよ。DVDで全集って出た?
32 :
∴グールドのレコーディングで使った:01/11/05 03:33
ピアノって、チェンバロみたいな珍品なんだってね。
あー・・・メーカー名忘れた。珍品っていうのかな。
34 :
考える名無しさん:01/11/05 04:49
えっ!?
YAMAHAじゃないの?
35 :
考える名無しさん:01/11/05 06:06
単純におれよりうまい>グールド
何で哲学板でやってんの?
クラ板来いよ!
37 :
考える名無しさん:01/11/05 10:01
ヤマハじゃないよ。カナダ製だったと思うが忘れた。チックコリア?だったかな。
38 :
考える名無しさん:01/11/05 13:51
別に音楽板やクラ板に行く必要はない。ここは哲学者としてのグールドを語る板なのだから。
晩年はヤマハがおきにだったよ。
40 :
考える名無しさん:01/11/05 15:11
最後の「ゴールドベルグ」はヤマハだろ。
結局、グールドを聴くのに浅田を思わずにいられない1さんのような人は
それほど多くないと見た。
健全ナリ
>41
すいません(笑
確かに健全なことだ。浅田彰いらん
昔知り合いの女の子にグールドを聴かせたら
「この人、手首が硬そう・・」と言った。
これは的確な批評だと思ったな。
43 :
考える名無しさん:01/11/05 20:21
「私にも弾けそう」とか、「壊れたオルゴール」とか・・・(藁
44 :
考える名無しさん:01/11/06 00:03
マジレスします
グールドの愛器はスタインウエイです
壊れたのでしかたなくヤマハを使いました。
現在は復元されて、カナダの国宝級の扱いです。
>>44 マジレスゆうほどたいしたことも言ってない。
>>42 確かにその通りかもしれないけれど、
あの低い椅子は手首をわざと使えなくするために
使っているのではないかと思ったりするのですが。
一本一本の指を独立させるための技法。
手首をつかったレガートなんて言葉があるけれど
そういうのはグールドの弾き方だと無理がある。
実際の演奏に精通されている方の意見はどうでしょうか?
47 :
考える名無しさん:01/11/06 04:08
48 :
キャッチマン:01/11/09 01:22
おおっ、なんで哲学板にグールドの名前が、と思うと、チンカス臭い
浅田がグールドを広めてる(?)んか〜。ゴダールがグールドの言葉を
よく引用するらしいけど、それの影響?
グールドはとにかくあの暗譜力が異常極まるね。LD8枚みたが、
当たり前のように全て暗譜。シェーンベルクとかウェーベルンもだぜ〜
信じられない! 最近はミケランジェリ様を仰いでいる日々で、
グールドから遠ざかっているが、バッハ、ハイドンは好きだな。
若い頃のライブもいい〜。まー、稀有の変人であることは間違いない。
グールドが飯食ってる姿とか、あんまし想像できないもんな〜
49 :
考える名無しさん:01/11/09 01:37
編集じゃないの?
50 :
考える名無しさん:01/11/09 01:44
グールドがいつものようにレコーディングスタジオに
顔を出すと、知り合いのディレクターがホロビッツの
編集で四苦八苦しているので手伝ってやることにした。
ところが1小節だけどうしてもつながらない。そこで
グールドがその1小節の箇所だけを演奏して編集して
つないだという…何てリアリティのある作り話なんだ。
詳細はグールドの伝記(オットーフリードリッヒ著
宮澤淳一訳『グレン・グールドの生涯』リプロ−と)で。
51 :
キャッチマン:01/11/09 01:58
>>49 うーん、そうなんかなあ。皇帝事件とか、全部ガセ?
(ミケランジェリの代役をやったという話)。
少なくとも、メニューインとやってるバッハとかベートーヴェン、
シェーンベルクは一発で通してるんじゃないかなあ?
映像みたことある?
52 :
考える名無しさん:01/11/09 07:15
ところで、紀伊国屋書店から出ているグールドの若いころの映像のDVDっていいの?
53 :
考える名無しさん:01/11/09 09:35
シェーン・グールドは妹?
54 :
考える名無しさん:01/11/09 10:00
>52
いいとも!
2部構成で、バッハの「イタリア協奏曲」のレコーディングの
ドキュメンタリー構成。
1部ではレコーディングのためのピアノ選びから始まって、ここで
既にお馴染みのグールド愛用の変な椅子持参で登場。
自宅編では、ここのスレでも話題に出た愛用のピアノ・チッカリング
で練習するグールドの姿。既に唄いながら?弾いてます。
ここで友人と(誰だったか忘れた)音楽談義。突然シューベルトの
交響曲五番をピアノで弾き始めたり、無調和音の演奏したりと…
モーターボートをぶっ飛ばす姿もあったな。
2部ではいよいよスタジオでレコーディング。途中タクシーの運ちゃん
とのヤラセ丸だしの会話(漫才?)があったりします
レコーディングシーンではグールドも面白いがスタッフがまた面白い。
まぁ百聞は一見にしかず。興味があるなら是非ご覧になってください。
55 :
考える名無しさん:01/11/10 02:18
>>54 それって「オン・ザ・レコード、オフ・ザ・レコード」とどう違うの?
56 :
Iridium:01/11/10 02:35
スティーブン・ジェイ・グールドは弟?
57 :
考える名無しさん:01/11/10 03:31
グールドのベートーベンは許せない。
自分で弾いたほうがまし。半分まじ
59 :
考える名無しさん:01/11/10 05:41
モートン・グールド
60 :
考える名無しさん:01/11/10 05:46
アシュケナージは、グールドは人間として非常に誠実な、まっとうな人だと
あるインタビューで答えてたけど・・・普通にそのへんで出会って、昼飯食べた
ことがあるそうだよ。
61 :
考える名無しさん:01/11/10 06:04
62 :
キャッチマン:01/11/10 21:06
>>58 熱情とか月光はヘンテコだけど、コンチェルトの演奏はなかなか
立派。コンチェルトになると、他のパートがとれぐらい頭に入っているかの
差が出るね。
63 :
考える名無しさん:01/11/10 21:13
みんなブラッド・メルドーを聴こうぜ。
65 :
考える名無しさん:01/11/13 09:44
メルドーってフランス語で糞って意味じゃなかった?
それをいうなら
メルド (merde)
67 :
考える名無しさん:01/11/13 09:55
グールドはルックスとキャラでかなり神話化されてるのは確か。
しかし、そういうのを抜きで音そのものを評価できるだろうか?
僕には無理。
ドキュメンタリーで歌いながら弾いてる姿みれば、
モーツァルトでもベートーベンでも許せてしまう。
68 :
考える名無しさん:01/11/13 09:58
なにが言いたい?
69 :
考える名無しさん:01/11/13 10:00
音楽にはパフォーマンスも含まれるってことじゃ・・・。
70 :
考える名無しさん:01/11/13 10:04
コンサートをやめた男が結局パフォーマンスかい。
71 :
考える名無しさん:01/11/13 10:08
カルペンティエールってほんとにいいのかい?
72 :
考える名無しさん:01/11/13 11:01
>>70 メディア上のパホーマンス。実はその点、
カラヤンなんかとも通じるんじゃないかとか思っている。
パホーマンスの方向が違ったけど。
73 :
考える名無しさん:01/11/13 11:21
グールドは音だけで十分素晴らしいのだが。
74 :
mimesis:01/11/13 15:12
>>71 『バロック協奏曲』は、面白い。
筒井康隆の『ジャズ大名』はあれのまねでしょう。
カルペンティエールの小説のテーマは時間。
彼の小説に現われる音楽はその為の副次的テーマ。
そんな気がするけれど、あるいは逆かもしれない。
なにしろキューバのひとだからね。
75 :
考える名無しさん:01/11/13 15:59
失われた足跡 読んだが最高につまらんかった。クラオタだと楽しめるのかも。
76 :
考える名無しさん:01/11/13 16:07
>>74 では読んでみます。
家の近くの本屋にサンリオSF文庫なんてないんだけど・・・。
なに言ってんの?バロック協奏曲なんてそうそう手に入んないよ。
78 :
考える名無しさん:01/11/13 19:46
Ludwigは?栄光の9番はどうですか。
79 :
協力しよう!:01/11/13 21:28
80 :
考える名無しさん:01/11/15 23:31
動物園で像を相手にマーラ(だっけ?)を指揮するグールド。
81 :
考える名無しさん:01/11/22 18:03
>>80 像を相手に指揮はできないよ(w
正解は、象のためにマーラーを歌って聞かせてあげた。
82 :
考える名無しさん:01/11/26 19:17
像の檻の前に楽譜を置いて指揮してた。
83 :
mimesis:01/11/26 23:11
『音楽と文学の間』に載ってる浅田彰との対談で
アファナシエフは、「グールドは、不要なものを
削り落してゆくタイプだ」と言っている。
84 :
考える名無しさん:01/11/26 23:23
で?
>144
チッカリングだヴォケ スタンウェイですら不本意だったんだ ヤマハは不本意の
不本意だったんだヴォケ
あの阿呆はスノッブを気取ってるだけで
芸術なんて理解できません。飾りです。ポーズです。
どっちにしろ産み出す方が上です。
>44
だ間違いだ ヴォケ