連続テロ報復戦争の国際法的正当性は成り立たない

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1考える名無しさん
加藤尚武: 連続テロに対する報復戦争の国際法的な正当性は成り立たない

1、国際法上の「戦争」とは、単に軍事行動が行われたという時点では成立せず、
主権国家もしくはゲリラ団体が戦争の意思表示をすることで成立します。ゆえに、
今回の連続テロは犯罪であって、戦争ではありません。犯罪として対処すべきです。

2、国際法では、いかなる紛争にたいしてもまず平和的な解決の努力を義務づけ
ています。ブッシュ大統領が、連続テロの今後の連続的な発生の可能性に対して、
平和的な解決の努力を示しているとは言えないので、新たな軍事行動を起こすことは
正当化されません。

3、国際法は、報復のために戦争を起こすことを認めていません。したがって、
たとえ連続テロが戦争の開始を意味したとしても、現在テロリストが攻撃を継続
しているのでないかぎり、報復は認められません。

4、連続テロに対する報復戦争が正当防衛権の行使として認められるためには、
現前する明白な違法行為に対しておこなわれなくてはなりません。予防的な正当防衛は、
国際法でも国内法でも認められていません。連続テロに対する報復戦争を正当防衛権の
行使として認めることはできません。

5、国家間の犯人引き渡し条約が締結されていないかぎり、犯人引き渡しの義務は
発生しないというのが、国際法の原則です。「犯人を引き渡さなければ武力を行使
する」というアメリカ大統領の主張は、それ自体が、国際法違反です。

以上の理由によって、私は連続テロに対する報復戦争は正当化できないと判断します。
このアピールのいかなる形の転載にも同意します。

9月19日 加藤尚武(鳥取環境大学学長、日本哲学会委員長)
2考える名無しさん:01/09/22 00:52
>>1
その意見についてのあなたの評価は?
3考えない名無しさん:01/09/22 00:55
>>2
あなたが期待する1の評価は?
4考える名無しさん:01/09/22 00:57
国際法を認めているのは世界です。世界が黙認すれば国際法的正当性は成り立ちます
5考えてばかりいる名無しさん:01/09/22 01:02
>>4
世界って?
たとえば南極のペンギンは黙認していると?
6考える名無しさん:01/09/22 01:29
>>3
論旨が明確で、議論の対象となりうるものであることだけを切望する。
7考える名無しさん:01/09/22 01:38
>>4
それは国際的に国際法が無視されただけだろうが。アホか。
8考える名無しさん:01/09/22 01:53
加藤よ
お前の主張を英訳して
コピーはりまくれ!!!!!!
9:01/09/22 02:23
>>8
英訳は既にあるみたいだよ。
速報板には、英訳とともに張ってるの、見たから。
これは、もともと、どこにあるんでしょうねえ。
10考える名無しさん:01/09/23 15:46
法を主張の根拠にするのなら、
解釈の元になった法、または法をそう解釈した理由が書かれてないと、
主張している解釈が妥当かどうかが判断できない。

国際法が国際慣習法なら、それは暗黙のうちに了解されているものであり、
明文化されてないものだし、
条約なら、締結した当事者間のことであり、
その当事者以外にとっては自明なことにはならないと思うので、
解釈の元になった法、またはその理由を書く必要があると思う。
11考える名無しさん:01/09/23 15:50
うむ、今度の戦争が国際法に思いっきり違反していることはわかった。

ところで、これに違反したとき、いつ、誰がどのような形で捕まえてくれるのだろう?(笑)

罰則のない法律は無意味だ。NHKの受信料を払わない奴が多いことがそれを証明している(笑)
12考える名無しさん:01/09/23 17:56
国際法の解釈は専門家に任せたとして、
ブッシュのリップ・サービスは誇張である。
ただ、アメリカの公式見解が「報復行為の断行」であること、
欧州・中国・パキスタン・日本など、世界の世論を見方につけ、
国民のヒステリックなまでの報復行為の支持に裏打ちされている以上、
人道論や慎重論を無視する形で、武力行使が行われる恐れもある。
タリバンがビンラディンの引渡しに応じない以上、如何なる名目においても
アメリカは、アフガニスタンに対する具体的かつ徹底的な武力行使を
断行するだろう。その裏には、タリバンが彼を捨てる可能性が低いということ、
つまり、引渡しには応じないという読みがあるからだ。
イスラム過激派組織の根絶は、露、中、英の利害とも一致する。
アメリカは今回の事件をきっかけに、イスラム過激派の撲滅と
軍需産業による利潤を狙っている。
アメリカの意向を要約すると、こうなる。
ウサマ・ビンラディンをその生死を問わず、引渡すこと。
また彼をかくまっているあらゆる国家・組織も同罪と見なし、
テロリズムの根絶を豪語していること。
事実上、アフガニスタンの民間人が否応無くこのありがたい珍騒動に
巻き込まれることになる。
13考える名無しさん:01/09/24 14:30
IN TERMS OF INTERNATIONAL LAW, THERE IS NO LEGITIMACY FOR WARS OF RETALIATION AGAINST THE RECENT TERRORIST ATTACKS
Hisatake KATO

1. A conflict becomes recognized as a "war" from the perspective of international law not simply when military actions are taken, but when a sovereign state or a guerrilla group expresses its intention to wage a war.
Therefore, the recent terrorist attacks would be recognized as crimes, not as a war.
Thus, the recent incidents should be treated as crimes.

2. International law makes it clear that efforts for peaceful resolution should be made first to deal with any disputes.
Since President Bush has not demonstrated efforts to resolve any possibility of future occurrences of the terrorist attacks in peaceful way, new military actions are not legitimate.

3. International law does not recognize the legitimacy of wars of retaliation.
Therefore, even if the terrorist attack this time signifies a beginning of a war, retaliation cannot be allowed unless the terrorists continue their attacks.

4. In order for a war of retaliation against the recent terrorist attacks to be recognized as legitimately exercising the right of self-defense, it must be waged against existing and obvious illegal actions.
Preventive self-defense is not accepted by either international law or domestic law.
Therefore, a war of retaliation against the terrorist attacks is not accepted as a legitimate act of self-defense.

5. The principles of international law state that there is no obligation for one state to hand over criminals to another state unless an agreement to do so has been concluded between the two states.
President Bush's argument that military force will be used if the criminals are not handed over is itself in violation of international law.

For the reasons stated above, I conclude that a war of retaliation against the terrorist attacks is not legitimate under international law.

September 19, 2001

Hisatake KATO
Dean of Tottori University
of Environmental Studies
[email protected]

(transl.by Junko Edahiro
<[email protected]>)

(Please feel free to reproduce, reprint or forward the statement in any form.)
14考える名無しさん:01/09/25 06:32
>>1の意見は確かに国際法の戦争違法化の問題を取り上げている
と考えられるけど、結局のところ>>10にもある通りそれのソース
を提示しろと言いたいですね。強いて言うなら国連憲章の第2条3項
と第33条が当るのかな?(結局憲章103条でjus cogensとして認め
られている。)

どっちにしても戦争違法化をどのように捉えるか?でしょうね。最近
では戦争が違法になってしまっているから武力攻撃であっても戦争と
いう言葉遣わないみたいですしね。

思ったことを書いてみました。
15さすがにハズカしくなったんだろ、今頃になって(ワラ:01/09/26 15:36
報復作戦名を「限りなき正義」から「不朽の自由」へ変更
http://www.asahi.com/international/update/0926/004.html

 ラムズフェルド米国防長官は25日、同時多発テロを受け、米軍が準備を進めている海外での軍事作戦の名称を「限りなき正義」(infinite justice)から「不朽の自由」(enduring freedom)に変更すると発表した。

 神の意味も含む「限りなき」(infinite)に対し、イスラム教関係者の間で「アラーの神」にかかわる言葉を米軍が使うことは問題だなどと反発する声が出ていた。

 長官は新名称の「不朽」(enduring)について、「すぐには解決しない」という意味を込めたとし、国民に「忍耐」を呼びかける狙いもあると説明。テロ撲滅には軍事作戦も含め「数年かかる」との見方を示した。
16比ヤング:01/09/26 15:48
ブッシュ大統領の発言等の訳
http://kigaru.gaiax.com/www/kigaru/l/b/liberty_peace/diary.html
17ノストラダムス研究者:01/09/26 15:52
予言ではラディンは捕まらず、影武者が捕まってラディンは逃げ延びる
そうです。
18考える名無しさん:01/09/26 16:43
「不朽の自由」(enduring freedom)を死守するために万国の市民よ、
今こそ、武器を取り戦うのだ!
敵はもちろんメリケンちゅうこって。

でも、1さんの引用して大学の先生、
きっと、優秀な方なのだろうし、まじめな人柄と思えるけれども、

rugue states of America 相手に、本気で戦う気も、力もないんだよね。(鬱

チュウことで、はい、お約束。

おまえもナ〜!
19比ヤング:01/09/26 16:59
以下の事象には国際法的な正当性は認められますか?

http://watan-jp.hoops.ne.jp/Special/RAWA_lect_NA.html

今タリバンが制圧しています。タリバンは、女性は何々をしては
いけないと厳しい戒律を強要しています。これらの原理主義者たち
(ジハディスト)はこういう命令は出しませんでした。女性が外出
してはいけないとか、女性は学校へいってはいけないというような
命令は出しませんでした。しかしながら現実には女性たちは外に
出ることができませんでした。女性が外を歩いていると、例えば
ジハーディストの指令官に誘拐されて、殺されたりレイプされたり
ということが日常茶飯事に起こっていたからです。女性たちは恐くて
外にでることができませんでした。親は自分の娘を売れというように
強要されたりもしました。本当に何人の女性たちが殺されたりレイプ
されたりしたかその数は数え切れないくらいです。女性たちにとって
恐ろしいことが日常的に起こっていたのです。例えばひとつの例を
申し上げるとシュークリアという女性、彼女は4人の子どもの母親
でした。ある日、彼女は原理主義者の指令官に誘拐されました。
そして4日間どこにいったのかわからないままでした。彼女は誘拐
されてレイプされました。そして結局殺されてその遺体が4日目に
彼女の家の前に捨てられていました。16歳の彼女の娘をそれを見て、
自分も母親と同じようなめにあわされるのではないかと、恐くて
外に出られないという状態になりました。
これらの原理主義者は70歳の女性から6歳の幼い少女までレイプ
する事をいといませんでした。子どもたちを売れというように親
たちにせまりました。非常に屈辱的な行為をしました。これら
原理主義者たちは本当にどんな残虐な行為でもしました。戦争を
やめて平和をとりもどすというアフガニスタンの人々のスローガン
の中にこのような言葉があります。4月28日、これらの政党が4年間の
残虐な政治をはじめた28日ですけれも、この4月28日というのは、
ロシアがアフガニスタンに侵攻した4月27日よりもさらに暗黒の
日であった、アフガニスタンにとって暗黒の日であったという、
そういうスローガンを掲げています。原理主義者がアフガニスタン
に残した贈り物というのは、破壊と殺害と略奪と強姦とそして
屈辱とそれ以外の何もありませんでした。
20加藤学長も、全面広告だぁ!!:01/09/26 20:40
オノ・ヨーコさん:レノンの「イマジン」NYタイムズ紙に掲載
 http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20010927k0000m030058000c.html

 故ジョン・レノンの夫人オノ・ヨーコさんがレノンの代表曲「イマジン」の一節を1行だけ白地のページに載せた全面広告を25日付のニューヨーク・タイムズ紙に掲載した。

 広告にオノさんの名はなかったが、オノさんの広報担当者がAP通信に確認した。

 この広告は「人々が平和に暮らすことを想像しよう」という、わずか8語の詩だけ。米同時多発テロの後、企業、団体がこぞって愛国心や連帯を打ち出す全面広告を出す中で、スポンサー名や写真などは一切なく、「平和」を強調した点で異彩を放っている。

 オノさんの広報担当者は「広告に名前を出さないほうがより効果的と感じたから」と匿名広告の理由を説明、「伝えたいメッセージはすべてこの広告の中にある」としている。

 オノさんはニューヨークの繁華街タイムズスクエアにも、同じレノンの歌「ギブ・ピース・ア・チャンス(平和にチャンスを)」を引用した大きな屋外広告を出すことを検討しているという。(ニューヨーク共同)[毎日新聞9月26日]( 2001-09-26-19:17 )
21考える名無しさん:01/09/26 23:52
>>19
どうも国際法の範疇ではないように思えるが……。
22ヨッシー:01/09/27 23:26
司法試験板と法律相談板にもあるよ
「連続テロに対する報復戦争の国際法的な正当性は成り立たない?」
http://ebi.2ch.net/test/read.cgi?bbs=shihou&key=1001270235
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=shikaku&key=1001270502
23考える名無しさん:01/09/28 06:43
相手が加藤だけに「なぜ正当化されないことをやってはいけないの?」と
問いたくなるな。自分の家族が皆殺しにされたとする。残された一人は
違法を承知でその殺人犯を殺そうとして言う。「法律やぶったらいかんのか?」
と。加藤先生はどう答えるのだろう。
24比ヤング:01/09/28 07:14
ゲルニカ

作詞・作曲:中村一義

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を塗れたら。目の前に。
真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を見たいから。

あの人は今、捨てられた犬を焼いてる。
誰であれ独裁者になれる、その片隅で。

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を塗れたら。目の前に。
真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を見たいから。

新世紀だろうがさ、根本は何も変わりゃしない。
見てみなよ、独裁者が叫ぶ革命はエゴさ。

真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を塗れたら。目の前に。
真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色を見たいから。

目そらさずに見て欲しい、本当にある事から。目の前に。
何枚ゲルニカのレプリカを、描いては焼いたのさ?

死んだふり・・・?なら、死ねよ。
25比ヤング:01/09/28 15:46
読売は間違っていないと思う(2)追加:加藤氏のアピールについて 投稿者:五番街  投稿日: 9月28日(金)09時25分47秒

前置きが長くなりましたが、次に、アナン国連事務総長の回答の分析に移ります。

質問:
事務総長ならびに大統領、最も重要な懸案のひとつは、米国のとるで
あるかもしれないすべての可能な行動について、安全保障理事会が権
限の付与をする必要があるかどうかということです。大統領にお聞き
したいが、このような権限付与が必要とお考えですか。
事務総長はこの提携が持続し、すべてのことが生成した一体性を維持
するようなやりかたで行われるよう留意しているとおっしゃったが、
この点が気にかかる。なにか特別なお考えをおもちでしょうか。

事務総長:
まず最初に安保理が即座に行動し、この問題についての決議を出した
ことを指摘させてください。安保理は即座に動いただけではなく、決
定は全会一致でした。(中略)

われわれは犯罪者に焦点を当てるべきであり、広範な諸国の提携を形
成することにより[・聴取不可能・]と戦うべきなのです。安保理と国連
総会はわれわれにそうした構築の基礎を与えてくれていると思います。

シラク大統領(フランス語より通訳):
私は事務総長に全面的に賛成します。

注:なお、聴取不能の部分は、文脈から「テロリスト」、
「テロ組織」などのテロの実行者やその組織などを意味する
コトバだと考えられます。(五番街)
26比ヤング:01/09/28 15:47
この分かりにくい質問を私なりに要約すれば、次のようになります。

1. アナン事務総長とシラク大統領に対して:
米国が今後に採用する行動に対して、安全保障理事会による権限の付与が必要かどうか。

2. 事務総長に対して:
各国の提携を維持するために、特別な考えはあるか。

この質問に対するアナン事務総長の回答:

1. この問題に関して、すでに安全保障理事会は全会一致で決議を出している。
 (従って、追加決議による権限の付与は必要ではない。)

2. 広範な諸国の提携によって、テロ組織と戦うことが重要である。安全保障
 理事会と国連総会が、提携の構築の場である。(この回答は、決議1368号
 の内容と同じであり、事務総長には「特別な考え」がないことを示唆してい
 る。)

以上の検討から、第一に、アナン事務総長は、現在の時点でアメリカが準備を
行っている軍事行動についても、すでに決議1368号によって見解がだされており、
新しい決議などは必要ではない、と示唆していると考えられます。そして第二に、
「広範な各国の提携により、テロ組織と戦うことが重要」という発言から、各国
の提携とともに、アメリカが軍事行動を起こしてテロ組織と戦うことに関して、
新しい決議は不必要、となります。

したがって、読売新聞の見解は、基本的な部分では、アナン国連事務総長の回答
と一致すると言い得ると考えます。
27比ヤング:01/09/28 15:48
なお、決議の第6条の継続審議については、アメリカがテロ勢力に
対する攻撃の準備を整え、各国がそれに協力している現状を考えれば、
この攻撃計画が安保理事会の警告の対象や審議の対象とならないこと
を示しており、したがって、実際の攻撃が行われても、非難決議など
は出されないと予想されます。この継続審議は、この決議がテロ攻撃
を対象としたものであるため、これに関連して新しい問題が発生した
場合に、この決議に関連するものとして審議する、という意味であろう
と考えます。

---------------------------------------------

追加:

「加藤尚武氏のアピール」については、別の掲示板でも書いたことな
のですが、この方は、今回のテロ攻撃を直接に対象とする国連決議
1368号を視野に入れていないことが問題なのです。国連決議も
国際法なのですが、ひょっとしたら、この方は、国際法の基本的概念
さえ知らないのではないだろうか、という疑問を起こさせます。
今回のテロ攻撃を対象とする最新の国連決議が、以前の適用可能な
国際法に優越するのですから、このこの国連決議を論じないことは、
致命的な欠陥です。
http://www80.tcup.com/8008/yoshifuarita.html
28考える名無しさん:01/09/28 16:33
 エール大学のジェームズ・サタリン特別研究員は「決議は51条の自衛権を認め、
テロを『国際的な平和と安全への脅威』とみなした。米国と他国が軍事力を含む措置を
とることを認めたものと解釈できる」と語る。

 しかし一方。前国連事務総長補佐のジョン・ラギー・ハーバード大教授は「12日の
決議は何ら新しい原則を明示せず、国連憲章の条項を言い直しただけだ。安保理は確かな
証拠を受け取り、それをふまえて判断すべきだ」と主張する。日本の国際法学者にも
こうした「異論」派が多い。

 湾岸戦争前の安保理による武力行使容認決議は加盟国に「必要なあらゆる措置をとる
権限」を与えた。その時でさえ、こんな決議が許されるのかという議論が起きた。今回の
米政府の姿勢に疑問が出るのは無理もない。
29比ヤング:01/09/28 17:35
ラディンはハーバードに多額の寄付をしていたらしい
30比ヤング:01/09/28 17:49
【米国同時多発テロ 】

ビンラディン家の寄付は被害者に ハーバード大に要求

 米ハーバード大学があるマサチューセッツ州ケンブリッジ市の市議会は24日、
オサマ・ビンラディン氏の実家から受けた寄付金を含む500万ドル(約5億
8600万円)をテロ事件の被害者に贈るよう同大学に求める決議を採択した。

 「大学が受け取った寄付は、テロ資金と同じ汚れた金だ」というのが提案理由。
9人で構成する同市議会で、8対1の賛成多数で可決された。

 同大学は「オサマ氏は勘当された身。ビンラディン家が経営する企業からテロの
はるか前に受け取った寄付にやましいところはない」と反論しながらも、世論を
意識してか100万ドル(約1億1700万円)をテロの遺族に寄贈すると決めた。

 ビンラディン家の実家が経営する「サウジ・ビンラディン・グループ」は同大学に
対し、93年に「イスラム法の研究にあてて」と100万ドルを寄付。翌94年に
は「イスラム芸術の研究に」と100万ドルを贈った。

 大学当局によると、オサマ氏の弟と思われるアブドラ・ビンラディンという学生が
94年に法律大学院を修了している。その縁もあって、土木建築の大企業を経営する
実家が大金を贈ったらしい。
http://miiref00.asahi.com/national/ny/others/K2001092603375.html

ちなみに、『文明の衝突』のハンチントンもハーバード。
東大の山内昌之氏はAERA緊急増刊で、「文明の衝突」を起こすことが
連中の狙いだ、と指摘している。

ハンチントンと山内氏は論敵。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/y2k/ukxus.html
31考える名無しさん:01/09/28 17:52

陰謀論に逝っちゃうの? 比たん。
32質問:01/09/28 18:03
違法性の阻却される干渉のところで、「自衛は、違法性が阻却されるが、武力を伴うものは違法とみられると」ありますが、武力を伴わない自衛とは、どんなものがあるのですか。(N.Nさん)
33回答:01/09/28 18:06
 これは、誤解です。確かに、あまり十分な説明書きをしていませんが、講義をよく聴いていればおわかりではないかと思います。つまり、自衛は、相手国の侵略等の場合に対抗するために最小限必要な範囲で武力行使を認めるものです。
 自衛権の行使は武力の使用も含まれます。ここで「武力を伴うものは違法」といっているのは自衛ではなく、「復仇」に関する説明です。復仇とは相手国の違法な行為(武力を伴わない)
 相手国の違法行為(武力行使を含まない)に対してその中止又は救済を求めるために必要な場合(復仇)に、相手国との条約の一時的停止、相手国国民の資産の抑留、凍結、定期航空の乗り入れ停止、などの措置があります。

 国家的なテロ行為に対して武力復仇が認められるかどうかは議論があるでしょうが、その場合でも、単独で武力復仇を行う権利を認めることはできないでしょう。安保理を中心とす制裁にゆだねられると思われます。
34ポイント:01/09/28 18:08
・自衛と復仇の違いに注意 に注意
・武力を伴わない復仇は違法ではない。
35比ヤング:01/09/28 18:10
アカシックをはじめて見たやつの多くは
妄想だ電波だ陰謀論だと切り捨てるが、
彼らの殆どは内容には全く反論できない。
MSNニュース&ジャーナルの記事で一躍有名に
なったと教えてやると絶句する。
嫌みったらしいアクセス解析を見ると自殺しそうになる。
 ●影響力のある読者の方々
 しかも、ありがたいことに当ホームページの読者には非常に
 教育レベルの高い方が多いことが、ログ解析により判明致して
 おります。アクセス元のドメイン名で見ると、現役の衆議院議員や
 朝日新聞論説委員、その他通産省、建設省、宮城県警、北海道庁、
 山梨県庁、沖縄県庁、大阪府庁、東大地震研、国立癌センター、
 カーネギーメロン大人工知能学科(ロボット工学で世界の最高峰)、
 UCLA、スタンフォード大、ボストン大、阪大、九大、群馬大、熊本大、
 千葉大、早大、横浜国立大、奈良先端技術大学院大、立命館大、
 同志社大、本田技研、ソニー、東芝、日立、富士通、NEC、沖電気、
 松下通信、IBM、日本オラクル、ハドソン、オートデスク、マイクロ
 ソフト、日本シスコシステムズ、富士ゼロックス、オリンパス、
 旭化成、住友銀行、大和證券、日興證券、凸版印刷、NTT、電通、
 NHKと超一流の研究機関や大学や企業の在籍者の方々にご愛読頂いております。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/legal.html
それどころかアカシックによればまだまだ読みが
甘い田中宇にさえ反論ができなかったりする。
http://tanakanews.com/b0918afghan.htm

そーいや、俺の日記にもボーエーチョーとかシューギインから
アクセスがあったな、事件直後は。
36考える名無しさん:01/09/28 18:16

比たん、阿修羅とか読み過ぎなんでないの。
37比ヤング:01/09/28 18:32
今回のテロについての記事
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/dragon/md.html
対立の構図
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/usout.html
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/chngt.html

これを見ると、今回のテロがアメリカ=ユダヤ=ロックフェラーの
陰謀だとするNAMの連中の妄想がいかに劣悪かわかるだろう。
38コメント:01/09/28 18:37
ある宗教を信じていた人間は、その宗教を信じられなくなると、
裏返しですごい憎悪をしめすんだよね。

そして、信仰を必要とする心理的状態自体は解消していないので
別の宗教を強烈に信仰するんだよね。
39考える名無しさん:01/09/28 18:40
進行を必要とする心理的状態=弱い心=社会的弱者=経済の邪魔=イテーヨシ
40比ヤング:01/09/28 18:44
>>38
だいたいNAMなどはじめから信奉していない。
金利のつかない通貨がよいとか、ギャグとしか思えない。
物価変動で実質金利も変動するのだが。
41考える名無しさん:01/09/28 18:51
>物価変動で実質金利も変動するのだが。

だからどうだというのか、よく分からないんですが?
42比ヤング:01/09/28 18:57
>>41
金利の変動する普通の通貨でインフレターゲット0%を目指すほうが
目的を達成できる可能性が高いということだな
43考える名無しさん:01/09/28 18:56
age
44考える名無しさん:01/09/28 19:01
比たん「裏切ったな! 東浩紀はぼくの心を裏切ったんだ!」

陰謀説、ネット右翼に宗旨変え

(゚д゚)ウヨー
45考える名無しさん:01/09/28 19:02
>>42
何か彼らの「目的」を勘違いしてない?
46考える名無しさん:01/09/28 19:03
陰謀説の好きな人にはハーバード大というだけで、「タリバンの回し者!」
っていうことになるのかもしれないけれど。
「12日の決議は何ら新しい原則を明示せず、国連憲章の条項を言い直しただけだ。
安保理は確かな証拠を受け取り、それをふまえて判断すべきだ」
この文言自体は検討すべきでしょ。
47比ヤング:01/09/28 19:04
東浩紀に国際情勢の解説など誰も期待しておらんわ、たわけ。
48考える名無しさん:01/09/28 19:07
>>46
無理。比はその決議、どうせ目を通してないよ。
やつは誰かの口まね=コピペを繰り返すだけ。
49考える名無しさん:01/09/28 19:08
>>47
だからって陰謀説に走らんでもいいだろ。
50比ヤング:01/09/28 19:09
>>44
この人がテロ事件後にアンチ・テロMLを開設したと仮定して、
仮に俺が参加していたとしたら俺はウヨか?
もし万が一そうだとして、俺がウヨだと言えるか?
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ikawag/eiennotameni.htm
51コメント:01/09/28 19:10
信仰に走りやすい人間と、陰謀説が好きな人間は大体かさなるのれす。
52比ヤング:01/09/28 19:14
アナンは日本がゴネるようなら武力行使を完全に正当化する
国連決議を採択する用意をしている

小沢一郎はそれを待っているだろう
国連の名のもとに日本が武力行使を正当化できるってわけだ
http://www.jiyuto.or.jp/tv/press0920.ram
53比ヤング:01/09/28 19:15
国際情勢板のみんなも大好きアカシックレコード。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1000288427/
54考える名無しさん:01/09/28 19:15
age
55比ヤング:01/09/28 19:17
マラッカ海峡について少しは注意したほうがいいだろうな
http://www.medianetjapan.ne.jp/three/book_newspaper/peyoung/
56コメント:01/09/28 19:17
アカシックレコードなんて言っている時点で、柄谷の予言とどっこいどっこいなのれす。
57小田 晋:01/09/28 19:22
ヒキコモリの人格障害の人は次々に自分の敵を確定することで精神の安定
を図るのです。
例えば、 あげぞう

   黒木・山形
   ↓
      NAM
     ↓
タリバン

     (゚д゚)ウラビーン
58比ヤング:01/09/28 19:24
内容には触れられないんだよな
アメリカ陰謀論者にはさ


●『連銀』株主の大半は外国の商業銀行
 信じられないことなのだが,『連銀』の株式は「シティー」の
面々とその米国での代理人たちがすべてを握り,米政府は1株も
所有することはできなかった。
 しかもその大半を「外国」の商業銀行が所有するという異常な
構成になっており,これらの事実はアメリカ合衆国の人民はもとより,
いっさい誰にも知らされることなく,一部始終が徹底した秘密主義の
厚いベールの中で進められた。

 『連銀』の実質的な株主は以下の通り

 ロスチャイルド銀行(ロンドン),ロスチャイルド銀行(ベルリン),
ラザール・フレール(パリ),イスラエル・モーゼス・シフ銀行
(イタリア),ウォーバーグ銀行(アムステルダム),ウォーバーグ銀行
(ハンブルグ),リーマン・ブラザーズ(ニューヨーク),クーン・
ローブ銀行(ニューヨーク),ゴールドマン・サックス(ニューヨーク),
チェース・マンハッタン銀行(ニューヨーク)

 この堂々たるメンバーをなんと表現したらよいのであろう。
多少なりとも「文明化」された知的な人ならば,中世の「異端審問」
めいた響きがあって二の足を踏むところであろうが,「ユダヤ国際資本
の銀行」としか言いようがない。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2070/172bank.htm

そういやチェースの連中はほとんど無事だったらしいな
59コメント:01/09/28 19:26
大体、この板にいる連中に愛想をつかしているのなら、くだらないコピペやめたらいいのに。
60比ヤング:01/09/28 19:27
age
61コメント:01/09/28 19:30
よっぽどかまって欲しい寂しいパラシンなのか、
ちょっとした優越感に存在理由を見出している哀しいパラシンなのか。
62考える名無しさん:01/09/28 19:32
マジここの名無し(コメント含む)は人間としての基本が出来ていない上に
勘違いが多いから救いようがないのは事実
63考える名無しさん:01/09/28 19:34
>>62
自己言及好きだね。さすが哲学板だね。
64考える名無しさん:01/09/28 19:35
>>62
オマエモナー
65考える名無しさん:01/09/28 19:36
>人間としての基本が出来ていない上に

そういうひとは、2ちゃんねるにきません。
66考える名無しさん:01/09/28 19:36
下らないレス・・・・・・
知性が感じられない・・・・
67考える名無しさん:01/09/28 19:39
哲学板に知性を求めてはいけない、ということぐらい学んでいない知性のないひとは困ったものです。
68考える名無しさん:01/09/28 19:42
>>67
知を求めないで何が哲学だよ
消えてくれ
69考える名無しさん:01/09/28 19:44
知性を求めるのではなく
自ら発してください
70考える名無しさん:01/09/28 19:46
もはや哲学板には、一部のスレをのぞいて電波が満ちているだけです。
71考える名無しさん:01/09/28 19:46
>>69
何のために?
貴方の為にですか?
他人の為にですか?
72考える名無しさん:01/09/28 19:47
哲学の為に
73考える名無しさん:01/09/28 19:48
>>72
智のために、の方が語源的にはいいところだな。
74考える名無しさん:01/09/28 19:49
>>72
主体が無ければ哲学は存在しない
故に哲学のために哲学をする事
これは本質が既に無い
7544:01/09/28 19:51
46 :考える名無しさん :01/09/28 19:03
陰謀説の好きな人にはハーバード大というだけで、「タリバンの回し者!」
っていうことになるのかもしれないけれど。
「12日の決議は何ら新しい原則を明示せず、国連憲章の条項を言い直しただけだ。
安保理は確かな証拠を受け取り、それをふまえて判断すべきだ」
この文言自体は検討すべきでしょ。
76考える名無しさん:01/09/28 19:51
>主体が無ければ哲学は存在しない >>74

ほらね、いまや哲学版は論証もなくこんなことを偉そうに言う電波ばっかり。
77考える名無しさん:01/09/28 19:51
私には見えます、オーラがあなたたちから発せられているのが・・・
7875:01/09/28 19:51
自分の名前間違い−>46
79考える名無しさん:01/09/28 19:53
哲学が哲学するとは言ってない
もちろん主体が哲学をするのです
80考える名無しさん:01/09/28 19:57
Absolutly no.
THE PHILOSOPHY ITSELF IS OUR SUBJECT !!!
81考える名無しさん:01/09/28 19:59
>>80
CKたん?
はずかしいなあ。absolutely、でしょ。
82考える名無しさん:01/09/28 19:59
>>76
人間がいなければ哲学は存在しないということを検証しろというのですか?
そのような断定こそが根拠の無い決め付けであり、お前が電波である事を知りなさい
>>79
失敬
では、哲学のために哲学を行う事は、所詮人のためにはならない
人のために行っていないという意味での意見であります
83考える名無しさん:01/09/28 19:59
屁ヤングが来るとどこのスレでも荒れるな...
84考える名無しさん:01/09/28 20:00

THE PHILOSOPHY ITSELF IS OUR SUBJECT !!!!!

.
85考える名無しさん:01/09/28 20:00
>>83
薄っぺらな書き込み電波、死ね
86考える名無しさん:01/09/28 20:01
>>83
かなりの部分が彼の自作自演なんじゃないの?
87考える名無しさん:01/09/28 20:03
だからバカばっかって言われるんでしょ。
88考える名無しさん:01/09/28 20:03
>>85
ほら、これとか。
彼のたちが悪いのは荒らしモードに入ると名前を消すからなんだよな。
89考える名無しさん:01/09/28 20:06
ピエロがいる
プププ、ば〜か
又引っ掛かってやんの(w
90考える名無しさん:01/09/28 20:06
>>86
やっぱりそうなのかなー...

いい加減にしてくれ、屁ェさんや。
91考える名無しさん:01/09/28 20:07
勘違いチューボーだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
ぎゃははははははははははは、バカちゃう?いや、バカだ!(反語)
92考える名無しさん:01/09/28 20:09
科学は人間に関係なくそこにある。
哲学は人間がいないと話にならない。
93考える名無しさん:01/09/28 20:11
科学も人間がいないと存在しない
哲学も人間がいないと存在しない
94比ヤング:01/09/28 20:13
60の直後からいままでメシ食ってたんだが
95考える名無しさん:01/09/28 20:13
32 :質問 :01/09/28 18:03
違法性の阻却される干渉のところで、「自衛は、違法性が阻却されるが、武力を伴うも
のは違法とみられると」ありますが、武力を伴わない自衛とは、どんなものがあるので
すか。(N.Nさん)

33 :回答 :01/09/28 18:06
 これは、誤解です。確かに、あまり十分な説明書きをしていませんが、講義をよく聴い
ていればおわかりではないかと思います。つまり、自衛は、相手国の侵略等の場合に
対抗するために最小限必要な範囲で武力行使を認めるものです。
 自衛権の行使は武力の使用も含まれます。ここで「武力を伴うものは違法」といってい
るのは自衛ではなく、「復仇」に関する説明です。復仇とは相手国の違法な行為(武力
を伴わない)
 相手国の違法行為(武力行使を含まない)に対してその中止又は救済を求めるため
に必要な場合(復仇)に、相手国との条約の一時的停止、相手国国民の資産の抑留、
凍結、定期航空の乗り入れ停止、などの措置があります。

 国家的なテロ行為に対して武力復仇が認められるかどうかは議論があるでしょうが、
その場合でも、単独で武力復仇を行う権利を認めることはできないでしょう。安保理を
中心とす制裁にゆだねられると思われます。

34 :ポイント :01/09/28 18:08
・自衛と復仇の違いに注意 に注意
・武力を伴わない復仇は違法ではない。
96考える名無しさん:01/09/28 20:14
46 :考える名無しさん :01/09/28 19:03
陰謀説の好きな人にはハーバード大というだけで、「タリバンの回し者!」
っていうことになるのかもしれないけれど。
「12日の決議は何ら新しい原則を明示せず、国連憲章の条項を言い直しただけだ。
安保理は確かな証拠を受け取り、それをふまえて判断すべきだ」
この文言自体は検討すべきでしょ。
9746:01/09/28 20:17
すいません、これ↓を94と95の間に入れてお読み下さい。>ALL


  ----------------------<仕切直し線>----------------------
98考える名無しさん:01/09/28 20:18
>>ALL
うんこにたかるのはハエである事を忘れるな
99考える名無しさん:01/09/28 20:20
捨て台詞は無視、無視。 >どちら様も
100考える名無しさん:01/09/28 20:21
>>99
低脳
101考える名無しさん:01/09/28 20:25
100!
102司法試験板から:01/09/28 20:27
23 :13 :01/09/26 15:06
国連憲章51条によれば、自衛権が行使できる要件は
「武力攻撃が発生した場合(if an armed attack occurs)」となっている。
この「武力攻撃」とは、「陸海空軍その他これに準ずる軍事手段を用い
国境線を超えて行われる組織的な軍事行動」とされる。
武力行使のなかでも最も重大な方式をいう。
国境警備機関の突発的な衝突や外国民間機の領空侵入といった程度
の実力行使は含まれない。
したがって今回のテロは自衛権行使の対象とはならない。

また自衛権の保護法益は、主に国家の領土保全とされる。
それを拡張して、一定の在外権益も自衛権の保護法益になると
する見解もある。
いずれにせよ今回のテロはアメリカの領土保全を侵害する
ものではない。

結局、テロに対する報復として、自衛権を援用することはできない。
[参考文献:山本草二「国際法【新版】」(有斐閣、1994)、733-736]
武力行使が認められるのは、安保理決議が
武力行使容認決議を出した場合に限られる。

現行国際法が想定していない事態だから、国際法を忠実に
守らなくてもいい、という意見には賛成できない。
(コソヴォ紛争のNATO空爆はまさにそういう事例だったが。)
そういう場面でこそ法解釈の腕前が問われている。
「法とは何か」を考え、適用可能な法規を見つけ出し、
自分達の利益を守るための抗弁を何とか考え出す。
事態をパワーポリティックスに委ねてしまうのではなく、
国際関係における「法の支配」をどこまでも貫かなくてはならない。

司法試験で出てくる国内の紛争解決も同じ。
現行法の十分に想定していない事例に対しても、
一般条項や拡大解釈・類推解釈を駆使して
何とか法的な解決を試みる。同じことが国際紛争にもいえる。
103考える名無しさん:01/09/28 20:27
24 :氏名黙秘 :01/09/26 23:24
>>23
>国境警備機関の突発的な衝突や外国民間機の領空侵入といった程度
>の実力行使は含まれない。
>したがって今回のテロは自衛権行使の対象とはならない。

民間機の領空進入のレベルを遙かに越えていると思うが。
104考える名無しさん:01/09/28 20:28
28 :16 :01/09/27 01:33
>>24

いや、>>23-26-27
が正統的な解釈だよ。

ただこれって極限事例なんで・・。
結局今回はアメリカもNATOも自衛権行使
という形式を取るみたいだからね。
しかも世界の大半の国がこの方式を追認。
もしかすると解釈が変更されるかもね。

ちなみに、
武力攻撃は
@国境警備機関の突発的な衝突や外国民間機の領空侵入といった程度
の実力行使は含まれない。
また
A「間接的な武力行使」
(他国の反乱団体に対する武器の提供と兵站上その他の支援が合体したもの)
は含まれないというのが正統的な解釈なんだが・・。

今回の民間機による特攻ってのは
@Aのいずれにも該当しないんだよね。
25-26氏があげておられる事例が@Aに
該当しないのは明らかなんだけど、
今回の事例はどうなのかなあ?

これを自衛権行使に近づけて考えるか、
あくまでも制限的に考えるかは価値観かなあ・・。
超大国の自衛権濫用の防止か
テロ防止に対する実効的手段の確保か
という結構微妙な判断を強いられるね。
法解釈って難しいね。

ちなみに、
前回、記述を単純にするため武力行使に含めたけど、
「武力行使に至らない程度の違法な実力行使」
であるとの認識に立ちながら
リビアのテロ行為に対して自衛権行使を主張した
事例も存在するからね。
(ただし、このケースは在外自国民保護の事例。
今回の本土攻撃の事例とは異なるという解釈も可能。)

これからすると武力攻撃自体を必然的に自衛権行使の要件とは考えない。
もっと正確に言うと憲章51条の「武力攻撃」という文言を
もっと実質的に考えようという立場が存在し得るね・・。
まあ、結構争いがあるところなので色々ですな。

まあ、我々学生レベルで別に法解釈を放棄したりする必要はないけど、
実際は政治の世界が絡み、しかも慣習法の要素が強く、明文化が遅れている
国際法の世界の話である以上
>>25氏の感想もまあ、確かにって気がする。
悩ましいね・・。
105比ヤング:01/09/28 20:31
>この「武力攻撃」とは、「陸海空軍その他これに準ずる軍事手段を用い
>国境線を超えて行われる組織的な軍事行動」とされる。
>武力行使のなかでも最も重大な方式をいう。
>国境警備機関の突発的な衝突や外国民間機の領空侵入といった程度
>の実力行使は含まれない。
>したがって今回のテロは自衛権行使の対象とはならない。

たしか燃料マンタンのボーイング767の破壊力は
巡航ミサイル2基ぶんだったな(ワラ
旧ソ連から流出したスーツケース爆弾も20箱持ってるし
ミグ21も戦車もスカッドミサイルも持ってるが(ワラ
106考える名無しさん:01/09/28 20:40
>>105

そういった点は既に上記引用文で触れられている通り。
即ち、

>現行国際法が想定していない事態だから、国際法を忠実に
>守らなくてもいい、という意見には賛成できない。
>コソヴォ紛争のNATO空爆はまさにそういう事例だったが。)
>そういう場面でこそ法解釈の腕前が問われている。
>「法とは何か」を考え、適用可能な法規を見つけ出し、
>自分達の利益を守るための抗弁を何とか考え出す。
>事態をパワーポリティックスに委ねてしまうのではなく、
>国際関係における「法の支配」をどこまでも貫かなくてはならない。

司法試験で出てくる国内の紛争解決も同じ。
現行法の十分に想定していない事例に対しても、
一般条項や拡大解釈・類推解釈を駆使して
何とか法的な解決を試みる。同じことが国際紛争にもいえる。
107考える名無しさん:01/09/28 20:43
(106続き)
>今回の民間機による特攻ってのは
>@Aのいずれにも該当しないんだよね。
>25-26氏があげておられる事例が@Aに
>該当しないのは明らかなんだけど、
>今回の事例はどうなのかなあ?

>これを自衛権行使に近づけて考えるか、
>あくまでも制限的に考えるかは価値観かなあ・・。
>超大国の自衛権濫用の防止か
>テロ防止に対する実効的手段の確保か
>という結構微妙な判断を強いられるね。
>法解釈って難しいね。
108考える名無しさん:01/09/28 20:44
46 :考える名無しさん :01/09/28 19:03
陰謀説の好きな人にはハーバード大というだけで、「タリバンの回し者!」
っていうことになるのかもしれないけれど。
「12日の決議は何ら新しい原則を明示せず、国連憲章の条項を言い直しただけだ。
安保理は確かな証拠を受け取り、それをふまえて判断すべきだ」
この文言自体は検討すべきでしょ。
109考える名無しさん:01/09/28 20:45
32 :質問 :01/09/28 18:03
違法性の阻却される干渉のところで、「自衛は、違法性が阻却されるが、武力を伴うも
のは違法とみられると」ありますが、武力を伴わない自衛とは、どんなものがあるので
すか。(N.Nさん)

33 :回答 :01/09/28 18:06
 これは、誤解です。確かに、あまり十分な説明書きをしていませんが、講義をよく聴い
ていればおわかりではないかと思います。つまり、自衛は、相手国の侵略等の場合に
対抗するために最小限必要な範囲で武力行使を認めるものです。
 自衛権の行使は武力の使用も含まれます。ここで「武力を伴うものは違法」といってい
るのは自衛ではなく、「復仇」に関する説明です。復仇とは相手国の違法な行為(武力
を伴わない)
 相手国の違法行為(武力行使を含まない)に対してその中止又は救済を求めるため
に必要な場合(復仇)に、相手国との条約の一時的停止、相手国国民の資産の抑留、
凍結、定期航空の乗り入れ停止、などの措置があります。

 国家的なテロ行為に対して武力復仇が認められるかどうかは議論があるでしょうが、
その場合でも、単独で武力復仇を行う権利を認めることはできないでしょう。安保理を
中心とす制裁にゆだねられると思われます。

34 :ポイント :01/09/28 18:08
・自衛と復仇の違いに注意 に注意
・武力を伴わない復仇は違法ではない。
110gu_min:01/09/28 20:51
黙ってりゃいいのよ。
そのうち解決するからさ。
111比ヤング:01/09/28 20:57
あの後FBIが最低でも2件のテロを未然に防いだらしいが
112gu_min:01/09/28 21:07
>FBI
あれは何なの?
州警察とかいろいろあっていいのか悪いのか良く分からん。
ただ、えらそーなのは確かだ。
113>112:01/09/28 21:11
FBI=Federal Bureau of Investigation
アメリカ国内の広域犯罪、特命犯罪を担当する法務省の1部局。
114比ヤング:01/09/28 21:15
国内がFBIで国外がCIAっす。
115gu_min:01/09/28 21:16
あ、そうなんだ
勉強になりました。
ありがとう>ヤング
116このスレ初カキコ:01/10/01 14:17
>>58(比ヤング)
何だよ、イスラエルが一枚噛んでるって言いたいのか?
それならイスラエル―アメリカ―イギリスのラインだって有りって事だよな?

アメリカ陰謀論者は何もペンタゴンが企んだって言ってる奴だけじゃないぜ。
愚か者は戦争で失うだけだが、狡賢い者は利益を狙うだろ。
広瀬じゃないが、ロスチャイルドが裏で動いてたって不思議じゃないしな。
アメリカ議会のユダヤロビーの食込み方見たら誰だって勘繰るぜ。
政治的ファクターの多い事件は俯瞰的に洗ってかないと誰かの掌で踊るだけだ。
こんな時こそ、原理原則が重要なんじゃないか?
117比ヤング:01/10/01 16:05
118比ヤング:01/10/01 16:09
ジョージ・W・ブッシュ政権高官の論文

コリン・パウエル
国務長官

コンドリーザ・ライス
国家安全保障問題担当大統領補佐官

ロバート・ゾーリック
通商代表部代表

ポール・ウォルフォウィッツ
国防副長官

ジョン・R・ボルトン
軍縮及び国際安全保障担当国務次官

リチャード・アーミテージ
国務副長官
http://www.foreignaffairsj.co.jp/bush.html#1

これ見てもらえばわかるとおり、パウエルは軍縮派。
119age:01/10/04 06:09
age
120浅田:01/10/04 08:39
これは戦争ではない
121比ヤング:01/10/04 12:36
『亜空間通信』29号(2001/10/04)
【イスラエル・アメリカの2人3脚がヘテロヘテロの大縺れで転倒大怪我の破局か】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 転送、転載、引用、訳出、訳し直し、間違いの指摘など、大歓迎!

 今回のアメリカのアフガン出兵への動きを、湾岸戦争の歴史と重ね合わせて
見るのは至極当然のことだが、歴史のドラマ(原意は葛藤)の繰り返しには、
必ず違った側面が加わるし、その読み違いによる思惑の食い違いが、予測せざる
破局の転げ堕ち坂への岐路となることもある。

 私は先にもユダヤまたはイスラエル側の縺れた情報を紹介したが、これは、
湾岸戦争ではまだまだ通用したイスラエル・アメリカの2人3脚が、破綻を来し
始めた徴候なのである。

 簡単に言うと、イスラエルはアメリカを使嗾してアラブを攻撃させようと
するが、アメリカの狙いはカスピ海周辺の石油資源にあるのだから、必要以上に
アラブを刺激したくはないし、むしろ、大手メディアも既報のように、
パレスチナ国家の承認を公言するに至りさえしたのである。つまり、思惑の食い
違いが露骨に表面化したのである。

 以下に紹介する「アメリカのユダヤ人組織」の社説に相当する冒頭記事は、
そのようなアメリカの国家政策の矢面に立った「黒人」の国務長官への八つ
当たりなのだが、これはまさに、ダーバンの国連人種差別問題会議での孤立状況
の原因を立証する「人種差別的暴言」に他ならない。「天に向かって唾を吐く」
というべきところである。罵倒に類する原語の表現なので、若干の意訳を試みた。

http://www.usajewish.com/scripts/usaj/paper/Article.asp?ArticleID=1294

2001年9月28日(金)

今日のニュース・フォーラム

我々が見分けた敵の名はコリン・パウエル

我々は、国務長官コリン・パウエルが、最悪のテロリストとの協力を求めること
により、イスラエルとユダヤ人の地位の転覆を図っていると非難する ――
彼は、「実際に悪いテロリズム」と称する杜撰な定義を対照に用いることに
よって、ユダヤ人の民間人を殺す殺人者に「よいテロリスト」と称する合法性を
与えている。

今や彼を畜生として弾劾すベき時だ!

彼は敵であり、ここアメリカでもイスラエルにおいても、最も確実にユダヤ人に
死をもたらす。彼を名指して遠慮なく非難し、そのことを隠し立てするな。

コリン・パウエルよ:お前はお前の上司が解雇することができないとんでもない
危険な糞野郎だ。それはお前が黒人だからなので、我々は、お前が当分の間その
地位を保つと見通している。

しかし、我々は愚かではない。我々は敵を見分けることができるのだ。
http://asyura.com/sora/war2/msg/595.html
122考える名無しさん:01/10/08 04:59
新しいコメントでるかな。
123考える名無しさん:01/10/08 05:00
>>122
オマエ、過去のスレアゲまくってるだろ。
124考える名無しさん:01/11/01 20:09
ハーバーマスが空爆支持しているよ。
125考える名無しさん:01/11/01 21:48
>>124
どんな事言ってるの?
126考える名無しさん:01/11/24 16:07
.
127つーか:01/12/05 02:14
死んだか
私のインタビュー集
「9.11 アメリカに報復する資格はない!」
が翻訳出版された。
さぁ、親米を自称する日本の読者の反論を期待する。特に
1.アメリカは1980年代のニカラグアに対する「無法な力の使用」の廉で
  1986年国際司法裁判所に有罪を宣告され、即時の軍事行動の停止と賠償を命じられた。
  しかしアメリカはこれを無視して攻撃をエスカレートさせたため、ニカラグアは
  安全保障理事会に訴えた。理事会は全ての国家が国際法を遵守するという決議を
  検討したが、アメリカ一国がこれに拒否権を発動.ニカラグアは国連総会に訴え、
  そこでも同様の決議が行われたが、アメリカとイスラエルは二年続けて
  これに反対した。
2・1985年、レーガン政権はベイルートで爆弾テロをしかけた。モスクの外に
  爆弾トラックを置き、最大の死傷者が出るようにタイミングを計り、礼拝を
  終えて一斉に帰る人々を狙って爆発させた。死者80名、負傷者250名、
  その殆どが女性と子供だったと、三年後のワシントン・ポストは報じている。
3・1998年8月20日、スーダンのハルツウムにあるアル−シーファ薬品工場を
  アメリカは巡航ミサイルで攻撃した。同工場はスーダンの主要な薬品の90%と、
  全ての家畜向けの薬の製造をしていたため、爆撃後、同国では死亡者数が静かに
  上昇を続けている。爆撃による直接に被害もさることながら、薬品の不足によって
  治療可能な病気によって死亡した人の数は数万人を下らない。しかもアメリカは
  国連による爆撃の正当性の調査を阻止した。
この3点に対する理性的反論を期待したい。

「9.11 アメリカに報復する資格はない」 文芸春秋 (11月30日第1刷)
ノーム・チョムスキー
定価1143+税 http://news.2ch.net/test/read.cgi/news5/1007387030/
129考える名無しさん:01/12/05 04:48
まさかとは思うんだけどさ、アメリカの政府関係者に終末論者って多いんじゃね〜の?
イスラエルは明かにこの時を待ってたんじゃね〜の?
あまりに出来過ぎた展開の様な気がしてんの俺だけ?
130考える名無しさん:01/12/05 06:07
終末論者
とゆうよりは
議定書主義者
とゆうかんじ?
131考える名無しさん:01/12/05 22:55
>>130
いや、ヨハネの黙示録だろ。
シオニストが強いっていたって、選民思想は受けないだろ?
132考える名無しさん:01/12/05 22:57
いやユダヤ人が裏で手を引いてるから・・・w
133考える名無しさん:01/12/05 23:15
俄にノストラダムス臭くなって来た。
ブッシュにオカルトに嵌るほどの知性が有る様には見えんが。。。
134 :01/12/06 11:48
ブッシュは文盲
135ぴかぁ〜 ◆zPAFXlx. :02/01/05 03:17
連続テロ報復戦争の国際法的正当性は成り立たない事を、証明するのでなく、戦争そのものに疑問を投げかけよ。
君は国際法学者か?国際法を専攻してるのか?
勇気を出せ哲学者達よ。
戦争を悲しむ時代もあれば、祝う時代もある。
136ぴかぁ〜 ◆zPAFXlx. :02/01/05 03:18
そして現在、経済戦争文化戦争が世界大戦規模で行われている。
137ぴかぁ〜 ◆zPAFXlx. :02/01/05 03:28
戦中の特攻隊についても、哲学的な議論を展開して欲しい、専門家として。


138ぴかぁ〜 ◆zPAFXlx. :02/01/05 03:31
>>131、132
アメリカにいるユダヤ人は組織ぐるみで、ニーチェを殺そうとしていると?
神の使徒にでもなったように。
139猫電波:02/01/06 00:47
>>129
二行目はともかく一行目は事実(だった?)。
「もうすぐ終末が来るので、環境問題は取るに足らない」と発言したドキュソ議員とかね。
レーガンなんかは福音主義の流れを受けていて、公約に「進化論を教えなくする」ことをあげていた、
もちろん、これは実行されなかったし、この手の背景でアメリカの行動を理解しようとするのも当然ながら視野狭窄だけど。
最も、レーガンが当初ソ連相手に非常に強硬な態度を取った理由の一つは、その週末信仰にあるとも言われていますが。
パレスチナ問題との絡みではグレース・ハルセル『核戦争を待望する人びと : 聖書根本主義派潜入記』(朝日選書)がパレスチナ側に肩入れした態度ではあるが面白い。
140拝金派
 国際法がどうであれ、主権国家はその主権を行使します・・・。
 つーか、王様は自発的にしか約束を守りません。
 違法であっても、止められないなら、結果が操作されるだけですよね。

 しかし、国際法がどうであれ、3000人近い人が「いつのまにか助かっている」双子の塔の事件は、マジでむかつく。
 3000人も数え間違える訳がないだろう。
 集団欠勤が発生したという噂を、再検討すべきではないか。

 集団欠勤が発生していたとすれば、この事件は本当に悪質な「犯罪」であるコトが確定する。
 ただし、それを感じていたとしても、肝心の米国には敢えて突っ込まないのが、この場合の対処としては優れているのかもしれない。
 (我が国には)すげー技術、発明、産業が多すぎる。米国が(脅威を感じて)日本にミサイルを撃ってこないように、時を稼ぐ必要がある。
 この戦争がなければ、彼等は果たして世界の指導者でいられたのだろうか。