『トランスクリティーク』を読む

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今世紀最初の知的事件である(かもしれない)
『トランスクリティーク』(柄谷行人著・批評空間社)をめぐって。
2K:01/09/20 13:14
3考える名無しさん:01/09/20 13:46
大反響か大コケするかいずれかとみた。
4ときどき考える名無し:01/09/20 13:47
昨日買った。感想は読んでから。
5考える名無しさん:01/09/20 13:48
読まなきゃ参加できない?
分厚そうだけど…
6考える名無しさん:01/09/20 13:49
>>5
分厚いけれど、彼の本としては非常に読みやすく文が推敲されている。
7考える名無しさん :01/09/20 14:19
20世紀のハイデガーは結局なんだったんですか?
8考える名無しさん:01/09/20 14:21
>>7
まさかと思うけど、今は21世紀です。
あなたの住んでいる場所では違いますか?
9考える名無しさん:01/09/20 14:30
>>8
ドラえもんは22世紀のロボットです。
10考える名無しさん:01/09/20 14:32
>>9
鉄腕アトムは…何世紀だっけ?
11考える名無しさん:01/09/20 14:36
北斗の拳は199×年。終わってる…
12考える名無しさん:01/09/20 18:27
読みたいけど、まだ届かない。
欝だ・・・
13考える名無しさん:01/09/20 19:15
やや明るい表紙に萎え〜
14考える名無しさん :01/09/21 00:56
希望に満ちていていいじゃないですか?>>13
失望して不貞寝していることを今では否定しているんだかさ
15考える名無しさん:01/09/21 04:42
意外に小さい大きさだった。
16考える名無しさん:01/09/21 06:34
それにしても今日の下落は恐慌にすでに入っていると思う
17考える名無しさん:01/09/21 14:06
だれも読んでないの?
18考える名無しさん:01/09/21 15:04
どこに売ってるの?
渋谷だったらどこに置いてる?
19考える名無しさん:01/09/21 18:22
>>18
パルコ地下あたりにないっすか?
20考える名無しさん:01/09/21 19:01
新宿の青山ブックセンターにはありましたよ。
21考える名無しさん:01/09/21 20:15
トランスクリティークいずこの書店も大山積み状態。んな阿呆な、つう感じでビックリ。
いったい何部刷ったんだろう? じゃあ戦後のことでも考えてみっか。
22考える名無しさん:01/09/21 21:52
装丁に萎えほーだい。
なんか皮膚病みたいで気持ち悪い。
23考える名無しさん:01/09/22 01:09
『トラクリ』、ゲットしたぞ。
見たら、柄谷の肩書きが文芸批評家から「思想家」に
変わっているね。
いつから、思想家になったんだ(w
24考える名無しさん:01/09/22 01:30
いちまんぶくらい?
25考える名無しさん:01/09/22 03:29
>>23
NAMのオルガナイザーなんだから思想家で相応しいと思うよ。
26考える名無しさん:01/09/22 04:51
トランスクリニーク
「次の方〜どうぞ〜♪」
27考える名無しさん:01/09/22 06:30
>>25
それだったら活動家のほうがいいんじゃ?
28考える名無しさん:01/09/22 06:36
革命家
29キルケゴール:01/09/22 23:10
憂鬱だ〜
30考える名無しさん:01/09/22 23:47
『トラクリ』は全然売れない。
これは予言ではない。
31佐藤:01/09/22 23:54
明日から喫茶店でじっくり読みます。
探求3も発売してほしいなあ。
32考える名無しさん:01/09/23 00:10
結構売れてるよ
33考える名無しさん:01/09/23 02:22
注文、まだ届かないよ(涙)
34考える名無しさん:01/09/23 02:23
柄谷は気取りすぎである。
これは予言ではない。
35考える名無しさん:01/09/23 02:28
ABCでは山積み
36考える名無しさん:01/09/23 04:03
カントやマルクスに関する考察はまだ理解しやすい範疇。でもLETS
への飛躍がまだよく理解できない。でも柄谷が序文で言う、理論から
実践へと大きく舵をきったことは何かただならない予感がする。
37考える名無しさん :01/09/23 05:28
理論だけじゃダメってことだろ。
車輪の両輪みたいなもの。
38めりた:01/09/23 09:29
通販届いた!
紀伊国屋シンポジウムのチラシ入り。
コンビニ払いの伝票って、あとで別に送られてくるんだっけか。
39考える名無し:01/09/23 14:20
はい。わたしも批評空間メールで編集部に確かめました。
コンビニ支払いは別送の伝票で支払い。
郵便振替は同封の郵便振替用紙で支払い。
ちょっとわかりにくいので、
説明など、今後改善を図るとのこと。
どこのコンビニで支払うかなー。
いちばん近くはセブンイレブン!
40考える名無しさん:01/09/23 14:27
予約の人には早く送ってあげたらいいのにね。
41考える名無しさん:01/09/23 14:36
予約の人には、柄谷の生写真とかサイン色紙とか入っていないの?
42名無しさん@ご利用は計画的に:01/09/23 14:49

柄谷か〜、ひさびさに読んでみるかな〜、そんなヒマないんだけど。
・・・なんて言うと叩かれるのかなあ?
「今世紀最大の知的事件」とかいうジャックにひっかかっちゃったよ。
ひょっとして、1さんは編集者(いや、身内というイミでなくてさ)。

『マルクスその可能性の中心』の時代の柄谷と、何か決定的に違ったこと
が書いてあるんですか? 情報きぼーん(なんかこの2ちゃん用語は哲学
板にはあわないかな)情報kiboooon.
43考える名無しさん:01/09/23 14:54
>>42
トラクリ読むと「処女作に向かって完成する」という言葉を
思い出すと思われます。
44考える名無しさん:01/09/23 15:13
>42
はしゃいでんじゃねえよ
45名無しさん@ご利用は計画的に:01/09/23 16:42
>>44
すいませんねえ。はしゃぐようなことでもないと、思想書なんて
読む機会がなくなったもので。いちおう哲学科出なんすけどね。
46考える名無しさん:01/09/23 17:16
大型新人が現れました。
47考える名無しさん :01/09/23 21:21
売ってねーぞ、ゴルァ

地元で一番でかい本屋に行ってきた。
・・・ない、、、
なんでだ、ゴルァ!!!

しょうがないので通販に変更
48名無しさん@ご利用は計画的に:01/09/23 22:04
>>46
漏れのことかな? クレサラ板に書き込んでたらクッキーに残っちゃった
んでそのまま書いた。珍しいハンドルだわな。
通販て、どこで買うのかな?
49考える名無しさん:01/09/23 22:14
50考える名無しさん:01/09/23 22:48
書店で買っちゃった。予約したかったけど、
書店のほうが早いんだもん。

9・18日に買いました。3時ごろ。

カントの部分にも、マルクスの部分にも、
今までの本で述べられていたことがたくさん
使われているので、なんか復習しているみたい。

そして、ときどき、論の運びに、ものすごい
「飛躍」がある。なんでこんなことが言えちゃ
うんだろう、と思って、口をぽかんとあけて
しまいますね。

でも、外国で出版しても、カントとマルクスを
つなげる試みは画期的だから、けっこう受ける
かも。
51考える名無しさん:01/09/23 22:56
>>50
>そして、ときどき、論の運びに、ものすごい「飛躍」がある。

これまでの彼の本を前提にして飛躍している部分もありますが、
それをのぞいて、いままでに比べて、あれでもかなりましに
なっているのです。
52名無しさん@ご利用は計画的に:01/09/23 23:07
>>49 さん
さんくす。注文しました。
昔、薬師丸ひろ子が(昔すぎる)「本は買わないと読まないよ」
と言ってたので、即決。
カントとマルスクをつなぐ、っていうのは、そんなに珍しい
んだ?>50
ホームページの「立ち読み」とか読むと、商品論を中心にし
てるあたりはマルクスは確かに「復習」ってカンジですね。
柄谷はほかにもカントについて書いてたっけ?
53考える名無しさん:01/09/23 23:12
>>53
『探究III』…
5453:01/09/23 23:16
あ、カントについて書いている場所ということです。
とはいえ、今手元にないので記憶での限りなのですが
ほとんどトランスクリティークのカントの章になっているといってよかったと思いますが。
55考える名無しさん:01/09/23 23:31
新宿の紀伊国屋に関していうかぎり、かなり売れてたみたい。
新刊と哲学棚の平積みのところに全然なかったもん。
やはりホールでシンポが行われてるだけに影響力があるのだろうか。
シンポのチケットは今日買ったが、まだ残席はあったよ。
あと10日でよまなきゃ
56考える名無しさん:01/09/23 23:37
貨幣のフェティシズムへの批判をしたのが、
柄谷の以前の著作にない特徴>トラクリ
さらにその観点がくじ引き制へも適用されている。
つまり、柄谷は関係体系の体系性をオルガナイズ
するものとしての貨幣や代表者の存在そのものは
むしろ不可欠なものとして肯定するが、その超越論
的統覚の位置にあるものが固定化され、実体化される
ことを厳しく批判し、(なぜなら実体化された貨幣が資本であり、
実体化された代表者が独裁者にほかならないから)
それへの予防的対抗としてLETSやくじ引きを位置付けている。
57考える名無しさん:01/09/23 23:42
貨幣のフェティシズムはグーや丸山によっても指摘されているし
それ以前にマルクスの主張そのものがそれに当たる。
それにしてもくじびき制度は人間をバカにしている。
独裁者の何が悪い?
それでよくなるも悪くなるも人間のアタリマエのいとなみ。
実体化の拒否がもたらすのは、方向のない確率的選択によるオートメーションだ。
そしてそれは近代の克服ではなく、むしろ近代の完成なのだ。
58考える名無しさん:01/09/23 23:54
>>55
えらい。俺はもうあきらめた。いま純粋理性批判を再読してるが
そっちを優先するため間に合わない。岡崎のシンポジウムも逝く
予定だがあれも読む時間がない。死のう。
59考える名無しさん :01/09/23 23:59
買おうと思ったけど無かった
代わりに金融関連のテクニカルな本買ってきた
60考える名無しさん:01/09/24 00:00
死なんで報告してくれ〜
61matuaki:01/09/24 00:12
くじびきって構造主義っぽくないですか?
役職の記号論的把握。任意のX。
62考える名無しさん:01/09/24 00:18
>>61
こういう単純バカってけっこう多いんだよね。
63考える名無しさん:01/09/24 00:24
柄谷のいう「希望」とはその実
LETSとくじ引きである。
なら、LETSとくじ引きについて
もっと詳しく述べるべきだろう。
カントとマルクスはもはやどうでもいいよ。
LETS論は『批評空間』で西部がやるようだが、
『トラクリ』以降の柄谷の仕事はどうなるかな?
ネタとしては先のアメリカ同時多発テロがあるので、
ネタには困らないだろうが。
しかし、資本制=ネーション=ステートという三位一体構造の認識は
重要だね。現に今度のWTCへのテロで株式市場が危機に瀕すると
とたんに愛国心やらが出てきてその危機を補完しようとする
様は柄谷の指摘した通りになっているからね。
64考える名無しさん:01/09/24 00:27
ネーションとステートとどうちがうの?
初歩的な質問ですいません。。
65考える名無しさん:01/09/24 00:27
カラヤンのティムポ、ハァハァ・・・
66matuaki:01/09/24 00:30
>>62
「単純バカ」ってそのとおりかもしれませんね。
「トラクリ」読めばわたしのバカも緩和されますか?
67考える名無しさん :01/09/24 00:32
素朴な疑問なんだけど、国家がなくなると
治安は当然悪くなるよね?警察のようなものと
司法機関がなくなるんだから。
それに関して何かしらアイディアをくれるような
本を知ってる人は教えてくれないかな?
アナーキーな社会学というよりは、
国家論みたいなもんが読みたいんだけど。

まずはスピノザ、ルソーからお勉強しないと
ダメですか?
68考える名無しさん:01/09/24 00:34
>>66
まず構造と力から。読んでないでしょ?
69matuaki:01/09/24 00:35
>>68
昔読んだけど、忘れてます。
出直します。ありがと。
70考える名無しさん:01/09/24 00:38
67です。
質問が馬鹿すぎました。
出直します。
71考える名無しさん:01/09/24 00:44
柄谷と浅田彰の話を一度聞いてみたいとおもって今度のシンポジウム申し込んだのだが、
このスレでコレまで名前のあがったいくつかの図書(「探求V」「構造と力」「純粋理性批判」「批評空間」
あと、マルクス・「トラクリ」そのもの)を一切読んだ事がありません。すいません。
72考える名無しさん:01/09/24 00:50
ざっと飛ばし読みした程度だけど、確かに『可能性の中心』とか『探求』の繰り返しに見える部分は
多いですね。しかし、これまでの柄谷の活動の文脈を全く知らない外国人にはこのほうがいいのかもしれない。
73考える名無しさん:01/09/24 00:52
>>71
無問題(モウマンタイ)。逆に俺まだ哲学書なんて読んだこと
ないからシンポジウムは興味あるけど行ってもしかたねーやとか
言ってるヤツは浅田からナイーヴ!と叱られる。
74考える名無しさん:01/09/24 00:52
>>64
自由=資本制。

平等=ステイト=財の再分配機構。

友愛=ネーション=観念の上に再現された農村共同体、
同一性幻想の上に樹立された集団。国民的同一性。「同じ」アメリカ人。
75考える名無しさん:01/09/24 00:55
ネーション=ステートについてはベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』を読めばいいんじゃないかな
今行われている国民=国家に関する議論のほとんどはこの本がベースといっても過言ではないから
76考える名無しさん:01/09/24 00:58
??????
ネーションもステートも国家という概念だということは素人にもわかりますが
それがそうして平等や友愛という概念と結びつくの?
歴史的脈絡でもあるのかしら?
77考える名無しさん:01/09/24 01:25
>>76
この場合ネーションは国民。ステートは国家の意味ですよ
多種多様な人種や宗教からなる互いに無関係な人々を「友愛」で結びつけて、
互いに「平等」だと思わせることで「国民」が誕生する
これが近代的国民国家(ネーション=ステート)というわけ
78>76:01/09/24 01:26
ステイトは累進課税によって金持ちから
貧乏人への富の移動を行う機関であるので、
それは「経済的平等」を推進する機関である。
あるいは「法の下の平等」を建て前とする機関である。
ネーションは資本の文明化作用によって解体された
農業共同体の想像的回帰であり、それは贈与−お返しという
閉じられた交換の網の目だが、その閉じられているがゆえの
親密な関係が友愛の観念を想起させるのだ。
例えば、経済危機が起こり、信用が収縮すると、交換の網の目は
当然せばまりブロック化するが、このブロックは伝統的な
あるいは文化的な同質性の線に沿って組織される。
この時、古い区分が重要になり、交換の網の目は解体されたはずの
古い共同体の区分に収斂する。その時、人は気心の知れた安全な
相手としか交換しなくなる。それは一面では排他的=村的であるが、他面では
親密な相手との友愛に満ちた交換という幻想をも喚起する。それがネーション。
79考える名無しさん:01/09/24 01:33
さすが哲板!
さっきフジテレビで2chについてとりあげてたけど、
誰も話題にしてねーのな。
ひろゆきも映ってた。
80考える名無しさん:01/09/24 01:38
77では友愛は近代国家概念
78では閉じられた農村共同体の共同幻想
??・・・・・・^ー^;
81考える名無しさん:01/09/24 01:47
>>77-78
ありがとう
82考える名無しさん:01/09/24 02:09

友愛は近代に回帰してきた封建的関係。
だから友愛とは前近代的でありながら、近代に属している矛盾概念なのです。
いかにもヘーゲルが好きそうな概念が友愛という概念なのですね!
友愛にはヘーゲル的な罠が潜んでいるので気よつけよう!!
83makorin:01/09/24 05:43
P47とP442のカール・ポランニーについての一節が全く同じですね。
84考える名無しさん:01/09/24 09:07
>>80
近代国家とは、農村共同体が解体した後に成立するものである。
しかし、解体したはずの農村共同体的幻想を利用して成立するのである。
85考える名無しさん:01/09/24 09:29
>>82
「友愛にはヘーゲル的な罠」? ヘーゲル読んでない私にもわかるように
(ていうか、専門用語を最小限にして)説明していただけると感謝しますが…。
コテハン、戻しました。
86考える名無しさん:01/09/24 10:39
>>38
どこの方ですか?
奈良はまだ届きませヌ。
87考える名無しさん:01/09/24 13:03
トラクリのシンポでは、テロ・戦争問題に言及せざるをえないだろうね。
来週には開戦してるかもしんないし。ちと楽しみ。
88考える名無しさん:01/09/24 13:08
NAMのHPにでっかく「合州国」って書いてある。あずかしい。
89考える名無しさん:01/09/24 13:17
United Nationsの訳語として意図的にやっていたりして。
90考える名無しさん:01/09/24 14:56
脚注を読むのが面白いね。
柄谷がどのような本を読んで、
トラクリを書いたかが解るから。
91考える名無しさん:01/09/24 14:59
>>90
いままで彼はそういう参考文献みたいなものを
きちんとあげずに書いてきたからね。
92本多勝一:01/09/24 18:52
合州国も合衆国も間違いではない。
93考える名無しさん:01/09/24 19:40
ほんとですか?
94考える名無しさん:01/09/24 19:42
合州国・・・あってるじゃないか。
95 :01/09/24 19:48
更新されてしまったw
96考える名無しさん:01/09/24 19:57
NAM 2ちゃんねる監視系とかあるのか?
971:01/09/24 20:08
俺、このHP大好き!
http://members.tripod.co.jp/bingo852/
98考える名無しさん:01/09/24 20:52
ないYO(w>96
99 :01/09/24 21:27
>>96
ワラタ
100考える名無しさん:01/09/24 23:09
結局「命懸けの飛躍」にどう対処するかなんだよな。
資本は信用体系を作って、商品を売れたことにする
ことにして命懸けの飛躍を回避するし、形而上学は
総合判断でしかないものを分析的だとすることで、
あるいは全て事後的な結果から観想することで、
対象と概念との間の結合の無根拠性を隠蔽し、総合の
危機性=命懸けの飛躍を回避する。
柄谷は資本や形而上学のそのような回避行動を超越論
的=系譜学的な批判によって断罪するが、なら命懸けの
飛躍にどう立ち向かえばいいかは述べてないんだな。
おそらくLETSでは交換に伴う偶然性がむしろ拡大し、
ひどく露呈するだろうし、くじ引き制はあからさまに偶然性を
権力の場に導入するわけだが、そういう対抗運動の結果
偶然性=命懸けの飛躍は止揚されないどころか、かえって
強化され露骨に我々の前に現れることになるんだよね。
つまり柄谷は命懸けの飛躍の恐怖にたじろがない"超人"の
ような人間しか生存できない世界を目指しているわけだが、
そのような強者のみの世界が広範な支持を得れるとは
到底思えないね。
結局弱者は資本の信用体系や形而上学的な予定調和の世界に
逃避していたいわけだが、世の中の大半はそういう弱者で
占められているんだよね。
101考える名無しさん:01/09/24 23:20
にしても、あの「なんとか系」って区分の仕方はどうなんだろ?
なんか変だし、恥ずかしい気がする。
102考える名無しさん:01/09/25 00:01
103ひがし:01/09/25 18:36
労働力商品が廃棄されれば、コミュニズムなわけ?
どうやって廃棄するの?
『トラクリ』にそのオーダーが書いているようには
みえないな・・・
104考える名無しさん:01/09/25 19:48
>>103
読んでないやろ。
W-Gの場面を問題にしちょるの。
そこが、これまでの公式的コミュニズムとちょと違う。
105名無しさん@ご利用は計画的に:01/09/25 20:05
ネットで注文出したのにまだこないじょー(3日め)。
106夜田彰:01/09/25 20:11
置いてる本屋極端に少ないよね。
パルコブックセンターにも、書原ってゆう週間読書人とか図書新聞
も置いてるような本屋でも置いて無かったよ。
流通問題がそれだけ深刻?
取次ぎ通さずに売ろうとすると本屋が嫌がらせを受けるの?
107考える名無しさん:01/09/25 20:18
梅田の旭屋書店で買いました。
ジュンク堂にも置いてあったけどね
108考える名無しさん:01/09/25 21:47
NAM
注記がでてますね。合州国を使いますって。
109makorin:01/09/25 22:08
一応、文献学的な事をやってます。

http://www2.to/makorin/
110名無し:01/09/25 23:20
>>100
ちょっと待って。
「命懸けの飛躍」というのは、
「価値」は「交換」という行為においてのみしか発生しない。しかし、
「交換」を避けられない我々は、事前に「価値」を知り得ない盲目的な
状態で交換をなさなければならない、というようなことだと思うけど。
(「ここがロードス島だ、跳べ!」byマルクス。またそれは「暗闇のジャンプと
もいわれる)
だから、それはただの「偶然性」とは違うと思うし、また
LETSも資本に転化しないという意味で「価値」ではないのだから、
そこに「命懸けの飛躍」は存在しないのではないの。
また、「命懸けの飛躍」への対処方法について、NAMはそれを廃棄するか、
または超越論的システムの中に回収してしまうというような態度をとっている
ように思えるが。
111考える名無しさん:01/09/25 23:36
>>108
合州国じゃなけりゃダメってここじゃ評判悪い
加藤周一が昔から言ってることでした・・・
112makorin:01/09/26 22:27
カントも何回か「声明」を出したみたいですね。
113名無し:01/09/27 02:23
カントは「世界平和」を唱えてて、
彼の考え方をベースに「国際連盟(現「連合」)」ができたんだね。
114100:01/09/27 03:40
>>110
柄谷は資本制は否定するが、商品経済は
否定してないよね。
だから、商品の(LETS貨幣への)命懸けの飛躍は
まちがいなく残る。
商品の命懸けの飛躍の失敗は売れないたということ
であり、売れなければ会社は赤字になるが、LETS
においては赤字は恐れることはないものらしい。
柄谷は商品経済は否定しないが、労働力という商品は
例外として廃棄の対象にするらしい。
つまり労働力だけは命懸けの飛躍から守られることになる。
だから別にいいんだけど、しかし、商品を「売れたことに
する」という資本の信用体系が通用しないLETSにおいては
やはり商品は命懸けの飛躍=交換の偶然性にまえにもろに
晒されることになると思う。
だからLETS経済においては企業の創設と倒産が資本制経済
よりも頻繁に起こるようになると思うね。
そこでは信用取引が出来ない以上、取引(売買)は全てガチンコ
だから、勝ち組と負け組の差が歴然とつくからね。
そういう意味ではLETS経済は資本制よりも弱肉強食で
よりきつい世界かもしれない。
115ナナシ:01/09/27 19:06
というか、LETSというのは、いうなれば「信用」そのもの、
「信用」以外のものにはならないようなものではないの?
だれか詳しい人、レクチャープリーズ
116考える名無しさん:01/09/27 19:36
批評空間買ったけどLETS論ムズかしそうで読む気しねえ〜。
そういやNAM本のLETS論も読んでない。経済かじってないと
分かりにくい?やっぱ? 逝ってきます・・・
11785:01/09/28 10:45
誰も質問に答えてくれなかったから、85をコテハンにしちゃお。
『トラクリ』届いたよ〜。注文から5日めかな。ところでなぜ、コンビニ
からの料金振込表が別送になったるんだ? ひょっとしてまだできてないとか。

分厚い本だな〜。こりゃ電車の中で読むのか不向きだな〜。ひさびさに
家で時間をとってよむか〜。
118考える名無しさん :01/09/28 12:59
全てをコントロール可能と考えてやることをソ連=ヘーゲルとして
批判してきたのに今やろうとしていることってそれから逃れられる
ものなのかな?べつにうまくいくシステムであれば何も問題はない
わけなんだけど。
119プリンちゃん:01/09/28 14:16
LETSに関してたが、「信用そのもの」と言ってもそれが取引相手に対する
ものではなく、「コミュニティへの信用」と考えるべきだね。西部の言葉
で言えば「コミュニティの人々によるコミュニティの人々への約束」とい
うことだね。
しかし私の考えでは、LETSで商品を売るということは信用や約束というよ
りも「コミュニティへの投資」と考えた方がいいと思うし、コミュニティ
についても、それがどのような集団であれ一つの「市場」のように考えた
方がいいと思うね。
というのもLETSで商品を売買すれば、売手に黒字が買手に赤字が記録され
るわけだが、これには基本的に返済義務もなければ利子も付かないため貸
借関係とは言えず、商品による投資ー被投資の関係であると考えた方が分
かりやすいと思うからね。
さらに、ここが重要なのだが黒字赤字は個人間のものではなくコミュニティ
内全体の関係なので(だから「通貨」なのだが)黒字保有者はコミュニティ
全体への投資家であり赤字保有者は投資された者と考えていいだろうね(こ
の点が個々の関係で成立する普通の株式市場とは大きく異なる。だからLETS
の場合、市場=一つの会社と考えた方がいいかもしれない)。

つまり(西部の提唱する)LETSとは「貨幣発行権の自由権としての確立」
により、商品の売買とそれを可能にする市場への投資を同時に可能にする
システムであり、言い換えれば株と通貨の両方の要素を兼ね備えたものと
考えてもいいね。
120考える名無しさん:01/09/28 14:38
この本の経済学者の感想も聞いてみたいね
やっぱり形而上学的で話にならんと思うのかな
121風俗大好き:01/09/28 16:06
LETSでは、コミュニティが責任を持って、
赤字保有者に対して、黒字保有者へサー
ビスを行ない赤字を返済するように要求
いたします。
122コミュニティ:01/09/28 16:08
ほらそこの赤字女

黒字の男にちゃんとフェラして
赤字を貸せよ!

ただ乗りは許さねーぞ
(コミュニティの名において)
123コミュニティ:01/09/28 16:16
黒字男様へ

赤字を返済しない女には
従コミュニティ慰安婦と
して働いて貰い、赤字の
返済を必ずやさせて頂き
ます

お任せください
124考える名無しさん:01/09/28 22:52
おんな、いるの?
125考える名無しさん:01/09/29 15:37
またフェラネタかよ。
126考える名無しさん :01/09/29 18:36
個人が複数のコミュニティーに属することが前提なんだろ?
127 :01/09/29 18:57
まあ、このままだとお先真っ暗だから、柄谷の活動には期待せざるをえない。
それでダメならプリン食って寝るしかない、と言ってもよい。
128makorin:01/09/29 20:39
アーレントが「希望の原理」に保証はない、と言ってました。
129 :01/09/29 22:39
アーレントのこと批判してなかったっけ?
130ひがし:01/09/29 23:52
結局、なにもないということでいいわけか?
131考える名無しさん:01/09/30 02:05
大澤真幸はカントの倫理学は道徳を完全化しようとする余り、
そこから一切の経験的内容を捨象し、形式化した結果(最高善の導出)、
人に行為規範を与えるという道徳の機能が逆に失われてしまった
といっているね。なぜなら、行為には常に経験的な条件が必要だから。
つまり、道徳家カントは実は道徳のこの上ない破壊者だと大澤はいうが、
柄谷はむしろそうだからこそカントを評価したのだろう。
カントこそがニーチェ以上の道徳の破壊者だと気付いたんだね、
柄谷は。そういう意味では柄谷はカントへ転回したといえども、
以前とスタンスはたいして変わっていないと思う。
132考える名無しさん:01/09/30 04:53
カントの言う「道徳」は、共同体の道徳ではなく、「世界市民」としての道徳だね。
それは、快不快や幸福(功利主義)をカッコ入れ(現象学的還元)することにより、
はじめて得られる。
「世界市民」としての道徳(倫理)は、共同体においては、むしろ損な目にあうこと
が多いだろうといってるね。
自分を含め、自分の属している共同体の利益よりも、その外部にいる人たちの利益を
優先させるのだから。
13385:01/09/30 07:08

「序文」を読了(ったて18ページだが)。
「専門的知識などもたない公衆に向かって書いたのである」(p16)とは
心強いおことば。あいかわらずいちいち腑に落ちるコトバで埋まってい
る文章だな〜。
ソビエトの崩壊に際して「彼らが存続するかぎり、たんに否定的である
だけで、何かをやったような気になれたのである」なんて自己批判はさ
すが柄谷ってカンジですね。
131、132あたりを読むと「私は剣を投げ入れるために来た」というイエ
スのコトバを思い出しますね。本文が楽しみですう。
134叔父:01/09/30 11:26
いま、131がいいことを言った。
135考える名無しさん:01/09/30 12:19
「現象学的還元」が乱用されてます。
136考える名無しさん:01/09/30 20:55
柄谷って文章下手くそだね。
なんか読んでると、よけいな文章がやたら多いような気がするんだけど。
あれで本当に書き直しなの?
137考える名無しさん:01/09/30 22:03
>>136
おまえ直してやれ
13885:01/10/01 07:02
30ぺーじまできたよ〜。
(労働価値説は貨幣を隠蔽する)p23・・・なるほど。
(商品は死に至る病となる)p25・・・柄谷らしい。
「そもそも、資本制経済は下部構造であろうか」p29・・・おおっ! 啓蒙された。

( )はちょっと中略ありってことで。やっぱわくわくするねっ。
139 :01/10/01 13:39
俺にとっては前に書いてたことの復習みたいだけど
柄谷のこと全く知らない外国人が読んだらビツクリするだろうな
140ひがし:01/10/01 18:19
商人柄谷はただ「お客様=他者は神様です」
と言いたいだけなんだよ!
141SHIN:01/10/01 23:24
いやー、読んでると楽しくて楽しくて。やめられない止まらない。只今
Transcritique 第2部第1章5、p.250 読破中。「群像」連載当時より
かなり大幅書き込み増量ってカンジ。
142SHIN:01/10/01 23:49
やっぱり第1部第2章1「数学の基礎」あたりが一番面白いな。
いつもの柄谷節ではあるけれど。
143考える名無しさん:01/10/02 00:04
労働価値説と労働力の商品化との共犯関係を
暴いたところが柄谷理論の功績だと思う。
だから、労働力商品の廃棄を行うことは、労働価値説の
否定を含まなければならないが、あろうことか、従来の
マルクス主義者は労働価値説を楯にとって、労働者の
優位性を説いてしまった。
これでは賃労働制の廃棄などは出来ず、労働価値説を擁護
することで結局、賃労働制を保存してしまうことになる。
柄谷はそのことを見抜いたわけだね。
144makorin:01/10/02 06:54
「倫理21」「NAM原理」との比較、
カント、マルクスの引用のまとめ、などやってます。

http://www,hoops.livedoor.com/~sasaki_makoto/trans.html
http://www.hoops.livedoor.com/~sasaki_makoto/immanuel.html
http://www.hoops.livedoor.com/^sasaki_makoto/karl.html
145makorin:01/10/02 06:59
>144
多少間違えました。ま、以下にどうぞ。

http://www2.to/makorin/
146考える名無しさん:01/10/03 16:32
「トラクリ」シンポジウムの前売りチケット
売り切れてんじゃん!
147考える名無しさん:01/10/03 16:35
今日紀伊国屋行くやついるのか?
148考える名無しさん:01/10/03 19:17
シンポジウムの報告待ってるよん
149考える名無しさん:01/10/03 20:59
今日「トラクリ」届いた。
今まで腑に落ちなかったところが、解決しそうな予感。
150考える名無しさん:01/10/03 22:09
紀伊国屋行った。
各人の意見をまとめると、
黒崎はカントの用語や原典との比較だけ。
浅田は「縦、横、だけじゃなく斜め」
西部は「トイレでトラクリ盗まれた」
柄谷は「20世紀の思想家は全部ダメ」
質問者「日本におけるLETSの実践を教えて」
浅田「ネットで調べろ(時間ねえのに下らん質問すんな)」
まあ、こんなとこだな。
151timpo:01/10/03 22:12
情報サンクス!
西部の「トイレでトラクリ盗まれた」ってのは、意見なの?
忠は、他には言ってなかったって事?
152DEL:01/10/03 22:41
150 変にまとめすぎ。あたってんの黒崎だけ。
そんなに嫌いなの?柄谷と浅田。各人の意見じやなくて君の意見
をまとめただけでしょ。
153考える名無しさん:01/10/03 22:46
  ワケ     ワカ      ラン     ワケ       デモ     ナイ♪
  ∧_∧   ∧_∧    ∧_∧   ∧_∧     ∧_∧    (⌒)(⌒)
 ( ・∀・)  ( ・∀・)   ( ・∀・)  (  ・∀)    (∀・  ) 彡│ || |
⊂ ⊂  )  ( U  つ  ⊂__へ つ  ( ○  つ   ⊂ ○ )   (∧_∧⊃
 < < <    ) ) )     (_)|   \\ \   / //    ( ・∀・)
 (_(_)  (__)_)    彡(__)   (_(__)  (_(_)     ∪
154考える名無しさん:01/10/03 22:50
行ったよ。途中で、カラタニさん、
一瞬、不機嫌になってたけど、あれなんでだったんだろ?
155timpo:01/10/03 22:56
その、不機嫌になる直前の座談会の状況を教えて!
どんな会話してたの?
156考える名無しさん :01/10/03 23:00
不機嫌はいつもじゃん
157x♯1:01/10/03 23:03
ちょんわ
158考える名無しさん:01/10/03 23:10
別に不機嫌になってなかったよ
西部はなにが言いたいのか分からない
「ネットで調べろ」とまでは言っていない
まあやんわりそう言ってたけど
黒崎の話は面白かったけど
159考える名無しさん:01/10/03 23:15
結構面白かったね。

紀伊国屋ホールから新宿駅へ向かう道でツラツラ考えていたんだけど、
おれは、主催者たちほど、巨大な問題意識を持っていないみたいだ・・・鬱。
どうやら、方向も違うみたい。

まぁ、これは収穫でもあるんだろうね。
160友達:01/10/03 23:18
黒崎の話は、どう面白かったの?
161考える名無しさん:01/10/03 23:22
柄谷が一瞬不機嫌になったときに発言したことは
「時間労働に基づく資本経済を揚棄せねばならない」
と、インドネシアの例を引いたのではなかったっけ?
162考える名無しさん:01/10/03 23:24
黒崎の話は絶対つまらんかったと思うけど。。。
163友達:01/10/03 23:31
浅田は司会に徹してたのかしら?
164考える名無しさん:01/10/03 23:40
>>152
浅田は「縦、横、だけじゃなく斜め」をいろんな話のまとめで5回は言って
たじゃん。
>>161
そうそう。ただ「時間労働そのものの揚棄が資本経済の揚棄だ」って話じゃ
なかったか?そこで始めて労働価値説が否定されるとか。。。
個人的には、新鮮だったのはこれだけだな。
>>162
学者的にこだわってもね。まあヘーゲルにも「のみならず」と訳すべき
重要部分があるってのは興味深いが。
165友達:01/10/03 23:42
浅田氏は「縦、横、だけじゃなく斜め」をどういう文脈で言ってたの?
166久本福子:01/10/03 23:49
はあ〜、入れてよ〜
167考える名無しさん:01/10/04 00:08
時間労働の揚棄の例はインドネシアではなくて
フィリピンです。

黒崎の原典比較では、超越論的統覚という言葉を、
カント自身は使っていない、ということを指摘。
超越論的主観ならオーケー。で、カラタニが引用
した翻訳が間違っていたことが判明。しかし、内容
的には問題ないことを浅田、黒崎がフォロー。

西部は、(たしか)群像連載時に比べてプルードン
の評価が高まっていることを指摘し、それがマルクス
をアナーキズムに近づけるのに一役買っていると
言っていなかっただろうか。

しかし、アソシエーションは単なるアナーキズムでは
ないので、これは誤読では? と思ったが。

カラタニから出た新しい話としては、ハイデガーの
『存在と時間』についてのもの。

浅田は、黒崎と西部がアカデミックな点から『トラクリ』
の盲点を突いたために、その擁護に必死だった。しかし、
自分が読んだ感じからいっても、やはりあれはアカデミズム
からは安易に評価できない本ではあり、今日の討議も、
黒崎と西部のほうに説得力があったかもしれない。

しかし、カラタニの場合、アカデミズムではなしえない
ような思想的アクロバットが特徴なんだから、それは
それでいいのかも。

黒崎は、カラタニがカントを正当的に読みつつ、さらに
アクロバティックになっていると言っていたようだが。
168積まんなかった:01/10/04 00:23
わしも紀伊国屋行った。

「この本は間違いなく古伊万里(のごとく本物)です」
という鑑定士役に道化する黒崎と

「いいね門外漢の柄谷は勝手で野蛮な本書けて」
みたいな経済学者西部に

「小林秀雄同様、俺の批評活動は褒める活動」
などとのたまうことで黒崎を是認しながら

「解釈とはよき暴力」とか「ハイデガーと僕は行動する
思想家としては同じで同情する」など『横軸一辺倒の経済学者いってよし』
なトーンを西田に醸しだすなど、年老いて不遜なカラさんは壇上で
たばこ吸うなよニューヨーカーなんだからさ。

まぁ要するにこの会自体がシンポジウムという名でありながら
横軸一辺倒のトンデモ活動本の販売促進活動になっていて逆説的で
痺れた。

「斜め」は詭弁でしかないと思った。
169友達:01/10/04 00:28
>>167
具体的に書いてくれてサンクス!
170プリンちゃん:01/10/04 00:28
まあ、浅田的にトランスクリティークを簡単に言えば「縦、横だけじゃなく
斜めの運動」ということになるようだが、経済的な文脈で言えば縦とはマル
クスにおける生産や労働であり、横とは新古典派における交換(流通)とい
うことだね。そこで80年代においては「労働運動などもう古い。全部流通で
いける。そしてマイノリティの横の連結が必要だ」ということになっていた
んだが、やはりそれではダメだってことだね。つまり現実に労働価値の数十
倍の違い(日本とフィリピンとかね)がある以上、それを揚棄しなければな
らないが、「価値の違い」を揚棄するのではなく「労働時間」そのものを揚
棄しなければならない。それが「資本制」の揚棄である、というのが柄谷の
話だったね。
そこで、「LETSでは労働時間を否定する」という訳だが、現実的にどうする
のかが難しいってことだね。
171ここみてね:01/10/04 00:30

http://www1.odn.ne.jp/~cal76150/are/are.htm
ここアトピーに直とびます 必ず治してくれるよ

http://www1.odn.ne.jp/~cal76150/
いい線いつてる

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/8743/
此処もいいよ 中身 外見で判断はだめだめ

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/8031/
しつこく 攻めます 此処も 何かがあるね

http://gooside.com/2226/
おまけ の おまけ

http://members.jcom.home.ne.jp/0936706401/welcome.html
最後 の 閉め 此処が大事

***************************************************************************

http://www1.odn.ne.jp/~cal76150/are/are.htm
ここアトピーに直とびます

http://www1.odn.ne.jp/~cal76150/
いい線いつてる

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/8743/
此処もいいよ 中身 がいけんじゃない

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/8031/
しつこく 攻めます 此処も 何かがあるね

http://gooside.com/2226/
おまけ の おまけ

http://members.jcom.home.ne.jp/0936706401/welcome.html
最後 の 閉め 此処が大事


http://members.jcom.home.ne.jp/0936706401/welcome.html
最後 の 閉め 此処が大事
172友達:01/10/04 00:34
プリンちゃん、具体的に書いてくれてサンクス!
173考える名無しさん:01/10/04 00:39
超越論的統覚Xだっけか、指摘されていたのは。。。
174考える名無しさん:01/10/04 03:23
柄谷は『トラクリ』で古典経済学が
貨幣を交換の媒体としてしかみてないと
批判するが、しかし、LETSはむしろ
貨幣を交換の媒体としてのみ特化しようとする
試みとは違うわけ?
もしそうなら、LETSは古典経済学の貨幣観の
文字通りの実現かもしれんよ。
柄谷がいうよう古典経済学は資本の謎は説き明かさないが、
貨幣は交換の媒体でしかないという貨幣への冷めた認識は
むしろLETSという資本なき貨幣経済と一脈通じるものが
あると思う。
貨幣は交換の仲介だけをしていればいいのであって、それ自体
自己目的化して自己増殖すべきではないと、古典経済学者は考えて
いたのかもしれない。
しかし、実際の資本主義経済はその考えを裏切り、貨幣の蓄積に走り
もはや古典経済学の理論の枠では把握不能のものになったのだ、
とマルクスは古典経済学を批判し、『資本論』を書いたのだろう。
175考える名無しさん:01/10/04 03:38
>>174
LETS批判はあたっている部分があるけれど、
後半無茶苦茶。
柄谷だけでなく、(マルクス)経済学の基本書で勉強しなおした方がいい。
176考える名無しさん:01/10/04 20:56
                 ┌─┐
                 |も.|
                 |う |
                 │来│
                 │ね│
                 │え .|
                 │よ .|
      バカ    ゴルァ  │ !!.│
                 └─┤    プンプン
    ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ  (`Д´)ノ    ( `Д)
    | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄  . ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   ◎−>┘◎

          ヽ(`Д´)ノ モウコネエヨ!!
            (  )   ウワァァン!!
            / ヽ
177考える名無しさん:01/10/04 22:13
浅田の「斜め」は強引だった。西部が「トラクリ」を否定的に読むと、
取りあえず「斜め」、(大まかにいうと「AじゃなくB」ではなく「AのみならずB」)
といって、修正してた。初めて生浅田、生柄谷見れて面白かった。浅田の声と
喋り方は面白い。柄谷の毒舌も面白い。黒崎の話しはつまらない。柄谷を卑屈
な態度で持ち上げてた。同じ話ししすぎ。西部は柄谷への問いをするたびに入る
浅田の「斜め」にあきれてた。最後には柄谷に強引に説き伏せられそうだったけど。
とりあえず、浅田と柄谷は最高。返す刀で行動してない所がたまらない。
178考える名無しさん:01/10/04 23:00
浅田「僕の影響なんて知ったことじゃないですよ」

しかしアサ・カラはいいコンビだな。マジで夫婦みたいだ
179考える名無しさん :01/10/05 00:43
世離れしすぎでした
資本や国民国家を扱う本のくせに
最近の「ポストイデオロギーの終焉」
に全く触れないあいつらは単に欺瞞だった。
180あほ:01/10/05 00:58
「ポストイデオロギーの終焉」の内容と著者教えて。
181考える名無しさん:01/10/05 02:11
177におよそ同意。
申し訳ないことに学問的なことは殆ど分からない僕としては、
(以前にもココに書きました)
特に冒頭黒崎が長々と「授業」している間など浅田・柄谷の所作、一挙手一投足に関心が集中した。
で、2人とも話者としてとても魅力的だった。柄谷は舞台の上で、口調から突発的な激昂、タバコの吸い方から
際立つ飛躍的・断定的物言いまで立派なエンターテナーだし、浅田はチビチビと水を飲んで、
髪を掻き分け掻き分け撫で付けながら彼(柄谷)と他の2人(黒崎・西部)、彼と聴衆との間をそれぞれ
媒介的に取り持つ巫女的・女房的役割を誠実にこなしていたと思う。
182考える名無しさん:01/10/05 02:23
しかし、問題が巨大過ぎて、
それに比して、自分の力は小さすぎて、という感じだなー。

ハイデガーを引き合いに出しながらの、
思想と行動の一致、的な言質には、共感すれども、
しかし、自分の思想はカラタニさんとは別、
しかも、どこまでも未完成だ、という思いもあるしさ。

今日のニュース23では、水不足に悩む第三世界の寒村で
650もの井戸を掘った青年がインタビューを受けていたが、
それには感動するが、それを画面で突きつけられて、
はて、自分は何が出来るんだろーと、ちと鬱ったよー。
183やまがた:01/10/05 14:08
山形浩生の『ケイザイ2.0』 第21回
マイクロファイナンスと、高利貸しのポジティブな役割

 これが成立するのは、グラミンがさっきも言ったように、もっぱら
農村部の女性をねらっているからだ。コミュニティがあるため、相互
監視がよく効く。さらに、家庭があるので女性は逃げられない。だか
ら村八分にならないためには必死で働くしかない。それと、みんなの
ローンみたいな消費用の融資じゃなくて、商売用の融資が基本だから
こうなります。でも、人によってはとてもきつい立場に追い込まれる
ことはある。これまでは借金取りにいじめられたら、みんなが同情し
てくれただろうけれど、こんどはそのみんなが借金取りになってるん
だから。「グラミンなんか使わない、あんなところで借りたらおしま
いだ」というような声も一部にはあるそうだ。そしてユヌスの自伝に
も書いてあるけれど、グラミンは無理矢理お金を貸す。

http://www.hotwired.co.jp/altbiz/yamagata/010227/textonly.html
184山形浩生:01/10/05 14:10
185考える名無しさん:01/10/05 15:05
>174

自分で貨幣を発行する体験は、貨幣を伴う経済活動に、
これまで以上に冷めた視点を与える事は間違いないよね。

貨幣を使用する主体の内面が変わる。
そっちの方が重要に思えるなー。GETSは趨勢に影響を与える
ほどまでには、絶対に普及しないと見ている身としては。
186コピペ:01/10/05 15:28
柄谷は『トラクリ』で古典経済学が
貨幣を交換の媒体としてしかみてないと
批判するが、しかし、LETSはむしろ
貨幣を交換の媒体としてのみ特化しようとする
試みとは違うわけ?
もしそうなら、LETSは古典経済学の貨幣観の
文字通りの実現かもしれんよ。
柄谷がいうよう古典経済学は資本の謎は説き明かさないが、
貨幣は交換の媒体でしかないという貨幣への冷めた認識は
むしろLETSという資本なき貨幣経済と一脈通じるものが
あると思う。
貨幣は交換の仲介だけをしていればいいのであって、それ自体
自己目的化して自己増殖すべきではないと、古典経済学者は考えて
いたのかもしれない。
しかし、実際の資本主義経済はその考えを裏切り、貨幣の蓄積に走り
もはや古典経済学の理論の枠では把握不能のものになったのだ、
とマルクスは古典経済学を批判し、『資本論』を書いたのだろう。
187考える名無しさん:01/10/05 21:53

 ∫    ∧_∧___  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∫    (・∀・ ) / | < 在庫切れ!
  ~━⊂ へ  ∩)/ .|  |
   i'''(_) i'''i ̄,,,,,,/ |
    ̄ (_)|| ̄ ̄   \____________
188考える名無しさん:01/10/05 22:12
何部ぐらい売れてるのかね
思想書の類いとしてはかなりの部数だと思うが
189考える名無しさん:01/10/06 00:20
>>188

15万部位?
むかし大塚英志(笑)が『柄谷行人の本などは、出せば15万部くらいは必ず売れる様だ』
みたいなことを言ってたけど。
190.:01/10/06 00:29
いや、アキラの『構造と力』で15万部
ぐらいで社会現象だから、もっと
少ないはず。だけどふつうこういう本
は初版3000部であと終わり、という世界だからね。
191のの:01/10/06 04:00
アキラたんは生きた貨幣なのれす
192考える名無しさん:01/10/06 22:26
構造と力は50万部くらい売れたはずだが
193考える名無しさん:01/10/07 00:11
二十世紀の思想家はみなろくでもない。
194考える名無し:01/10/07 00:11
最近本屋で「構造と力」見たんだけど、
今年のはじめくらいに発行で45刷くらいだった。
初版はたしか83年ごろだったか。
195考える名無しさん:01/10/08 04:46
45刷?
今でもそんなに売れているのかなあ。
196東大生協:01/10/08 12:28
地味に売れ続けてます
197OFW@復帰モード:01/10/09 00:21
『トラクリ』買いました。
そのうち感想書きます。
198広未涼子:01/10/09 00:53
そのうちと言わず、今!
199考える名無しさん:01/10/09 03:41
>198
臭い
200考える名無しさん:01/10/09 04:00
柄谷とジジェク、何か似てるような気がするんだけどねぇ…。
その理由?
詳しく書くの面倒だから勘弁。
みなさん、どう思いますか?
201考える名無し:01/10/09 04:05
>>200
どちらも「世俗的批判」という意味じゃおなじと言えると思う。
形而上学批判というか、形而上学を世俗的なレベルにひきずろ
下ろすような切り口。
202みやだい:01/10/09 04:25
殼谷もじじぇくも社会学的ということか?
203考える名無し:01/10/09 09:08
社会学とは関係ない。
抽象化された唯物論的な社会性がここでいう世俗的レベル。
204考える名無しさん :01/10/09 21:07
そういや、
あのシンポに
久本福子らしき
人物がいなかった?
205福本久子:01/10/09 21:19
あの表紙が嫌い。他のデザインにするまでは買わない。
不買運動を続けます。資本主義と戦います!
戦いの武器は細菌兵器です。とりあえず、タンソ菌をABCで撒きます。
さらに、阪神戦の球場で、地道に少量ずつ密輸した火薬を原料にして
作ったへび花火に地味に点火します。こわいよ蛇花火。知ってる?
206蘇生するハイデッガー:01/10/09 23:27
>>204
最前列で尼が発狂していた
207考える名無しさん:01/10/11 02:58
トラクリの後には何が残されているのか?
それが知りたい。
208考える名無しさん:01/10/11 03:53
>>197
本人ですか? ぜひ読みたいです。よろしくお願いします。
209考える名無しさん:01/10/11 20:07
最前列なんて。。。
批判してるわりに熱心だなあ。
210考える名無しさん :01/10/12 01:20
なんかあんまり話が進まないね、やっぱり哲学の知識だけじゃ読めるような
ものじゃないってことなのかな?おれも早く買いたいな。
211アサハラ行人:01/10/12 03:02
等価形態と相対的価値形態との非対称関係そのものからの超越を目指すべきだ。
212SHIN:01/10/12 11:47
MIT Press からもうTranscritique英語版が出版されているかどうか、
御存知の方はいますか? 早く読みたいんだけど。
213考える名無しさん :01/10/14 20:58
買ってきた。あげ

ところで本をもう一冊書いてるそうだよ。
そっちも楽しみだね。いつ頃発売とかは書いてなかったけどさ
214まさち@読売書評:01/10/18 03:47
◆トランスクリティーク 柄谷行人著  「資本論から導く三位一体」
 柄谷はたえず移動し、転回してきた。カントとマルクスを相互に横断的に参照しつつ読む、
この大著は最後の転回かもしれない。
 本書のカント読解の基本的な文脈は「ヒューム批判」である。ヒュームは、自己を実体化する
形而(けいじ)上学を批判し、自己はただの仮象だとした。それに対して、カントは、自己は経験
的には無だが、離脱しがたい形式、超越論的仮象としてあると言う。同じことは貨幣にも言える。
価格が商品相互の関係だとすれば、貨幣はただの便宜上の道具に見える。だが実際には、貨
幣への欲動こそ人を捉(とら)える。貨幣は、商品体系の体系性を構成する「超越論的統覚」だからだ。
 ところで、商品交換は、交換一般の一部でしかない。他に互酬的贈与、収奪、アソシエーションがある。
こうした交換の類型論を基礎にして、柄谷は、『資本論』の読解から、「資本制(商品交換)=ネーション(互酬)
=ステート(収奪)」の三位一体性を導出する。三つの内のひとつだけを打倒しようとしても、必ず足をすくわれる。
 希望はアソシエーションに託される。アソシエーションこそコミュニズムであり、他者を「自由」として尊重する
カントが目指した世界である。だがその実現には、貨幣はなければならず、あってはならない。超越論的統覚
としての貨幣は不可欠だが、それが資本へ転化するからだ。アンチノミーは地域通貨LETSによって
解消されるかもしれない、との展望が示される。
 たとえばLETSにそうした可能性があるかについては、理論的懐疑もあるだろう。だが私が確実に共感するのは、
理論は批判的解明を越えて積極的構想を示すべきだとする覚悟である。左翼が否定的スタンスを取るだけで、
何かを成しとげた気分でいられたのは、批判の対象としてではあれ社会主義体制があったからだ。
それを失った今、単に否定的なポジションに立つことは、欺瞞(ぎまん)である。
215考える名無しさん:01/10/18 04:06
大澤真幸って今、京大にいんのね
216考える名無しさん:01/10/20 22:25
>>167
カントのことだけど、超越論的統覚って言葉使ってるよ。
(A107)
217mimesis:01/10/20 23:27
>>167 ここだね。

Nun koennen keine Erkenntnisse in uns statt finden, keine
Verknuepfung und Einheit derselben unter einander, ohne
diejenige Einheit de Bewusstseins, welche vor allen Datis der
Anschauungen vorhergeht, und, worauf in Beziehung, alle
Vorstellung von Gegenstaenden allein moeglich ist. Diese
reine urspuengliche , unwandelbare Bewusstsein will ich nun
die transzendentale Apperzeption nennen.

ところで、直観のすべての所与に先行し、それへの関係においてのみ
対象のすべての表象が可能である意識の統一がなければ、われわれの
うちにいかなる認識も生じえず、認識相互の結合と統一も生じえない。
さて、この純粋根源的不変的意識を私は超越論的統覚と呼ぶことにし
ようと思う。
 (有福訳)
218考える名無しさん:01/10/21 01:12
あるけど数ヶ所なんしょ。
219考える名無しさん:01/10/21 01:35
柄谷のこの度なした転回とは「否定」から「否定の否定」への
転回である。そう要約してよかろう。
220考える名無しさん:01/10/26 14:22
この人フランス語もドイツ語もできるのね。。
ちょっと見直しました。
英語版なら
http://webware.princeton.edu/sites/sics/Transcritique_for_SICS.pdf(pdf)
http://www.google.com/search?q=cache:inP6u7QrN7Q:webware.princeton.edu
/sites/sics/Transcritique_for_SICS.pdf+transcritique+karatani+mit&hl=j
a(テキスト)
で少し読めるYO!
221考える名無しさん:01/10/26 15:09
哲学はスピノザかせいぜいカントまでで終わりにしとこう。
あとは数学と経済学と物理学をやろう。それでいい。
222考える名無しさん:01/10/26 17:10
223考える名無しさん:01/10/30 22:29
>>221
経済学はいらん
224考える名無しさん :01/10/30 22:38
なんかさ、>.221と同じようなこといってるやつ別の柄谷スレにもいたけど。
225考える名無しさん:01/11/10 12:46
群像で坂部恵と対談してる
当たり障りない内容だけど
226考える名無しさん:01/11/10 13:42
このスレ久しぶり。まだ序章しか読んでない、トラクリ。
時間が欲しい〜
227makorin:01/11/10 20:34
>225
載せているところです。

http://www.hoops.livedoor.com/~sasaki_makoto/kant.html

パートUは、『日本近代文学の起源』系で
「日本資本主義論争」「近代の超克」そして「日本精神分析」
だそうですが、それほど目新しい内容ではなさそうでね。
パートU以後を期待したいです。
228考える名無しさん:01/11/12 23:44
>>225,227
文学界には3人の評者による「トランスクリティーク」論が
載っていますよ。
229虎田栗男:01/11/13 00:51
あの文学界の虎栗評論だけを買いたいんだけど。
他の小説なんて読みたくないから。別売りして欲しいな。
抱き合わせ商法は止めて欲しい。
230考える名無しさん:01/11/13 01:00
まったくつまらないよ、それ。
要約とか突発的な話しか・・・
231考える名無しさん :01/11/21 15:58
久しぶりにあげてみよう
232考える名無しさん:01/12/03 17:33
>>230
大杉のは・・・
233P211-212:01/12/11 20:24
234考える名無しさん:01/12/22 11:14
>227

makorinさんのHPはとてもありがたい、感謝したいのですが、
著作権法に触れませんかね。
235考える名無しさん:01/12/22 11:49
>>234

触れないわけないが、堅いこと言うな。
うわっはっはっはっはっは!
236考える名無しさん:01/12/22 19:50
>>234
というか、もしこんなんで本当に訴えたらアホみたい。
だからやらないんだろう。
237考える名無しさん:01/12/23 18:54
柄谷がへこむようなトラクリ批判てのは出てるんだろうか?
238考える名無しさん:01/12/23 18:57
>235
面白かった。柄谷×坂部
239考える名無しさん:01/12/23 22:06
ふ〜読み終わらん。
倫理21は読み易かったけど、これは手強い。
気が付くと同じページを何度も読んでる。
みんな頭いいのね。
240kidono tomoyuki:01/12/28 22:21
age
241考える名無しさん:01/12/28 23:38
経済学についてちゃんとした知識が必要だよ。
本では素人にもお勧めなんてかいてあるけど、
そういった読み方じゃだめかもね
242考える名無しさん:02/01/06 02:09
国家による交換の形態が「強奪」というのは今ひとつ
納得いかないな。
エゴイスティックな物の見方というか、「再分配」の側面が軽視
されすぎてるように思える。
もちろんこぼれた汁をすすってる奴もいるが、基本的には国家は
機関であるのであって、強奪というと、国家の擬人化ないしは
特定の誰かのためのものという意味を帯びてしまう。
このへんの見方が、体制寄りになるか反体制になるかの
ポイントになってくるのだと思うが。
243考える名無しさん:02/01/06 03:22
いま242が面白い問題提起をした。
244考える名無しさん:02/01/08 21:46
>>242
なるほどね。
ただ国家のプラスとマイナスの側面を
足し合わせてどっちになるかという議論を
やるのは他にもやっている人が沢山いる。
だからあえてトラクリ読んだ人がそのような
議論に進んで入っていく必要はないと思う。

おれは別に学者でも実名の活動家でもないので、
その辺のところはひとまず保留にして置きたい。
それよりも外から見たときの国家と、資本の関係を
自分なりに考えてみたい。まだまだ出来てないけど。

あと一つ思ったのはLETS。これに関しては現状の
ものを賛美するだけでどうこれから発展させていくのか
といったプランニングに関しては何も書かれていない。
歴史分析に関しては完成した。これからのことは
この結果を前提として各自活動、行動して下さい。
ということなのだろうかね。
245考える名無しさん:02/01/14 01:01
>>214
>たとえばLETSにそうした可能性があるかについては、理論的懐疑もあるだろう。だが私が確実に共感するのは、
理論は批判的解明を越えて積極的構想を示すべきだとする覚悟である。

そうかねぇ。。。
214さんの言っていることはわかるけど。
もし、カラタニが本気で資本制に対抗しようとしているなら、
LETSが資本制の前では歴然としてオアソビに過ぎないことぐらい、
判りきっていることじゃないか?

自分の行っている批評が純粋理論であればあるほど、
一足飛びに実行するようなアンチョクな真似は控えるべきだよ
なんで堪えられなかっただろうか?
俺はそれが残念だよ
純粋理論が本当に正しいのならば、
それは今後の歴史が純粋理論にちゃんと近づくはず
人類の思想史ってそうだろ
(ヘーゲル史観っぽくてごめん)

馬鹿っぽい例え方で大変恐縮だが、
両親の夫婦喧嘩を横で鋭く観察しながら、
理路整然とオママゴトしているガキのような印象が否めない。
246考える名無しさん:02/01/14 01:06
>>245
論外。
247245:02/01/14 08:46
>>246
俺も頭悪いけど、あんたも相当あほそうだな。
いみじくも哲学版で、一言「論外」はないんじゃないか?

何がどう論外なのか説明してみぃヨ。

あんたのほうがよっぽどロンガイだと思うけど。
248考える名無しさん:02/01/18 10:31
>>245
漢斗の「理論と実践」読んでみてよ。
249考える名無しさん:02/01/18 16:10
>>244
おれが言いたかったのは、国家のプラスマイナスを勘定して
どっちに傾くかという話ではなくて、自分がそこに含まれている
当の対象を批判するということの困難さですよ。
250考える名無しさん:02/01/18 23:49
age
251考える名無しさん:02/02/03 07:27
柄谷って死刑廃止論者?
252.:02/02/03 08:30
>>245 は論外だな
253考える名無しさん:02/02/03 23:31
そういえば柄谷は死刑について論じたこと無いな。
奴の文脈で言うと人殺した奴は問答無用で死刑だけどな。
254考える名無しさん:02/02/05 13:18
>>248 もしよろしければ
その本の概要を教えてください
255超越論的主覚X:02/02/07 18:22
「探求V」第2回
http://www.hoops.livedoor.com/~sasaki_makoto/tankyu3-2.html

「超越論的」は「先験的」の事だったんですね。
256考える名無しさん:02/02/25 18:20
age
257トラクリ?:02/03/02 14:13
そんなもの、1年もすれば誰も読まなくなる!
258考える名無しさん:02/03/02 15:24
>>257

具体的な批判をお願いします
259考える名無しさん:02/03/03 00:06
むしろ『なんクリ』の方が思想的なインパクトがあったな。
260257:02/03/03 02:07
柄谷はビル・ゲイツに批判的だが、
『可能性の中心』、『隠喩としての建築』、
『内省と遡行』、『探求T・U』、『トラクリ』と
”バージョンアップさせたソフト”を買わせるのは
マイクロソフトと似ている。全部買ったけどね、文庫も。
『可能性』なんて笠井潔解説の講談社文庫も買ったぜ。

また、栗本が批判したように『構造と力』が『なんクリ』の
現代思想版なら、『なんクリ』をナショナリズムだと批判する
柄谷は浅田を批判すべきではないか?
まあ、柄谷と浅田は持ちつ持たれつの運命共同体なのだろうが。
『トラクリ』も浅田という宣伝担当がいなけりゃ..ねえ。

「トランス」は流行ってるらしい。
261クラインの壺内祐三:02/03/03 02:13
>>253
柄谷は、死刑囚の話ならしてるけどね。ユーモアとウイットの違いを説明する時に。
262考える名無しさん:02/03/09 08:13
今年の柄谷さん関連のシンポジウム情報きぼん。
263考える名無しさん:02/03/15 21:05
age
264考える名無しさん:02/03/29 22:09
結局、何部出たんだ?
265考える名無しさん:02/03/30 00:53
カントとマルクスがわからないと、柄谷はわからないですかね?
266考える名無しさん:02/03/30 00:59
>>265
柄谷はまともな理論もないのに感覚的なかっこいい
文章で酔わせる評論家。柄谷好きの9割9分がカン
トもマルクスもわかってないどころか読めてもいない。
267考える名無しさん:02/03/30 01:00
カントとマルクスをわかってる人が柄谷読んで怒り狂うという例は
珍しくありません。
268考える名無しさん:02/03/30 01:07
>>265
海外では、「彼は文芸評論家という、この世界では珍しい肩書きを持つ」
と、暗に、子馬鹿にされてる。
269幼稚園除籍2号:02/03/30 01:09
あらかた、このおっさんと何冊かの入門書読んで、
しかも手元にあって、その文脈切り取ったもんがちな気がしますけどね。
例えば、インサイダーって何がいけないんでしょうかね。或いは噂によって
故意に相場を吊り上げるとか。
270幼稚園除籍2号:02/03/30 01:12
昔、っても十代の終盤、アンチ文学論から呼んでましたけどね。全て図書館から
借りたんで正確な記憶では無いですが、70年代のアメリカから帰ってきて、
テクノポリス云々という件が最高にかっこよかった。
内省と遡行の浅田晃のあとがきも最強でしたね。確かに堂堂巡りです。
271竹脇ムーガ:02/03/30 01:22
柄谷のグルはシュティルナーだよ(ボソ。
自律・他律論だの「単独者のアソシエーション」だの丸っきり流用。
他は理屈の上での補強材料。
ネタバレを恐れてあんまり表沙汰にはしない。
272ポチ:02/03/30 01:38
ドゥルーズは資本主義を(相対的な)内在性としてとらえたわけだけど、
『トランスクリティーク』のマルクス論はドゥルーズを引き継いでるね。
しかし両者の間に大きな溝も感じた。
カントに対する認識があまりにかけ離れている。
この乖離はどこから来るのか?
おそらくは…
273考える名無しさん:02/03/30 01:46
>>271
初めから表沙汰にしているでしょ。
柄谷を通してシュティルナーに関心を持った人も多いでしょ。
この点で僕は柄谷に感謝しているけどね。
274考える名無しさん:02/03/30 01:53
>>
乖離は単に性格の違い。
柄谷の粘着のほうが、カントに近いでしょう。
275ポチ:02/03/30 02:11
>>274
それには別に反対しないよ。
ただ僕が問題にしているのは論理の面なんだ。
ドゥルーズは理論は捨てていたけど、ある種の論理は最期まで手放さなかった。
柄谷もこの点で同じだし、実質的に重なるところもある。
しかしその論理がある地点で乖離している。
それはどこか?ということ。
276考える名無しさん:02/03/30 02:16
極端なリベラリストはアナーキストに近かったりするの?
277竹脇ムーガ:02/03/30 02:17
>>273
メインの思想の割りには「小出し」って感じがするけどな。
隈なく読んでる人じゃないと名前すら知らない場合が多い。
278考える名無しさん:02/03/30 02:26
ドイツ・イデオロギーでマルクスは種ティルナーを批判しています。
279考える名無しさん:02/03/30 02:28
>>277
柄谷のシュティルナー賛美はたいそうなものだよ。
思いっきり飛ばし読みする人に対してまでは著者は責任とれないだろ。
280考える名無しさん:02/03/30 02:32
マルクスのシュティルナー批判にはある種の優しさがあると思う。
やはり好きなのよ、シュティルナーが
281竹脇ムーガ:02/03/30 02:36
ふーん。
まあ、他にもシュティルナー読者がいるのを確認出来て良かったよ。
282ポチ:02/03/30 02:40
シュティルナーを実体主義として読むか、シュティルナーに単独性(実存)を
読むかで評価は異なるね。
283考える名無しさん:02/03/30 02:42
実体主義ってなんすか
284274:02/03/30 02:46
>>275
思想家がある意味体系的なのはあたりまえ。
それしか売りがないんだから。まあみんな内向的なのも
いっしょかな。ただしカントを柄谷が評価しだすのは思想
としてでなく「表現」としてカントを読み出してからだと思う。
あるいは「他者に対する姿勢」として評価しだしたんだと
思う。これは「エンターテナー」ドゥルーズには決して出て
こない発想でしょ。
285考える名無しさん:02/03/30 02:49
『トラクリ』とか『NAM原理』に飽きてくると、
『内省と遡行』が新鮮に読める。
286ポチ:02/03/30 02:50
>>283
ごめん、言葉が足りなかったよ。
僕がいった実体主義とは、広松等、関系主義者が批判するところのもの
287竹脇ムーガ:02/03/30 03:07
>>276
マジレスすると、
リベラリズムを押し進めたアナーキーと
単独者のアナーキーは別物です。
288考える名無しさん:02/03/30 03:07
どう違うか言ってくれないと。
289竹脇ムーガ:02/03/30 04:10
>>288
リベラリズムの自由は類的な繋がりから「下される」。
「下される」ものを求めている限り、
「下されない」可能性も同時に求めざるを得ないのです。
両者をまとめて廃棄するのが個人主義のアナーキー。
詳しくはシュティルナーの著作を参照してくれ。
こと「自由」に関しては背筋がゾゾッとなるほど完璧に説かれているから。
290考える名無しさん:02/03/31 21:56
柄谷の自由に賛成!
291「トランスクリティーク」1:02/04/13 15:34
292考える名無しさん:02/04/13 18:56
自由とはつまるところ責任をもてることの自由ですから
293考える名無しさん:02/04/14 17:14
( ´,_ゝ`)プッ
294考える名無しさん:02/04/15 02:44
 293 sage
295考える名無しさん:02/04/15 18:03
あー読み終わったけどなんかつかれたー
296考える名無しさん:02/05/10 02:43
これはマンガだろ
297考える名無しさん:02/05/10 03:19
資本論読んでからトラ栗を読むか、逆がいいか、どっちですか?
298考える名無しさん:02/05/11 04:00
柄谷行人はエコロジストなのですね。
地球でうまれたものは地球に還さなければならないというコンセプトが
この本にはあるようです。
再生紙でつくられた『トランスクリティーク』に感動した!よくやった!
299考える名無しさん:02/05/11 23:33
バカはさておき、トラクリを読むか資本論から読むか、どっちがいいんだよ。
300考える名無しさん:02/05/12 00:20
300
301考える名無しさん:02/05/13 23:10
>>299
お前がバカ
302298:02/05/15 15:28
どちらも読んでないのか。
両方読んでから書き込め。
303酒井亨:02/05/30 09:37
transcritique 読みました。
すごい本だ、としか今は言えません。

みんなさんはいかがですか?
304考える名無しさん:02/06/04 08:41
巨乳の亜紀ちゃん
305考える名無しさん:02/06/04 08:49
>>299
バカ。
言うまでもなく資本論。

柄谷の本はトイレででも読みたまえ。
306英語版って:02/06/06 19:33
本当に出るの?
307 :02/06/17 19:15
308考える名無しさん:02/06/17 19:39
みんなさんはいかがですか?
309考える名無しさん:02/07/16 01:18
いまカントのとこ、半分読んだあげ
310共産主義:02/07/23 23:16
ツルハシの先に近畿大学
311考える名無しさん:02/08/05 14:05
age
312コピペ:02/08/08 13:12
内藤有事、 出資損

殻谷のことだから、内藤の議決権を
遺族が相続するなんて、認めないん
だろな。

つか、そろそろ「内藤有事の遺志を
継ぐのはオレだ。だからオレが2票
持つ」とか、傲慢発言が出てるころ
じゃないか?
313考える名無しさん:02/08/10 10:41
カントの貨幣論は面白かった。
柄谷の「超越論的」「転回」を論じるカント論は、
ドゥルーズ、ローティ、ジジェクより
特別優れているとは思えない。
「トランスクリティーク」という
寒い言葉は暑い日には良いかも。
314考える名無しさん:02/08/14 00:18
寒い?
315考える名無しさん:02/08/14 07:28
日本精神分析とどっち優先?
316考える名無しさん:02/08/14 07:50
うれしいです
317考える名無しさん:02/08/14 19:15
『日本精神分析』は『トラクリ』後の柄谷の
日本への関心が分かるし、講演なので読み易い。
318考える名無しさん:02/08/14 19:52
竹田青嗣の論考読んだ人いる?
319禿堂:02/08/14 20:24
チンポ太郎の血液型はO型に1票、禿堂
320:02/08/14 20:45
>>318
馬鹿度では竹田の勝ち(僅差)
間抜け度では柄谷の勝ち(大差)
321考える名無しさん:02/08/14 23:17
『言語的思考へ』ですか?
いまだに『隠喩としての建築』を
なぞってるだけのようですた。
322考える名無しさん:02/08/14 23:23
>>321
いえ、今月の「群像」にトラクリ論が載ってたんです。
323考える名無しさん:02/08/14 23:43
>>320

言い得て妙
324考える名無しさん:02/08/17 17:59
でも、馬鹿度は僅差かなあ?
325竹田ファンではない:02/08/18 05:10
柄谷は、マルクスは貨幣論しかやってなかったのに
それにアソシエ21で一緒?だった田畑稔の
アソシエーション論を『可能なるコミュニズム』から
くっつけたような感じ。
以前から共同体の外部とか言ってたけど。
なぜアソシエーション論を実践する事にしたのか。

今回の竹田のトラクリ批判も読むか知っておいても良いと思う。
トラクリに対する疑問をいくつか掲げている。
326考える名無しさん:02/08/18 05:23
前の「文学界」のトラクリ特集はどうだったんでしょう。
327考える名無しさん:02/09/07 16:30
age
328考える名無しさん
>>325

超遅レスだけど、
共同体の外で、他者と出会うという話じゃないの。
以前どこかで「あんなのガタリの分子革命の焼き直しだ」
みたいな話があったけど。