パインなどに含まれるタンパク質分解酵素(パパイン)を使って、
胃の中に溜まって固まった毛のタンパク質を分解して排出をさせると謳った商品はあるけど、
本当に毛のタンパク質がうさぎの胃の中で分解されるかは疑問。
人間用の脱毛剤にはこのタンパク質分解酵素を使ったものがあり、医薬部外品であるけど効果はあります。、
しかし人間の露出した肌には効果のあるタンパク質分解酵素ですが、果たしてうさぎの胃の中で効果が出るでしょうか?
パパイン酵素などのタンパク質分解酵素は強酸性の環境では効果がでないようなので、PH2のうさぎの胃では無効かも知れません。
主原料が小麦粉などの澱粉質でもありこの手のサプリは病気のうさぎにはつらいことになるかもしれません。
ブロメラインというタンパク質分解酵素が薬局で簡単に手に入るから、挑戦したい人は好きにすればいいですけどね。
またパイナップルを買ってきて搾り、その果汁に髪の毛をつけておくとタンパク質が分解されて、つけておいた髪の毛は細くなります。
もちろんウサギの毛で実験しても効果は同じです。
これはパイナップル果汁に含まれるタンパク質分解酵素が働くからです。
このタンパク質分解酵素はパパイン酵素とも呼ばれ脱毛美容用品に使われています。
実はパイナップルを切り、そのまま気になる部分に擦りつけておくだけで、脱毛美容品と同じ効果がでます。
毎日すれば、みるみる無駄毛は細くなって数も減っていくことでしょう。
但し、肌もタンパク質で出来ているので予想通りに肌も荒れます。
さて、このパパイン酵素はうさぎの胃の中で固まった毛を細く分解できるのでしょか?
実験して科学的に証明していれば良いのですが、メーカーに問い合わせしないとわかりません。
実験しないとうさぎに効果があるかどうかわかりませんが、某製造販売会社に個人的に聞いた限りでは実験はしたことはないそうです。
健康なうさぎの胃はPH2以上の強酸性であることは科学的に証明されている事実です。
また、パパイン酵素の効力がPH3までしか発揮されないことも科学的に証明されています。
このことから何がわかるか?どう読み取るかは個人の自由です。
購入を考えているまたは、購入済みの人で、効能をうたう商品に科学的根拠があるのかどうか疑問に思う人は、
その製造者に直接聞くのが一番だと思いますよ。