キセルガイは庭でも時々見られるようになりました。
それ以前に蚊が・・・・
とりあえずフィールド報告をば。
よく引いた磯の潮間帯上部では
緑の藻が岩にへばりついてる平らな場所でイソアワモチが群れてました。
ヒトエグサの仲間でも食べてるのかな。
今回は有肺類のキクノハナ、カラマツガイも採取して付着ケイ藻の多いタマキビと同じケースに投入。
最近タマキビの活性が高いこともあってケイ藻がだいぶ減りました。
ただ、日が当たる側に偏ってます。
岩場の先のほうでは岩の上から巨大な貝が見えたので
拾ってみたら、打ち寄せられたイワガキで
重量を測ると1.2キロありました。
活動中の蓋の隙間が見えたので岩と見分けられました。
外海の波の流れ込んでくる岩場の隙間では時々面白いものが採れます。
この時期の磯は周りにはシギ・チドリが多いです。
岩場などでひょっこり顔を出すと目が合うこともあります。
持ち帰ったカキについては、生育適温についてマガキが22度なのに対してイワガキは27度と
これは水槽内で夏を乗りえられるのかも。
水量に対して明らかに巨大なサイズで、一日に水槽の水をどれだけ濾してることか・・・。
ヤドカリや巻貝がたかってるおかげでどんどん白くなってます。
カキの殻にはカジメの茎がついておりカジメごと波ではがされたのでしょう。
カジメの茎はいろいろな生き物がついばんでるものの
なかなかなくなりません。
磯ではメカブの打ち上げ、クロ○ワビ、トコブシ、マツバガイ、ヨメガカサ、
バテイラ、クボガイ、タコなどが取れ
家族に好評でした。
タコは岩場の色に擬態してて踏みそうになったところを捕らえました。
あごが丈夫な自分以外にはちょっと硬かったようです。
扇風機を当て続けて干しといたワカメは、kiosk名産の都こんぶの臭いを発散してます。
トコブシとマツバガイを早速刺身で食べたら、マツバガイは相変わらず肝がおいしかったです。
クロ○ワビは水槽に入れた当初は元気だったものの3日目に、エアレーションが止まるアクシデントがあり
その影響か、瀕死になってしまったのでそのまま生食しました。
顔のあたりの風貌がトコブシとはまったく違うのが面白いです。
トコブシと間違えてとってきました。
身がはがれやすく少し硬い以外は味はトコブシと大差なかったです。
水質に相当うるさいようで飼育は困難なようです。
○ワビについてはブランドイメージが先行してるかなあ・・
イワガキはもったいなくて食べれないです。
海岸の荷物置き場では引きあがるときに猛烈にブユが飛んでました。
海ではブユにたかられたのは初めてかもしれません。
新たに採集してきたキクナハナとカラマツガイはすぐに脱走し、
予想通り、タマキビと同じようにはいかないようです。
イソアワモチはなかなか飼育環境が合わず一工夫いりそうです。
潮が満ちてるときは息を止めてるのかなあ?
飼育環境では海水中にずっといると最終的にはひっくりかえってることが多く
取り出すと前方?に穴のようなものができて息を吹き返します。
大きなプラケースを使った淡水飼育のほうがいいのかな?
廊下で日干しになってた塊も水辺に置いといたら
何時間かして復活しました。
タマキビはコケが生えてれば脱走せず、やっぱり生えてないと遠くまで探索に出てしまうようです。
新たに別の産地のものを一匹追加したら、集合してるものとはまた別の行動を取ってます。
ただその個体(一回り大きい)に時々一匹寄り添ってるのは他の産地でやっぱり一匹だけ取ってきた物なのかなあ?
殻頂でもけずっとけばよかった。
集合するメリットは隙間に集合した場合は捕食しにくくなること、
乾燥から逃れやすくなることなどいろいろありそうです。
数時間水上に集合した後また長期間水中に拡散してたり、集団での行動はあんまり読めません。
バテイラ他の巻貝は夜行性が強いようで、日が暮れると活性があがり
深夜はさまざまな巻貝が高速移動してます。
オオウスイロヘソカドガイの水槽は相変わらずカビ知らずですが
ひょっとすると植物質のものに生えてくるカビも食べてるのかもしれません。
ウメボシイソギンチャクは最近採集してきて久々に水槽に入れ、時々指をつっこんで遊んでます。
姉夫婦からイソギンチャクの採集方法を教えてと
メールがきたので、これからいろいろ解説するところです。
「干潟しかない、エビがいない、磯がない」などいろいろいってますが
多分潮の高いときにいってるような気もします。
ウメボシとヒメイソギンチャクが大規模に群生してる群落を見ました。
うちのやる気のない水槽ではイソギンチャクは長持ちしないです。
ニンジン、イシワケ、クロガネなどの干潟のものは調理もしやすくなかなかいいダシが出るので
味噌汁などにすると磯物(干潟もの)の中ではなかなか上物に入ると思います。
ttp://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/kankoubutu/kankoubutu.htm こんな便利なページがありました。
カサガイの中ではウノアシはずっと水中、カモガイはずっと水上にいて動いてるのを見ません。
知らないうちに動いてて同じとこに戻ってるだけだったり?
上部濾過槽の外壁にへばりついてたベッコウガサはずっと動かないと思ってたら
蓋の隙間が引っかかって戻れなかっただけのようで、蓋をずらしてみると翌日はどこかに消えてました。