党首 Pim Fortuyn の率いる移民排斥を訴える政党(Fortuyn党)の
政策はヨーロッパで高まっている民族主義・愛国主義・国粋主義の動きに
押されて、支持率を高めている。フランスの大統領選で極右が大統領に
ならなくてよかった、と胸をなでおろした人は多かったはず。
ところが、なんとオランダでは、今回の事件のおかげでFortuynの党が
同情票を集めて、支持率を17%以上にまで伸ばしている。
なお逮捕された犯人は元WWFのレンジャーで動物愛護活動家Volkert van
der Graaf、32歳。環境保護団体"Environmental Offensive"のメンバー
であった。
海外ではこの事件をきっかけに「動物愛護主義者によるテロ行為」がABCニュースを
はじめ大々的に報道されている。
動物愛護=やさしい善良な人々、動物虐待=犯罪者予備軍、といった固定観念的な
報道で、2chペット嫌い板が報道されていたが、ならば日本の報道はどうして
こういう海外の環境保護団体の行きすぎた行動、ヨーロッパに政情不安を巻き起こす
ような大きなテロ行為の背後に潜む、環境保護団体の行き過ぎを報道しないのだ
ろうか?