>>91 88.です。
そのとおり。
社会科教育なんて,
社会科学(歴史学・地理学・社会学etc)・教育学・心理学などなど,
そもそもが既存学問の周辺領域を統合した学際的な分野のはず。
そこを忘れられると困る。
もちろん,政治的に「学問領域」として確立させるために
固有性を追求しようとした時代や要請があったことは確か。
そのために奔走した研究者が必要である/だったことは認めるが,
学会構成員の殆ど全員がいまだに「固有性」に固執し,
研究の幅,学際性を拡げようとする人が殆どいないことが,
視野狭窄で排他的,閉鎖的な雰囲気を出している。
例えば,上の2.の一連の発言はそれを象徴している。
(もちろん,2.の言うように,
アカデミズムではいわゆる「戦後教育の歪み」論とは一線をひいているが)
今の雰囲気こそが「社会科教育学の危機」だ。