新種ウイルス「W32/Klez」に注意を!
W32/Klezウイルスは、InternetExplorerの既知のセキュリティホー
ルを悪用したウイルスで、メールの添付ファイルを介して感染を拡
げます。このウイルスが添付されたメールを受け取ると、Outlook
ではメールを開いただけで、OutlookExpressではプレビューしただ
けで感染します。
●予防策
ブラウザ(InternetExplorer)にパッチを適用する。:
InternetExplorer 5.01の場合、SP2 を適用する。
InternetExplorer 5.5 の場合、SP2 を適用する。
あるいは最新の InternetExplorer 6.0 をインストールする。
(注:必ず、Outlook Expressを含む標準構成以上で)
●説明
このウイルスに感染すると、Outlookのアドレス帳に登録されて
いる全てのアドレス宛にウイルスを添付したメールを送信します。
送信者のアドレス欄には、ウイルスが作成した架空のアドレスが記
載されます。送信されるメールの内容は次のとおりです。
・件名:Hi 他
・本文:I'm sorry to do so,but it's helpless to say sorry.
I want a good job,I must support my parents.
Now you have seen my technical capabilities.
How much my year-salary now? NO more than $5,500.
What do you think of this fact?
Don't call my names,I have no hostility.
Can you help me?
注)Outlook、OutlookExpres等では、本文は空白に見えます。
・添付ファイル:ランダムなファイル名+.exe
●駆除と修復
感染してしまった場合、レジストリ等の修正が必要となります。
無償の修復用ツールがワクチンベンダーから配布されているので、
自己責任で利用してください。
●下記サイトにも情報が掲載されているので、参照して下さい。
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/klez.html http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.klez.a%40mm.html http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=TROJ_KLEZ.A