首相「夏までにサイバー攻撃対策の新戦略を」
安倍総理大臣は、政府のサイバーセキュリティ戦略本部の初会合で、「いわゆるサイバー攻撃への対応は、
国家の安全保障、危機管理上の重要課題だ」と述べ、関係閣僚らに対し、夏までにサイバー攻撃への対策の新たな戦略をまとめるよう指示しました。
政府は、深刻化するいわゆるサイバー攻撃への対策を強化するため、先月、菅官房長官を本部長とし関係閣僚や有識者からなるサイバーセキュリティ戦略本部を設置し、10日、総理大臣官邸で初会合を開きました。
この中で、安倍総理大臣は「サイバー空間は、経済成長やイノベーションを推進するために必要な場になっており、サイバーセキュリティは成長戦略を実現するために不可欠だ。
他方、サイバー攻撃の脅威はますます深刻化しており、その対応は国家の安全保障、危機管理上の重要課題だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックの成功にはサイバーセキュリティの確保が不可欠であり、対策に万全を期したい」と述べ、
関係閣僚らに対し、ことし夏までにサイバー攻撃への対策の新たな戦略をまとめるよう指示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150210/k10015369801000.html