http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1210/03/news021.html ハッカー集団が世界の有力100大学のサーバから盗んだ情報12万件を、インターネットに掲載したと公言した。東京大学や京都大学
など、日本の大学の名も含まれている。
大学の情報は、「GhostShell」を名乗るハッカー集団が10月1日にネットに掲載した。
その一覧にはハーバード、ケンブリッジ、スタンフォードなど英米の名門大学のほか、欧州、ロシア、オーストラリアなどの大学が列挙
され、日本では東京大、京都大、大阪大、東北大、名古屋大の名が挙げられている。
公開された情報の中には、学生や教職員の氏名、電子メールアドレス、パスワードなどが含まれていると伝えられる。GhostShellの
声明によれば、大学のサーバの多くはマルウェアに感染しており、クレジットカード情報が保存されているものも見つかったという。
犯行声明の中でGhostShellは、「米国では大学の授業料が値上げされ、アジアでは厳格で限られた教育がまかり通るあまり、時代に
追い付くことも、外交が重視される世界に対応できる人材の育成もできていない」と主張、「現代の教育における変化と、政治家が課す
新しい法律が経済やわれわれの生活に及ぼしている影響について認識を高めさせるため」、情報を公開したと主張している。
GhostShellは「Anonymous」との関係が指摘される集団で、過去にも政府機関や金融機関などの情報を盗み出したと公言している。