オンラインゲームで使う他人のIDやパスワードを不正取得するウイルスなどを作成したとして、京都府警サイバー
犯罪対策課と右京署は27日、不正指令電磁的記録作成の疑いで、佐賀県みやき町の高校1年の男子生徒(15)ら
3人を逮捕した。府警によると、個人情報を盗み取るウイルスを作った疑いで摘発したのは全国初。
ほかに逮捕されたのは、大阪府高槻市の無職少年(18)と大分県佐伯市の高校3年の男子生徒(19)。
3人はハッキング技術を自慢し合うネット掲示板に参加していた。
高1と高3の逮捕容疑は共謀し、5月20日〜7月30日、IDやパスワードの記録されたファイルを不正取得する
ウイルスを作った疑い。無職少年の逮捕容疑は4月4日、パソコンからファイルを消去するウイルスを作った疑い。
府警の説明では、無職少年はオンラインゲームで使うツールを売っていたが、無料ツールの利用者にウイルスを
送り付けていた。「無料ツールは有害と思わせたかった」と容疑を認めている、という。
府警によると、掲示板は数十人が情報交換していた。府警はハッカー集団を形成していたとみて掲示板を削除し、
管理者に解散届を提出させた。ハッカーとみられる集団が解散届を出すのは極めて異例という。
京都新聞
http://s.kyoto-np.jp/top/article/20120927000177