http://japan.cnet.com/news/business/35021770/ 米下院情報委員会は米国時間9月13日、中国の通信機器メーカーであるHuawei Technologies(ファーウェイ)とZTEの幹部を
公聴会に召喚し、米国の安全保障に対して両社がもたらす潜在的な脅威について問いただしたものの、満足のいく答えはほとん
ど得られなかった。
同委員会の委員長を務めるMike Rogers議員(共和党、ミシガン州選出)はファーウェイとZTEを調査対象とする公聴会の最後で、
「本日の内容には落胆を禁じ得ない」と述べるとともに、「もう少し透明性のある回答が得られるものと期待していた。つじつまの合わ
ないその他の回答についても大きな懸念を抱いている」と述べている(米CNETはこの公聴会をウェブキャストを通じて傍聴していた)。
Rogers議員と同委員会のメンバーたちはこれら中国企業2社の幹部に対して、両社が中国政府からの命令に従って行動したり、
あるいは少なくとも中国政府の意向に沿って行動するという懸念の声があると述べたうえで、そのことについて繰り返し問いただした。
同委員会が抱いている懸念は、中国政府がこれらの企業のネットワーク機器を利用することで、米国の企業や個人から情報を盗み
取ることができるのではないかという点にある。
民主党の有力者であるC.A. Dutch Ruppersberger議員(民主党、メリーランド州選出)はファーウェイのシニアバイスプレジデントで
あるCharles Ding氏に対して「中国政府から米国の顧客に関する情報の提供を命じられた場合、どのように対処するのか?」と質問した。