米ChangeWave Research社が1,600社を対象に行った調査によると、回答した会社の22%は、2012年第2四半期にタブレットを購入する計画だ。
そして、タブレットを購入するという企業のうち、84%は米Apple社の『iPad』にするという。
ChangeWave Research社によると、「ChangeWaveのこれまでの調査において、企業のiPad需要は過去最高レベル」だという。
iPadはすでに1年前、企業のIT部門で一番人気になっていた。このときは、タブレットを採用するという会社の79%がiPadにすると答えていた。
iPadは約2年前から企業のIT部門で真剣に採用が検討され始め、最近9カ月は多くの大企業で本格的に勢いを増し始めたと、米Revel Systems社の
クリス・シアベラ最高技術責任者(CTO)は話す。
同社は、iPadを使ったPOSシステムを販売している。
2年前は、企業の最高経営幹部たちがiPadのアーリー・アダプターだった。
現在は需要がさらに拡大し、企業が会社のアプリケーションをApple社のプラットフォームに移し始めるまでになっている。
「企業では、採用が幹部から始まり、次第にフィルター・ダウンされていくような形だ」とシアベラCTOは言う。
今回の調査では、韓国Samsung社の『Galaxy Tab』(8%)と、米Amazon社の『Kindle』(6%)がiPadに続いた。
驚いたことに『TouchPad』をキャンセルという大失態があった米Hewlett-Packard(HP)社のタブレットにまだ注目しているところが
4%もあった(ChangeWave社の数字を足しあわせると100%を超えるのは、おそらく2機種以上の購入を考えている企業があるからだろう)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120328/388122/