米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」の新作として、今年第3四半期にも発売されると伝えられている「iPadmini」で、
アップルの「脱サムスン」姿勢が鮮明なようだ。最終製品のライバルに、部品・部材で依存するのを避ける動きといい、日本や台湾の
メーカーが受注の中心を担うとの見方が出ている。
5日付経済日報は情報の出所を明らかにせず、アップルの脱サムスンの姿勢と台湾メーカーの受注増見通しを伝えた。
具体的には、iPadminiの7.85インチ液晶パネルは、友達光電(AUO)とLGディスプレー(LGD)が分け合うようだ。友達に
とっては初めてiPadシリーズの製品向けに供給することになり、サンプル出荷をするという。
友達傘下でバックライトモジュール(BLM)や導光板を手がける輔祥実業(フォーハウス)が、BLM大手の瑞儀光電(ラジアント)
と並んでサプライヤーとなる。液晶パネル用ドライバーICは、ルネサスエレクトロニクスが受注し、同IC封止・測定大手の
キン邦科技(チップボンド、キン=斤に頁)が封止・測定を担うという。
製品組み立てはこれまで、鴻海精密工業が最大の担い手だったが、新たに和碩聯合科技(ペガトロン)が浮上。リスク分散を図る
意味合いがあるとされている。
NNA.ASIA
http://news.nna.jp/free/news/20120306twd003A.html