http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1202/16/news019.html 米AppleのiOSアプリの幾つかがユーザーに無断で連絡先データを収集していた件に関し、
Appleの広報担当者が2月15日(現地時間)、米ブログメディアAllThingsDにコメントを寄せた。
8日に米Pathによる連絡先の無断収集が発覚して以来、初めてのことだ。
AllThingsDによると、Appleの広報担当者、トム・ノイマイヤー氏は「ユーザーの連絡先データを
事前許諾なしに収集するアプリは、Appleのガイドラインに違反する。現在、この問題を顧客の
ために改善中で、位置情報問題の場合と同様に、今後のアプリリリースでは連絡先にアクセス
するには事前許諾が必要になる」と語った。
この問題は、Pathがユーザーに無断で連絡先を収集していることをiOS開発者が偶然発見した
ことが発端となった。その後InstagramやFoursquareも警告なしに連絡先データの一部を収集
していることが判明している(いずれのアプリも既にアップデートで修正されている)。
米連邦議員は15日、AllThingsDの報道に先立って、Appleのティム・クックCEOにこの件に関する
公開質問書簡を送った。ヘンリー・ワックスマン下院議員(カリフォルニア州選出・民主党)と
G.K. Butterfield下院議員(ノースカロライナ州選出・民主党)は連名で公開したこの書簡で、
iOSアプリの開発ガイドラインのプライバシー・セキュリティに関する条項や、そうした条項を開発者が
守っているかどうかをどんな方法で確認しているか、アドレス帳データを収集するアプリがiTunes
Storeに何本あるかなどを質問している。