フィッシング対策協議会は20日、MasterCardをかたるフィッシングメールが出回っているとして緊急情報を公開、注意を呼び掛けている。
同日11時30分現在、誘導先のフィッシングサイトは稼働中で、サイト閉鎖のための調査をJPCERT/CCに依頼中だとしている。
フィッシングメールの件名は「MasterCard Alert」「MasterCard Account Holder」「Regarding Your MasterCard」
「Message Regarding Your MasterCard」。
メール本文も英語で、MasterCardのオンラインシステムをアップデートしたため、ユーザーのアカウントもアップデートが必要だとして、
フィッシングサイトに誘導する。
フィッシングサイトはMasterCardのロゴが掲載されており、氏名や住所、カード番号、有効期限などを入力するフォームがあるが、
URLが正規サイトとは異なる。
フィッシング対策協議会では、このようなフィッシングサイトに誘導するメールを受信しても記載されているURLにアクセスしないよう
注意を呼び掛けている。
MasterCardをかたる同様のフィッシングメールはこれまでも複数回確認されており、フィッシング対策協議会で緊急情報を出しただけでも、
今年に入って今回が6回目となる。2010年にも計6回の緊急情報を出していた。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110920_478742.html