>>978 米アップルが「iPad」の商標権訴訟で敗訴
http://news.livedoor.com/article/detail/6099859/ 2011年12月5日、米アップルがタブレット端末「iPad」の商標権を侵害されたとして
広東省深セン市のIT企業を提訴していた訴訟で、深セン市中級法院(地裁)は
アップル側の訴えを棄却する一審判決を言い渡した。
7日付で中国国営のラジオ局・中央人民広播電台のウェブサイト・中国広播網が伝えた。
アップルが訴えていたのは香港に上場しているIT企業「唯冠国際」の子会社である「深セン唯冠」。
iPadは2000年に台湾の子会社「台北唯冠」が中国本土も含む世界各国・地域で商標登録しており、
アップルが2009年にこれを3万5000ポンド(約420万円)で買い取っていた。
ところが、深セン唯冠は2001年に独自に中国本土における商標権を取得しており、
「台北唯冠がこれを売却する権利はない」と主張。
アップルに対して「悪質な商標権の侵害行為」と一歩も引かない構えを見せている。
深セン唯冠はリーマンショック以降、経営不振に陥り、すでに8つの銀行が資産を接収管理、
北京のコンサルティング会社「和君創業」が管財人となっている。同社の
黄一丁(ホアン・イーディン)CEOはアップルの敗訴を受け、
損害賠償として100億元(約1200億円)を請求する考えを示している。
これに対し、記事は「まだ一審判決にすぎないが、アップル敗訴が確定し、
賠償額が高過ぎると判断されれば、iPadの名称が変わることになる」と指摘、
「だが、そのような事態が本当に起きるのか?」と懐疑的な見方も示している。