米Microsoftは2月21日(現地時間)、Xbox 360用コントローラー「Kinect」のSDK「Windows Software Development Kit」を
この春リリースすると発表した。開発者は無料でダウンロードでき、Kinectのセンサー機能を利用した非営利目的の
Windows向けアプリケーションを構築できるようになる。
Kinectは、Microsoftが昨年11月にXbox 360用に発売したコントローラーで、発売から2カ月で800万台以上を販売した。
複数の内蔵カメラとセンサーでユーザーの動きを追跡し、マイクによる音声操作機能も搭載する高機能端末が149.99ドル
という低価格で入手できることから、学術研究者や開発者の間でKinectを応用するハッキングプロジェクトが立ち上がり、
コミュニティーも形成されている。
既にKincectを使った建築内装の立体モデル構築ツールや、リモート外科手術システムへの応用などが試みられている。
Microsoftはこうした開発者らの動きを尊重し、公式のWindows SDK公開に踏み切った。MicrosoftはSDK公開により、
同社が推進するナチュラルユーザーインタフェース(NUI)がゲームやエンターテインメントだけでなく、医療や教育分野の
可能性を広げることができるとしている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1102/22/news023.html