米マイクロソフトは2010年12月17日(米国時間)、
12月14日にリリースした「Outlook 2007」用の更新プログラム(KB2412171)でいくつかの
トラブルが発生していることを認めた。
同社の自動更新機能「Microsoft Update」を利用しているユーザーは、12月14日から16日の間に自動的にインストールされ、
影響を受けている可能性がある。
同更新プログラムをインストールすると、Outlook 2007の動作が遅くなる。
具体的には、メールフォルダーを切り替えるたびに、「読み込み中」と表示され、数秒待たされるようになる。
また、「古いアイテムの整理」機能が働かなくなり、メニューや設定画面からも同項目が消えてしまう。
この問題は「Exchange Server」のアカウントを利用している場合は発生せず、IMAPやPOP3、Windows Live Hotmail
(Outlook Live Connector経由)のアカウントを使用している場合に発生するという。
トラブルは、編集部内の複数のパソコンでも確認できた。
インターネット上の掲示板などでも話題になっている。
そもそも同更新プログラムは、「安定性とパフォーマンスの向上」を実現するはずのものだった。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101220/1029228/