KDDIは11月16日、auのシャープ製Androidスマートフォン「IS01」のAndroid 2.1のOSバージョンアップを行わないことを
明かした。
KDDI広報部は「メモリ容量が足りなくなるなど、アップデートをすることで、KDDIが目指すAndroidスマートフォンの
操作性が実現できなくなると判断したため」とその理由を説明している。同社はこれまでIS01のOSバージョンアップに
ついては「検討中」としていた。
バージョンアップを行わない旨は11月16日、KDDI広報部の公式Twitterアカウントあてに問い合わせがあり、広報部が
回答することで明らかになった。Twitter上で広報部は「検討を重ねていましたが、ハードウェア設計値、操作性、
パフォーマンス等を考慮した結果、実現は不可能という結論になりました」と回答していた。
ユーザーにとっては残念な知らせだが、「IS01向けには今後もアプリやサービスを拡充していく」。KDDIが10月18日に
発表したAndroid対応アプリの中で、IS01が対応するものは「au one GREE」「au one Brand Garden」「au one ナビウォーク
(バージョンアップを含む)」「au one 助手席ナビ」。近日中に発表予定のAndroid版LISMOについても「IS01で利用可能になる」。
ただし「au Smart Sports Run&Walk」「au Smart Sports Fitness」「au one ショッピングモール」「au one モバオク」
「au one ニュースEX」「じぶん銀行」にはIS01は対応しない。「きせかえtouch」と「au Smart Sports Karada Manager」
については未定。また、auのAndroidスマートフォン向けSNSアプリ「jibe」については、Android 2.1以降の機種が
対象となるので、IS01では利用できない。
IS01にはシャープ独自のカスタマイズとして、(基本的にAndroid 2.1から対応の)マルチタッチをサポートしている。
今後、マイナーバージョンアップにより、2.1以降の機能を独自で実装する可能性はありそうだ。
11月26日に発売を予定している「IS03」については、2011年春にAndroid 2.2へのアップデートを予定している。
なお、IS01と同様のハードウェアやOSを採用しているNTTドコモの「LYNX SH-10B」のOSバージョンアップについては
「未定」(ドコモ広報部)。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1011/16/news110.html