米Facebookは11月15日(現地時間)、Webメールアプリケーションを立ち上げ、米GoogleのGmailや米Yahoo!のYahoo! Mail、Windows Live Hotmailそのほかのメッセージングソリューションに挑む。
Facebookは、同日午前10時から始まるローンチイベントにメディアを招待している。イベントは、サンフランシスコで開催の
Web 2.0サミットがスタートする数時間前に設定されている。
米メディアブログのTechCrunchによると、Facebookは「Project Titan」というコードネームのWebメールクライアントをこの
イベントで発表するという。このWebメールクライアントでは、5億人以上のFacebookユーザーは、@facebook.comドメインの
個人メールアドレスを利用できる。
Yahoo!、Microsoft、Googleなどが既に10億以上のWebメールユーザーをサポートしている今日、新たなWebメールクライアントを
立ち上げるというFacebookの選択は一見奇妙に見えるかもしれない。同社はWebベースのコミュニケーションを提供しているのだから。
Facebookのメッセージングプラットフォームでは直接メッセージを送ることができ、メッセージやリンク、写真、動画を1人のユーザーが
多数に向けて共有することもできる。Facebookはまた、プレゼンス機能付きのWebベースのチャットクライアントも提供している。
米調査会社Altimeter Groupのアナリスト、ジェレミア・オーヤン氏はeWEEKに、Facebookの現在のコミュニケーション機能は、迅速な
短いメッセージには適しているが、メールクライアントはそうしたメッセージ以外のコミュニケーションスイートにユーザーを誘導すると
説明した。
Facebookは確かに、これを実践する人材を持っている。
だが、FacebookはGmailと同種のオープンなメッセージングプラットフォームを作ったのだろうか? それとも、ユーザーがこの
メールアプリから持ち出せるデータには制限がかけられるのだろうか?
FacebookとGoogleによる最近のデータ可搬性をめぐる小競り合いから、そんな疑問がはっきり浮かび上がる。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1011/15/news022.html Windows Mobile VS. Android VS. iPhone
M$ (笑)