7インチタブレットは「即死する」というAppleのスティーブ・ジョブズCEOの批判に、Research In Motion(RIM)の
ジム・バルシリーCEOが反論した。
ジョブズ氏は10月18日の決算発表の際に、7インチのタブレットは小さすぎるため失敗するとの見方を示した。
RIMは7インチのタブレットマシン「PlayBook」を提供している。
バルシリー氏は、「Appleの現実歪曲空間の外で生きているわれわれには、7インチタブレットは実際に市場の
大きな部分を占めることになると分かっている。真のWeb体験を求める顧客には、Flashサポートが重要であること
もわれわれは知っている」と反論。Appleのプラットフォームはクローズドだとも指摘している。
iPhoneがRIMのBlackBerryを抜いたというジョブズ氏の主張についても、バルシリー氏は、比較の時期が適切で
ないと批判している。ジョブズ氏は、Appleの7〜9月期のiPhone出荷台数(1410万台)とRIMの6〜8月期の出荷台数
を比較した。この比較は、夏季よりも9月の方が需要が多いという季節要因を考慮に入れておらず、全体像を反映
していないとバルシリー氏は指摘している。RIMの9〜11月期の出荷台数予想は1380万〜1440万台となっている。
バルシリー氏は、アンテナ問題にしても出荷台数にしても、ジョブズ氏が言っていることがすべてではないとし、
「遅かれ早かれ、現実歪曲空間の中にいる人も、すべてを語られていないことに憤るようになるだろう」と締め
くくっている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/20/news046.html