14日(米国時間)に実施されたOpenOffice.orgコミュニティ評議会の会議において、評議会の委員長を務める Louis Suarez-Potts氏がTDFに参加しているメンバーに評議会からの離脱を求めていることが明らかになった。 Louis Suarez-Potts氏はOracleでOpenOffice.orgコミュニティマネージャを務めており、OracleがLibreOfficeを どう捉えているかを表している。
OpenOffice.orgはSun Microsystemsの支援を受けて開発されてきたが、SunがOracleに買収されてから状況が 変わりつつあった。この状況に不満を感じるメンバーは新しい組織TDF (The Document Foundation)を発足。 OpenOffice.orgもLibreOfficeと名前を変えて提供していくと発表。
Louis Suarez-Potts氏はTDFが目指すものとOOoコミュニティの目指すものの違いから、TDFの関係者が OOoコミュニティ評議会にいることの不自然さを指摘。この状況を是正するためにTDFの関係者にOOo コミュニティ評議会からの脱退を求めている。OracleはLibreOfficeのような派生物が生まれることを 喜ばしいこととは考えていないようだ。