Googleで自分の名前を検索すると、自動的に有害なキーワードがサジェストされるとしてフランスの男性が起こしていた
名誉毀損訴訟で、同国の裁判所はGoogleに5000ユーロの損害賠償支払いを命じた。
法廷文書によると、この男性(名前は明らかにされていない)は、Google.frに自分の名前を入力すると、「レイプ」「レイプ犯」
「刑務所」などの単語がサジェストされ、名誉を傷つけられたと主張していた。
この男性は以前、未成年者への不道徳行為で懲役刑を言い渡されたことがあるという。
この判決は、9月8日にフランスの法律サイトLegalisに掲載された法廷文書から明らかになった。Le Mondeのオンライン版が
25日にこれを報じた。
この判決の一方で、Googleは、ストリートビューをめぐる議論の中で、プライバシーガイドラインを策定するようドイツ政府から
求められている。
パリの上級裁判所はGoogleに対し、「有害な」サジェストを検索から削除し、男性に5000ユーロの損害賠償を支払うよう
命じたが、検索キーワードのサジェスト自体は違法ではないとした。
Googleの広報担当者は控訴すると話している。
「Googleサジェストはユーザーの過去の入力内容に基づき、人気のある検索語を集めたものだと指摘しておきたい。Googleが
これらの言葉を勧めているわけではない」と同社は電子メールで述べている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/28/news016.html