Twitterでクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を突いた不正スクリプトが感染を広げているという。
ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labが9月7日のブログで伝えた。
同社によると、この手口には悪質なJavaScriptが使われている。ユーザーが偽ツイートにだまされて不正な
リンクをクリックすると、cookieが盗まれて外部のサーバに転送されてしまうという。
問題のリンクをクリックしたユーザーの数は相当数に上るとみられる。URL短縮サービスbit.lyの統計を見ると、
攻撃に使われたうちの1つのリンクだけでもクリック数が10万を超えていたという。攻撃はブラジルから仕掛けられて
いる可能性が大きいとKasperskyは推測する。偽ツイートはポルトガル語で、「Restartが事故に遭った」というデマを
流す内容だった。Restartはブラジルの人気ポップバンドだ。
Kasperskyはこの手口に使われた不正スクリプトを「Exploit.JS.Twetti.a」と命名して同社の製品で検出できるようにし、
問題のURLへのアクセスを遮断する措置を取った。
Twitterは7日までに、この攻撃に使われていた脆弱性を修正したとKasperskyは伝えている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/08/news014.html