Novellは6月11日、UNIXの著作権をめぐるSCO Groupとの訴訟で勝利したと発表した。
裁判所は最終判決で、NovellがUNIXの著作権を保有するというこれまでの判決を支持し、SCOは新たな訴訟を起こす
ことはできないとしている。7年にわたる両社の訴訟がこれで終結することになる。
この訴訟は、2003年にSCOが起こした訴訟に端を発する。SCOは、Linuxが同社のUNIXのコードを盗用していると主張し、
米IBMなどを訴えた。Novellはこれに関連して、「SCOはUNIXの著作権を保有していると言っているが、著作権はNovellに
ある」と主張。NovellがUNIXをSCOに譲渡した際に、著作権はSCOに渡さなかったと説明していた。米裁判所はこれまでに、
UNIXの著作権はNovellにあるとする判決を下している。
Novellのロン・ホブセピアン社長兼CEOは、「約10年にわたる訴訟の末、判事がNovellの主張を全面的に支持したことは
喜ばしい」とコメントしている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/15/news010.html