米国Motrolaの「Droid」や、スマートフォンの古株であるRIMの「BlackBerry」といった手強い競合にもかかわらず、
米国Appleの「iPhone」はあらゆる面で顧客満足度がトップという調査結果が発表された。
これは、米国ChangeWaveが過去6か月間にスマートフォンを購入した1,009名を対象に、彼らの購入習慣と購入した
スマートフォンの全体的な印象について調査したもの。その結果、購入者の77%が「非常に満足している」と答えるなど、
iPhoneがあらゆる面でトップという栄誉を獲得した。
第2位はMotorolaで64%、続く第3位のHTCは51%だった。RIM、Palm、LG、Samsungといったほかのスマートフォンの
顧客満足度は芳しくない。例えばRIMのスマートフォンの場合、「非常に満足している」と答えたのは購入者の半分以下
であった。
全体では、回答者の14%が、返品するか新しいスマートフォンに交換するだろうとしている。ベンダーごとに見ていくと、
AppleとRIMは対照的だ。新しいスマートフォンを返品したいという回答者のうちの21%がRIMの購入者、これに対して
iPhoneの購入者はわずか7%だ(トップはPalmの36%である)。
さらにChangeWaveの調査では、VerizonとSprintが提供するCDMAネットワークに関するiPhoneへの影響も見ることが
できる。スマートフォン購入者のうちのおよそ3分の1が、AT&T以外の携帯電話会社を利用できるのであれば、iPhoneを
買いたいとしているという。
Davenport&Companyのアナリストであるドレーク・ジョンストン(Drake Johnstone)氏は、Verizonが2011年にiPhoneの
取り扱いを開始すれば、AT&TはiPhone購入者の40%にあたる600万ドルの損失になるだろうと予測している。
“Verizon iPhone”が進行中とのうわさは、あちこちでささやかれている。AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏は、
Wall Street Journalのウォルト・モスバーグ(Walt Mossberg)氏からの「米国において2つのキャリアがiPhoneを販売する
メリットがあるか」という質問に対し、不機嫌にこう回答したという。
「あるんじゃないの」(ジョブズ氏)
http://www.computerworld.jp/topics/iphone/183489.html