4月1日に提供開始されたシステムソフトウェア バージョン3.21により、PS3の「他のシステムのインストール」機能が
削除され、LinuxなどのOSがインストールできなくなりました。一部のユーザーには強い不満があるようですが、
その不満をお金に換えてしまった人がいます。
ヨーロッパ在住でゲーム掲示板NeoGAFの常連「iapetus」さんは、自分がPS3を購入したAmazonから84英ポンド、
日本円にして約1万2000円分のクレジットを受け取りました。
iapetusさんは、PS3から同機能が削除され、自分の所有するPS3が当初の広告内容通りに機能しなくなったことは、
2002年に成立した欧州連合法に違反するとAmazonに苦情を申し立て、それが認められたということです。
その法律によると、商品は「消費者の購入目的」と「販売者に明らかになっている商品の使用目的」を満たして
いなければならず、その点が守られない場合は、製造者ではなく販売者の責任となるそうです。Amazonにはとんだ
とばっちりでしょうけど、法律は法律。
となると、ヨーロッパ在住で購入証明ができるPS3ユーザーがみんな小売店に駆け込む可能性もありますが...
今のところは公式サイトPlayStation.comの掲示板で怒りをぶちまける程度で収まっているようです。だって
PS3を買ったときのレシート...持ってます?
http://www.kotaku.jp/2010/04/linux_ps3_refund.html