Microsoft は8日、4月の月例更新について事前情報を発表した。同社によると、13日にセキュリティ情報11件を公開し、
合計25件の個別脆弱性に対応する予定だという。セキュリティ情報のうち5件は、深刻度が最大の「緊急」となっている。
今回の月例更新は、かなり規模の大きなものになる見通しだが、過去最大規模だった2009年10月の月例更新ほどではない。
Microsoft の事前情報は、IT 管理者に注意喚起する内容で、通常は対応予定の脆弱性について、実際の月例更新日まで
詳細な内容を提示しない。
しかしながら、すでに詳細が明らかになっている修正予定の問題もいくつかある。今回の月例更新で注意を引く脆弱性の
中には、Microsoft のセキュリティ勧告で明らかになった脆弱性が2件 (そのうちの1件は深刻度が緊急) がある。
これら脆弱性2件のうち深刻度が高い方は、3月初めに存在が公になった。同脆弱性は『Internet Explorer』(IE) における
VBScript のヘルプファイル処理に関連するものだ。
4月の月例更新で対応する深刻度が「緊急」の脆弱性は、サポート対象の『Windows』すべてに影響する。具体的には、
『Windows 2000 Service Pack (SP) 4』をはじめ『Windows XP SP2』『同 SP3』『Windows Vista SP1』『同 SP2』、
そして『Windows 7』だ。
さらに、『Windows Server 2003』および『Windows Server 2008 R2』に影響する深刻度が「緊急」の脆弱性もあり、
両 OS の32ビット版と64ビット版のいずれも対象となっている。
http://japan.internet.com/webtech/20100413/12.html