セキュリティ企業各社は、オープンソースのブログ作成ソフト「WordPress」を使っていたブログが大量にハッキング
される事件が発生したとそれぞれ伝えた。ブログ閲覧者を悪質なWebサイトへリダイレクトしてしまう。
被害に遭ったのはドメイン登録業者Network Solutionsのホスティングサービスを利用していたブログが多いという。
リダイレクト先のサイトにはマルウェアが仕掛けられていた。これに感染すると、偽ウイルス対策ソフトなどさらに別の
マルウェアに感染する恐れがあるという。
セキュリティ企業のSucuri Securityは、ブログでこの事件の原因について、WordPressではデータベースの管理情報が
プレーンテキストの状態で保存されるという問題を指摘している。悪意を持つNetwork Solutionsのユーザーが、問題のある
設定ファイルを見つけ出すスクリプトを作成してデータベースの管理情報を入手し、ブログのデータベースを改ざんしていた
ことが分かった。
Network Solutionsでは問題の根本原因を解決したと説明するが、WordPressのユーザーは念のため、管理パスワードの変更
を促している。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/13/news016.html