3日の発売以来、たくさんの高評価を得ている Apple の『iPad』だが、同製品の Wi-Fi 接続に関する問題に苦情を訴え続けるユーザーも
いるようだ。
ユーザー フォーラムや技術系 Blog などのサイトに寄せられたユーザーからの苦情の内容は、電波が弱いといったものから Wi-Fi の接続が
全くできないといったものまで多岐にわたる。また、多数のユーザーが、iPad と同じ場所で使用しても、『iPhone』や『MacBook』など、
他の Apple 製品には Wi-Fi 関連の問題は起きていないと述べている。
Apple はこの問題について公式な回答を発表していないものの、「iPad: Does not automatically rejoin known Wi-Fi networks
(iPad: 既知の Wi-Fi ネットワークに自動的に再接続しない)」というタイトルのサポート文書で、
問題の原因は「サードパーティ製の Wi-Fi ルータ」にあるとの指摘をしている。
同文書によると、少なくとも問題の一部は、異なるネットワーク (例えば『802.11g』と『802.11n』) に同じネットワーク名を
使用している、あるいはネットワークごとに異なるセキュリティ設定を適用しているマルチモードのルータに起因する可能性があるという。
Apple では、1つの Wi-Fi アクセスポイントが提供する複数のネットワーク モードのそれぞれに異なる Wi-Fi ネットワーク名を
つけることで、この問題を解決できるかもしれないと述べている。
サポート文書には次のように記されている。「現在のネットワーク名に文字を1つ以上追加することで簡単にネットワーク名を分けられる。
例えば、802.11b/g を使用しているネットワーク名に“G”を、802.11n を使用しているネットワーク名に“N”を加えるといった形だ」。
同文書はまた、「両方のネットワークが同じタイプのセキュリティ (『WFP』『WPA』『WPA2』など) を使用していることを確認する」よう
求めている。
http://japan.internet.com/allnet/20100409/11.html