米AppleのiPadは4月3日の発売以来、45万台が売れたと、同社のスティーブ・ジョブズCEOが明らかにした。
同社の今後の成長を後押しするであろう製品として、急速なペースで売れている。
アナリストのiPad販売予測はまちまちだが、4〜6月期に100万台以上、2010年に約500万台が売れると見込まれている。
同製品はノートPCとスマートフォンの隙間を埋める新種のガジェットとうたわれている。
Appleはこの製品に自らの評判を賭けており、2014年までに5000万台規模にまで急拡大するとアナリストが予測している
タブレット市場の育成を支援している。
この種のデバイスは純然たるメディア再生以外に明確なユースケースがないように思われるが、アナリストはHP、Dell
などのメーカーが今年、独自のタブレットを繰り出してくると予測している。
4月3日のiPad発売以来、ユーザーは同デバイスに60万冊の電子書籍と350万のアプリケーションをダウンロードしたと、
ジョブズ氏は8日に語った。
同氏はカリフォルニア州クパティーノの本社で開いたメディアイベントで、2007年にiPhoneが発売されて以来、iPhone
アプリのダウンロード数が40億を超えたことも明らかにした。
Appleの株価はジョブズ氏の発表後一時的に伸びたが、すぐに下落し前日終値を割った。NASDAQ市場の午後の取引では
0.2%下げて240.23ドルとなった。
ジョブズ氏はまた、iPhone OS 4.0はマルチタスクをサポート――ユーザーの以前からの不満に応えて――し、複数の
アプリを同時に実行して切り替えられると発表した。
Appleは第4世代のiPhoneを年内に立ち上げるとみられている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/09/news021.html