Apple が開発者に対し、同社の『App Store』で流通させる『iPad』用アプリケーションの登録受け付け開始を通知した。
承認手続きを経て、4月6日の iPad 発売日までに間に合わせたい場合、米太平洋時間 (PDT) 3月27日午後5時までにアプリケーションを
提出しなければならない。
Apple によると、iPad 用 App Store の開設時に並ぶのは、この最初の審査を受けたものだけだという。申請するアプリケーションは
『iPhone SDK 3.2 Beta 5』を使って開発と試験を行なう必要があり、他のバージョンの使用は認められていない。開発者は最終審査への
アプリケーション提出について、追加情報を iPad 発売前に受け取ることになる。
Apple は iPhone SDK 3.2 Beta 5 を17日にリリースした。第4ベータ版リリースのわずか数日後の話だ。Apple のベータ版更新間隔は
通常2週間ごとなので、今回の短い間隔は、iPad 開発作業が大詰めの段階にあることを示していると思われる。
iPad の開発用実機がほとんど出回っていないため、同 SDK はアプリケーションをテストするためのシミュレータを備えている。
そして、この点を懸念する向きもある。Apple 関連情報サイト『The Unofficial Apple Weblog』は、パフォーマンスを正確に
測定する上で、同シミュレータがあまり適していないと指摘した。TUAW の執筆者 Erica Sadun 氏は、次のように述べている。
「同シミュレータで完全に動作し、バグ取りが完了したように見えても、実機ではうまく機能しなかったり、クラッシュする可能性
がある」
http://japan.internet.com/allnet/20100323/11.html