米comScoreが米国時間2010年3月22日にまとめた調査結果によると、米Appleのタブレット型コンピュータ「iPad」を知っている
インターネット・ユーザーは65%で、米Amazon.comの電子書籍リーダー「Kindle」の認知度と同様だった。今後3カ月以内の購入を
検討している人は、iPadが15%、Kindleが14%だった。
iPadを所有した場合に最も使いたい機能を尋ねたところ、首位は「Webブラウジング」(50%)、2位は「電子メール」(48%)だが、
「書籍を読む」(37%)や「新聞/雑誌を読む」(34%)といった電子書籍端末としての機能にも高い関心が集まった。
そのほか、使いたい機能として「音楽の再生」(38%)、「アドレス/連絡先情報の保存」(37%)、「動画視聴」(36%)、
「写真の保存と閲覧」(35%)などが挙げられた。
Appleの「iPhone」や「iPod touch」をすでに所有しているユーザーは、電子書籍端末での新聞や雑誌購読に積極的で、52%が
購読料を支払っても良いと考えている。非所有者ではその割合は22%にとどまる。また、電子書籍端末ユーザーのうち過去3カ月に
電子書籍にかけた金額が60ドル以上だった人の割合は、iPhoneまたはiPod touch所有者では50%だが、非所有者では24%だった。
電子書籍端末に対する消費者の関心度は全体的に高く、iPad、Kindle、米Barnes & Nobleの「Nook」、ソニーの「Reader」、
韓国Samsungの「Papyrus」の5製品について、58〜69%のインターネット・ユーザーがオンラインで調べた経験がある。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20100323/346103/