米半導体企業Marvellは3月18日、99ドルの安価な学生向けタブレットPC「Marvell Moby」の試作機を発表した。
教育分野向けに同社のプロセッサを搭載したタブレットを提供する取り組みの一環という。
MobyはMarvellのARMADA 600プロセッサを搭載し、1080pフルHD動画再生機能、Wi-Fi、Bluetooth、FM、GPS、3Dグラフィックス機能、
Flashサポートなどを備え、AndroidやWindows Mobileに対応する。電子書籍を読むこともできるため、学生は重い紙の教科書を持ち歩かず
に済むとMarvellは述べている。Mobyのサイズと重量は構成によって異なるが、平均的な教科書の半分以下の重さという。また同社は
デジタル版教科書の利点として、常にアップデートできる点や、紙の教科書より安価な点も挙げている。
Marvellは近くワシントンD.C.の公立学校と協力して試験導入プログラムを実施し、Mobyを生徒に支給するとしている。
Marvellは開発途上国の子供向けに安価なPCを提供するOne Laptop per Child(OLPC)プロジェクトのスポンサーでもある。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/23/news008.html