米国電気電子技術者協会 (IEEE) によると、Microsoft は2009年にソフトウェア業界で最も多くの特許を獲得し、特許資産評価で
3年連続の首位になったという。
昨年認められた特許件数は2918件で、Microsoft はソフトウェア関連特許の大半を占め、他社を圧倒した。同分野で次に件数の
多かったのは SAP で388件だった。
Microsoft の特許顧問責任者 Bart Eppenauer 氏は、18日に投稿した『Microsoft On the Issues』の Blog 記事で、次のように
語った。「今年も当社の特許資産が、ソフトウェア業界で最も強力だという評価を得た (中略)『IEEE Spectrum Patent Scorecard』
で当社は3年連続の首位になった」
一方「コンピュータ システム」という別の分野では、IBM の評価が最も高く、昨年取得した特許件数は4916件で Microsoft を
凌ぐ数だ。
多くの大手ハイテク企業と同様に、Microsoft は数年前から目録に記載するため、可能な限り多くの特許を確保する取り組みを
始めた。企業は様々な目的でそれらの特許を利用している。たとえば競合他社や、「パテント トロール」と呼ばれる企業に対抗
する防御策だ。パテント トロールとは、特許を買い取り特許侵害で他企業を訴える企業を指す。
皮肉にも言えることは、Microsoft が多くの特許を取れば取るほど、特許侵害で同社を訴えようとする企業も多くなるのが予想
される点だ。一例を挙げると、同社は VirnetX が保有する特許を侵害したとして提訴され、16日に賠償金1億575万ドルを支払う
よう命じる評決を受けた。
http://japan.internet.com/webtech/20100323/10.html