米Appceleratorは3月8日(米国時間)、オープンソースのアプリケーション構築プラットフォーム「Appcelerator Titanium 1.0」
の一般提供(GA)を開始した。HTMLやJavaScriptなどを用いてモバイル/デスクトップ向けアプリケーションを開発できる。
TitaniumはHTML、JavaScript、Python、Ruby、PHPなどのWeb技術やスクリプト言語を使ったアプリケーション開発を行うため
のフレームワーク。iPhone/AndroidアプリケーションやWindows/Mac OS X用のデスクトップアプリケーション開発に対応する。
同様の技術にAdobeの「AIR」があるが、TitaniumはアプリケーションのサイズがAIRの10分の1程度と小さいのが特徴としている。
iPhone/Android向け開発では、iPhone SDKやAndroid SDKを利用したアプリケーションと同等の性能レベルを実現、カメラや
地図などOS固有機能へのアクセスにも対応する。100を超えるUIコンポーネントがあらかじめ用意されているほか、2D/3D
アニメーション機能や高度なデータ処理、メディアプレゼンテーション機能などをも搭載する。
AppceleratorはGA版公開と同時に、サポート付きの有償版「Professional」も発表、オープンソースの無償版「Community」と
ともに展開する。開発者コミュニティ「Developer Center」も開設している。
無償版は同社Webサイトよりダウンロードできる。
http://sourceforge.jp/magazine/10/03/11/0427218