東京証券取引所は1月4日、富士通の協力の下、次世代株式売買システム「arrowhead」の本番稼働をスタートしたと発表した。
同システムは、5ミリ秒の注文応答時間、3ミリ秒の情報配信スピードを実現する。
高速性としては、売買・市場情報の両面においてミリ秒レベルのスピードが達成されており、また信頼性を実現すべく、注
文・約定・注文板などの取引情報を3重化したサーバ上で処理している。
拡張性については、常にピーク値の2倍のキャパシティを確保し、必要に応じて1週間程度で拡張が可能な状態にある。
稼働時点では、過去のピーク値の約4倍のキャパシティが確保されている。
同システムは主に富士通のハードウェアとミドルウェアで構成されており、サーバに富士通製IAサーバ「PRIMEQUEST」、
OSにRed hat Linuxが採用されているほか、新たに開発された超高速データ管理ソフトウェア「Primesoft Server」が組み込まれている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/04/004/index.html