【著作権】アーシュラ・K・ル=グウィン氏、Googleブック和解を「悪魔と取引」と批判(09/12/25)
「ゲド戦記」で知られる作家のアーシュラ・K・ル=グウィン氏が、Googleブックをめぐる和解を不服として、米作家組合を
脱退したことが分かった。
同氏は米作家組合がGoogleによる書籍の電子化を認める和解を交わしたことを「あなた方は悪魔と取引することにした」
と公開書簡で批判している。同組合が作家の権利を守ってくれることに感謝して、多額の会費を払ってきたが、Googleとの
和解はそれを裏切る行為だと述べている。
同氏は、米作家組合は脱退するが、Googleの書籍電子化に反対している米著述業組合などの団体にはこれまで通り
加盟を続けるとしている。
同組合はこれを受け、グウィン氏の脱退は残念とコメントしている。Googleとの和解については、「デジタル・オンライン技術
と従来メディアが出会うと、たいていは従来メディアが略奪されることになる。時には、建設的な形で関与することが、唯一の
現実的な解決策になる」と擁護している。「Googleとの和解は作家にとってプラスになる。絶版書籍や、今収入を生んでいない
書籍から収入を得る新たな道が開かれる」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/25/news060.html
闇の左手
ペド崎息子という悪魔と取引した時点で天国には行けまいよ
紙媒体の出版業界vsインターネット
作家の方は媒体は何でもかまわない
羊皮紙、竹簡は紙の発明で紙に切り替わった、今度はインターネットに切り替わる
作家に無断でGoogleは全文掲載できるの?
6 :
◆GacHaPR1Us :2009/12/26(土) 00:55:04 ID:bvnrpVCs
>>5 たしか、それについて云々してる真っ最中なんだが、
各個撃破されてるところなので、ル=グィン母さん怒ってるわけだ。
なるほどまだ決まった訳じゃないのね
権利が侵害されてるならそれはおかしいことなんだからやめさせれば良いのに
訴訟で適当に和解って未だにあんまり好きになれない手法だわ
8 :
◆GacHaPR1Us :2009/12/26(土) 01:02:21 ID:bvnrpVCs
アメリカには再版制度がないので、絶版書籍や個人出版に近い形の出版物、
あるいは大手出版会社の意向に沿わないジャンルなどの出版物が排他される傾向がある。
それについては日本でも多く見られるが、特にアメリカでは小規模出版会社が
恐慌のたびに大手出版会社に吸収され、寡占に近いカタチに集約されやすい傾向もあったわけだが、
インターネット以前においては、非常に有能な編集者や作家が個々の能力によって
これを打破してきたわけだが、インターネットの普及はこの才能や能力の集約が出版に向かない方向に
進みつつあり、この結果、これまで出版業界のモラル・バランスが崩れつつあるわけだ。
Googleの電子書籍化はこの間隙に一石を投じる問題であり、これに対して安易な妥協をした、と
女史は怒ってるんだろうな。
9 :
◆GacHaPR1Us :2009/12/26(土) 01:13:57 ID:bvnrpVCs
あと、クダンの米作家組合の言い逃れ方も典型的なモノでさすがは作家崩れなだけはあると。
ようは販路が増えるから作家にとっても有利じゃないか、と言いたいわけだ。
ただし、そこに「売れてる本」と「売れてない本」とは別に、あたかも「優良な本」と「悪弊な本」とが分けられるかのような
ニュアンスを含ませるところなんか、なんだ、いつもの手じゃないか、と言いたくなる。
日本SF作家協会のヤツバラもそうだが、選民思想ってのは作家の持ち味なんかね?
紙の出版物はインターネットに対して競争力が無いんだよ
特に少部数は紙媒体は非効率すぎる
あとね
無能な出版業界の被害者は著作者なんだよ
加害者である出版業界が著作者の為に戦うとホザいているのがひどい話だ
本来なら出版業界が自ら電子化を進めていて然るべき
出版業界が無能だから代わりにGoogleが始めた
米作家組合はたぶん著作者側の組織なんだろうね、米著述業組合は無能な出版業界側
11 :
◆GacHaPR1Us :2009/12/26(土) 01:23:17 ID:bvnrpVCs
この記事だけでそこまで判別できるとは、作者の本意にない意図を読み取る能力に長けた読者なのか、
ないしは、ただの馬鹿まるだしかのどっちかだな。
本っていうのは「モノ」なんだよ。内容そのものも版を重ねるにつれて、時代の影響を受けていくため
初版には初版の意味がある。なによりも、読者が欲しいのは手にし、カタチとしての「本」なのであって
そこに書かれてる「作品」は文字、フォント、装丁、挿絵含めての作品なのになんでそーなるんだよ
単純に、アメリカ以外でも売れるル・グインと、
殆どがアメリカ国内でしか商売して無い、大抵の作家との、利害の差。
フランスその他、世界中の作家団体がgoogleにブチ切れてるのと同じで、
アメリカで絶版状態として扱われても、海外で本が売れる連中が、
今回の和解でダメージ負う可能性があるので、怒ってる。
この場合の海外は、アメリカ以外と表現すべきだったか。
14 :
◆GacHaPR1Us :2009/12/26(土) 01:35:00 ID:bvnrpVCs
>>12 レムもそうだったけど、結局、エージェントの差なんだよな。
それは国内限定の市場に限っては編集者、となるわけだが
スキャン代60$と、幾ばくかの広告費で、本をタダでばらまかれるんじゃ、
そりゃ売れてる作家程、そんな話には乗りはせんわ。
>>12 それはCDとレコードの話と同じ
紙より便利で高効率な媒体=インターネットが登場した
(文庫本と同等以上の携帯性の端末の出現をずっと待っていた、本はモバイル性も重要な特質)
著作者はインターネットの方を選択する方が得になるのは間違いない
困ってるのは技術革新から落ちこぼれた出版業者で滅ぶべき存在
出版業者は威張れるほど著作権料を払っていない
最も低コストで出版できて他より多く著作権料を払える電子出版社が勝ち残る
それがGoogleであるとは思わないけど方向性は合ってる
正解をみつけるのにまだ何年もかかるけどやらなきゃ始まらない
iPodの出現でCDの価値が大暴落している事も言っておくね
メディアの世代交代の最終段階はエンドユーザーの持つ端末
アーティストは最も効率の良いメディアを選ぶ
幸い音楽業界は音楽業界自身が技術の進歩に追いついてるので出版業界ほどの混乱は無かった
>>5 特に反対がなければ掲載しますよ、だったような
つまり、作家が気づかなければ無断で掲載される
>>16 でも電子媒体って自由にメモ書きは出来ないし
いろいろ劣ってる部分もあると思うよ
小説とか読むだけの要素ならまだいいけど
メモ書きできるよ、っていう反論はなしな
>>16 > 紙より便利で高効率な媒体=インターネットが登場した
本で重要なのは、紙ではなく文章なんだよ。
効率的になったのは、文章を記録する媒体の話であって、
文章そのものを作る行為は、なにも効率的になっていない。
本の作者などにとってみれば何関係ない話してんだってこと。
売らなければ関係ないんだけど、売文業だからね。
本当に関係なければ無視すればいい。
財産権を侵害されたと思うから抗議している。
>>20は非合理的な屁理屈。
単に、払うもの払わなきゃ、ただの搾取だから、作者が切れるだけ。
搾取されて泣き寝入る程、エージェントついてる米の作家連中は甘くない。
googleだからと特別視してもらえる時期は、もう終わってる。
しかし大物はさすがに腰が重いね。
一年くらい声明が遅いんじゃないかね。
まあ今回脱退するから大きく取り上げられたんだろうけど。
>>20 本といえば手書き手作りの写本だった時代と
大量印刷というシステムが根を張った時代とでは、作者とその作品をめぐる状況は
大きく変化してる。文章をどういう形で伝達するかという問題と無縁ではいられない。
文句言われたら削除してやるよって考えが終わってるな。
言われなきゃ贈与税払わない総理と同レベル。
>>25 マイクロソフトはMS Wordのコード盗用訴訟でそういう対応したが?
メディアとは入れ物である
入れ物としての価値=ハードカバー、レコード
中身が欲しいだけ=文庫本、iPod、新聞
壁画、石碑->羊皮紙、パピルス->紙->デジタル->インターネット
パニクったメディア屋が著作者を人質にして時代の流れを止めようとしている
出版業界はGoogleに先を越されて慌てているだけだし、時の流れは止まらない、逆行もしない
Googleは基本的には出版社が飼い殺しにしていて世に出さない出版物から手をつけた、出版社の怠慢を突いたわけ
放置していたら完全に忘れ去られ消滅してしまう本を救う
>>26 規模が違いすぎる。
いったい何万人の作者が
被害を受けたのだろうか。
Wordを使ってる人間の方が少ないって?
馬鹿は死ね
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 11:31:31 ID:m3715VP3
GoogleのDBを完全公開してくれれば誰も文句言わないとおもうな
>>29 誰が使っている人の話をした?
馬鹿じゃねーの?
権利侵害された人の話をしてんだよ。
ほんとに馬鹿だなお前。
>>30 Googleは金になる部分のソースは公開しないよ。
検索エンジン。広告システム。gmail。
>>32 GPL原理主義者?
ソースを公開する必要は無い
GPLよりiPhoneの方がはるかにオープンなの分かってる?
隠すべき所は隠せるから大胆なオープン化が可能
クラウドも同じ話
度を越した露出狂はクローズドになってしまう(GPLにはGPLの役割がある)
>>31 馬鹿は死ね
Wordに組み込まれたコードが他社の権利侵害だったんだよ
>>33 これは有名なコピペなの?
> GPLよりiPhoneの方がはるかにオープンなの分かってる?
なんなのこれw
いやなんでGPLとiPhoneを比べてるのかなと。
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 15:31:42 ID:m3715VP3
ソース公開する必要がないように、自分の作品を
Googleに勝手にスキャンされる必要もない。
いやスキャンするのはGoogleの勝手。
それを公開するかどうかの問題。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 15:51:11 ID:m3715VP3
じゃ、他の人に公開しないからGoogleはDBに
アクセスできるようにするべきだな。
見られたくなかったら印刷して売るなよ
会員制クラブでも作ってその場で原稿を見せろ
お前には共産圏がお似合いだ。
オマエの方がお似合いだろ
自由競争を妨げるな
スキャンするのは個人ならともかく、企業だとgoogleでもアウトじゃねえのかな。
まして、ビジネスにしようと動いてるのまる見えだから、
フェアユースにもならないし。
スキャンするのは問題ない。
googleの目的はスキャンしてタダで配ることじゃない
出版社や原作者に原稿を差し出させてgoogle自体が巨大なネット雑誌になることが目的
日本の法律は、自分で使用目的のために一部をコピーするのはOKでも
他人に頼んでコピーしてもらうのはだめなんだよな。
だからコピー機をおくことはできても
コピーしますよサービスはやっていない。
他人のためにコピーしてやるのは構わないが、
コピーすることで金を取ってはいけない。
複製権の侵害。
googleが会社でスキャンするのは
どう考えても私的使用ではないだろうからな。
スキャンは違法ではない
制限無し
金儲けは悪ですか?w
これから紙の本が廃れ電子化に移行するのが規定路線なのにまだ理解できないバカ者達が騒いでる
文句言ってる暇は無い、Googleに遅れを取るな
一番乗りすればたぶん幸せが待っている
昔役所がほざいていたペーパーレスなんて夢物語じゃない、本当のペーパーレス化はこれから始まる
>>41 この程度かよ。
公開もしないDBから情報だすなよ。LANで社内でやっとけばいい。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 00:12:02 ID:y0KQO8ui
アーシュラ・K・ル=グウィンって共産系の思想かと思ってたけど、
やっぱり権利と金は大事なんだね。
>>50 スキャンってようするに複製行為だぞ?
コピーと同じこと。
複製権の侵害になる。
>>54 Googleの金のなる木(検索エンジンや広告システム)は
オープンにしてないからな。結局クローズドで稼いでる。
>>55 複製権は財産権だから、
社内で特定の目的に利用する分には問題ない。
例えば単語の利用頻度の解析など。
コピーして食堂に配ったりしたらまずいが。
権利者の財産権を害さない複製は一校に問題ない。
「複製」という言葉を常識に当てはめて理解せずに、
著作権法にどう書かれているか理解するべき。
ただし施されている複製防止機構を外すことは、
財産権を害したかどうかに関係なく違法。(e.g. DVD)
これも著作権法に明記されている。
> 複製権は財産権だから、
> 社内で特定の目的に利用する分には問題ない。
社内なら違法コピーが許されると考える人がいるようでw
コピーじゃなくてスキャンね。
同じことなんだがw
つまり、行政でもなんでもないGoogleの
スキャンはだめってことか。はっきりしたな。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 07:33:40 ID:WOC4hS/0
パヤオに騙されたので学習したか
>>57 その説明だと、Googleはスキャンした本をオリジナルとして
所有してないとまずいよね。
Googleは原本を所有してないという気がするのだがどうなんだろうか
Amazonは本ごとにちゃんと許可を取っているからね。これは合法。
Googleの場合は、許可とらずに勝手にやった。
当然アメリカで訴訟を起こされたわけだが、一応和解した。
スキャンに関してはしていいこととなった。
Googleと訴訟を起こした当事者とで和解したのならいいと思うかもしれないが、
問題はここからでなんとスキャンOKを出した当事者以外の人のものでも
スキャンしてOKになってしまった。
GoogleとAさんが争っていて、AさんがOKをだしたら、
BさんもCさんもDさんもOKを出したってことだ!
意味が分からないだろう?
そういうわけで、知らない間に勝手にOKだしたことにされてしまっているわけ。
それもアメリカの訴訟の話なのに、それが全世界適用される。
アメリカは世界の中心か? Googleは独裁者か?
グーグルを擁護してる人が、全然ググらんで、出鱈目書き続ける不思議。
そもそも擁護の根拠が日本語に超訳された説明文だろ。
裁判はUSで行うわけで、日本語の超訳テキストに何の根拠も
ないのに、利益が出るだの何打のって・・・。