【OS】「すべてはクラウドの中に」――Google幹部、Windows 7発売日にChrome OSを語る(09/10/23)

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1 ◆amidaMovTg @あみだくじψ ★
 GmailやGoogle Waveのような複雑なWebアプリケーションが、Chromeブラウザ普及への道を開く――米Googleの幹部はこのように語った。
Chromeブラウザは2008年9月にリリースされて以来、3000万人を超えるアクティブユーザーを獲得している。

 リッチなWebアプリケーションは、今後登場するChrome OSの採用も促すと、Googleの製品管理担当副社長サンダー・ピチャイ氏は10月22日
にWeb 2.0 Summitで語った。

 同氏はChromeブラウザを、Chrome OSプラットフォームを基盤とする現代のリッチWebアプリケーション向けOSと表現している。Chrome OSは
基本的に、新しいウィンドウシステムを備えたLinux上で動くChromeだ。Chrome OSを搭載したNetbookなどのデバイスのユーザーは、ソフトを
PC上でインストールしたり、調整したり、メンテナンスする必要はないという発想だ。

 Web 2.0 Summitの司会を務めたティム・オライリー氏はピチャイ氏に、Chrome OSはWindowsと衝突するのかと尋ねた。いずれのOSも
Netbookへの普及拡大を目指しており、この種のPCはWebアプリケーションの利用に特化しているからだ。NetbookではWindows XPが
主流のOSとなっている。

 ピチャイ氏は笑ってかわし、業界は「再びパーソナルコンピューティングの大きな革新を求めている」と答えた。ブラウザとOSはChromeと
Androidに刺激されて現代化が進んでいると同氏は語った。

 「現在、ブラウザはOS上のアイコンに固定されている」と同氏は言う。「それをひっくり返したい。自分の行動を見ると――ここにいる多くの
ユーザーもそうだが――ほとんどの時間をWebで過ごしているし、Webで過ごす時間は増えるだろう。Googleの社員はかなりGoogle Appsを
使っているため、ブラウザの周りのプログラムはまったく開かない」

 同氏はまた、Chrome OSはキーボードとタッチパッドを搭載したほかの折りたたみ型デバイスにも搭載されるだろうとの予測を示したが、
それ以上詳しくは話さなかった。

 Chrome OS搭載のNetbookは2010年に登場する見込みだ。GoogleはWindows XPでNetbook市場の96%を握っているというMicrosoftに
挑むことになる。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/23/news059.html