Microsoft の新 OS『Windows 7』の発売が22日に迫っている。現行 OS『Windows Vista』登場時は、企業導入の行き詰まりが
問題となったが、今回は心配なさそうだ。
Windows の新版やアップグレード版に対応するために、ハードウェアやソフトウェアを更新しなければならないという話は、
昔ながらの問題だ。しかし今回、その問題はさほど深刻ではないようにみえる。
IT ソリューションを手がける Softchoice が発表した新しい調査結果によると、Windows Vista 発売時の2007年初頭、
同バージョンを使う上で最小限のシステム要件を満たした企業内パソコンは、わずか半数に過ぎなかったが、現在、
企業内パソコンの88%が Windows 7 の動作に必要な最低要件を満たしているという。
さらに、現在企業内で稼働中のパソコンの約65%が、Windows 7 の動作に「最適」な推奨システム要件を満たしているという。
Softchoice のサービス開発マネージャ Dean Williams 氏は、声明の中で次のように述べた。「企業は、所有するパソコンの
ごく一部について、強化のために若干の作業を行なわなければならない。しかし程度の差こそあれ、Windows 7 配備の障害
となり得る要件上の問題は、パソコンの自然な更新サイクルを通じて解消された経緯がある」
Windows Vista 発売当時、同 OS に対応可能なパソコンが十分な数に達していなかったため、企業内での Windows Vista
導入が遅れた。その後、企業の設備更新サイクルによって、Windows Vista 運用に支障のない性能のマシンが職場に増えた。
「Vista 登場時の状況と比較すると、完全に様変わりした」と Williams 氏は述べている。
http://japan.internet.com/busnews/20091019/10.html