Windows 7の起動時間はWindows Vistaよりも42%遅い94秒――10月8日、
米国のPCチューンアップ・ソフトウェア開発会社がこのようなテスト結果を発表した。
「Windows 7の起動はVistaよりも高速」とのMicrosoftの主張を覆すテスト結果を発表したのは、ロサンゼルスに本拠を置くiolo Technologies。
ioloによれば、新品のマシンでOSの起動時間のテストを行ったところ、Vistaが66秒だったのに対してWindows 7は94秒で、
Windows 7のほうが42%遅かった。
ただし、これはioloの基準に基づき、マシンがきちんと使用可能な状態になるまでの時間を計測した結果である。
「Windows 7でデスクトップが表示されるまでの時間は約40秒で、一見するとVistaより起動が速いように見える。
しかし、プロセッサへの負荷が低減し、コンピュータが“完全に使える状態”になるまでの時間を比べると、
Windows 7のほうが遅いことがわかった」(同社)
ioloでは、Windows 7の起動時間が使用期間に応じて遅くなることも、同社のテストで示されたとしている。
Windows 7をインストールした新しいコンピュータに複数の一般的なアプリケーションをインストールしたところ、
ioloが言うところの起動時間は2分34秒と、64%長くなった。
より長期的なスパンで見ると、Windows 7の起動時間はさらに伸び、
2年間使用すると起動時間が330%以上も遅くなるとのシミュレーション結果が出たとしている。
http://www.computerworld.jp/topics/win7/164329.html