http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=RS2039857420082009 Googleが「Google Book Search」をめぐる訴訟で書籍の著作権保有者と和解したことに対し、
新たな反対の声が上がっている。和解の当事者たちは「強引に和解案を押し通そうとしており、
多くの著作権者は事態をまったく把握できなくなってしまうはずだ」というのが、その主張だ。
Googleの壮大な書籍デジタル化プロジェクトを非難する者は多いが、The New York Timesによると、
Scott Gant氏も和解に反対して近々その仲間入りをするらしい。法律事務所のBoies Schiller & Flexnerに
勤める弁護士のGant氏は、すべての著作者をひとまとめに扱うために集団訴訟という訴訟形態が
利用されていることを懸念する著作者の1人として、独自に行動しようとしていると語る。
2005年、出版社と著作者を代表する複数の団体が書籍デジタル化プロジェクトをめぐってGoogleに対し
訴訟を起こし、訴訟は集団訴訟と認められた。つまり、Googleとこれらの団体が2008年に和解した際、
絶版になったが著作権法でまだ保護されている書籍の著作権を保有する出版社と著作者は、
書籍デジタル化プロジェクトに参加したくない場合には、和解案から離脱する意向を表明する必要があった。
その期限は2009年9月に迫っている。