2009年の世界PC出荷台数、前年を下回る見込み

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★
PC業界にとっては異例の現象として、2009年の世界のPC出荷台数は、2008年の
出荷台数を下回ることになりそうだ。

実のところ、世界のPC出荷台数が前年を下回るのは、IT業界が急速に失速した2001年以降では
初の事態になると、iSuppliの調査は明らかにしている。米国時間7月14日に発表された
iSuppliのリポートによれば、2009年の世界のPC出荷台数は2億8730万台と予測され、
2008年に記録した2億9920万台と比較して、4%の下落率になるという。

すでに当初から、2009年の出荷台数に大きな期待は持てないと考えられてきており、
iSuppliは、前年比0.7%増の成長を見込んでいたものの、その予測をも下回る結果に
終わりそうである。過去8年の間、PCメーカーは前年を上回るペースで出荷台数を
記録してきており、今回の落ち込みは異例の事態であると言えそうだ。iSuppliの
アナリストであるMatthew Wilkins氏は、「たとえ振るわない年であっても、これまで
PC出荷台数は、1桁台のパーセンテージポイントで前年比増は維持してきた」と述べている。

2009年の落ち込みの最大要因としては、デスクトップPCの衰退が挙げられる。
2009年のデスクトップPCの出荷台数は、前年比18.1%減に終わると見られ、ノートPCの
人気が高まってきているのとは対照的である。2009年のノートPCの出荷台数は、
前年比12%増に達する勢いで、年間を通じてでは初めてのこととして、デスクトップPCの
出荷台数を上回ることになる。
(後略)

*+*+ ZDNet 2009/07/15[08:56] +*+*
http://japan.zdnet.com/news/hardware/story/0,2000056184,20396678,00.htm